☴47〕─1─閔妃と朴槿恵。精神の病の根は深い。2017年~No.235No.236No.237 @ ⑱ 

呆れた哀れな隣人・韓国 (WAC BUNKO 248)

呆れた哀れな隣人・韓国 (WAC BUNKO 248)

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 関連ブログを6つ立ち上げる。プロフィールに情報。
   ・   ・   {東山道美濃国・百姓の次男・栗山正博}・  
 朝鮮の「恨」と「怨」の精神文化を支えるが、儒教朱子学とシャーマン・占い師の文化であった。
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 朝鮮と中国は、人が支配する世界として、災難は人間の欲得で生まれ、社会に調和と秩序をもたらす為に儒教を取り入れた。
 不寛容な上下関係と厳格な男尊女卑の息苦しい儒教社会で虐げられた下層民や女性は、救いをシャーマンや占い師に求めた。
 自然が支配する日本では、中国生まれの教条的な儒教でも朝鮮生まれの妄想的なシャーマン・占い師でも数多く発生する自然災害の一つとして解決できなかった。
 日本を繰り返し襲う数多くの自然災害に対して、人間が作り出したモノ、宗教であれ、イデオロギーであれ、科学技術であれ、全てが無力であった。
 重要なのは、被害を最小限に食い止め人々を救う為の、現実的な宗教でありイデオロギーであり科学技術であった。
 本来、日本には、高額な霊感商法も神秘的な風水なども馴染まなかった。
 日本の多発する自然災害には、人間の思惑などは通用しなかった。
 難行苦行で偉大な霊力を天もしくは神・仏から授かったと豪語しても、日本の甚大な被害を引き起こす数多の自然災害には無力であった。
 そこが、日本と中国・朝鮮との決定的に違う所であった。
 そして自立した日本天皇が、天帝の命を受けた天子・中華皇帝と中華皇帝に認可された臣下・朝鮮国王と違う所でもある。
 日本が、中国・朝鮮に比べて優秀だった訳ではない。
 自然災害多発国日本が、国體・天皇制度を維持しつつ政体のみを変更しながら存続できたのは、政治の場からシャーマン・占い師を排除し、神仏を敬い尊んでも遠ざけ介入させなかったからである。
 伝統的政教分離の原則から、日本天皇を政治権力と宗教権威を持つ政治指導者とはせず、政治権力も宗教権威も剥奪して冒しがたい「第三の威徳」のみを認めたからである。
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 2017年1月号 SAPIO「櫻井よしこ呉善花対談
 ……
 呉 私には今の韓国の姿が朝鮮王朝末期の閔妃(ミンピ)の頃に重なって見えます。閔妃は占いが大好きで、頼れる者は占い師しかいない。そのために莫大なお金を使い、財政難に陥ると民衆から税金を大量に徴収したために、農民の怒りが爆発した。しかし宮廷に少数の軍人しかいないので、閔妃は中国に頼りました。日本も居留している日本人を守るという名目で出兵し、日清戦争につながります。
 閔妃は清についたりロシアに寄ったり、一時は日本にも接近した挙げ句、朝鮮王朝は滅んでいきました。
 ……
 『韓国人として生まれたくない』
 櫻井 韓国の歴代大統領は引退後、死刑判決や有罪判決を受けたり、自殺に追い込まれたり、多くが悲惨な末路を迎えました。もちろん権力を利用して私腹を肥やしたにせよ、権力の座を降りたとたんに国民が手の甲を返す。これも韓国の民族性と関係があるのでしょうか?」
 呉 朝鮮王朝に取り入れられた朱子学の影響で、若々しく輝いているもののは従うけれど、廃れゆくものは穢れたものであり背を向けるという価値観が韓国人にはあります。死は穢れなので、亡くなった人が身につけていたものはすべて燃やします。日本のように形見分けという考え方はありません。
 歴史も同様で、前の政権のものはすべて壊してしまう。だから韓国には歴史的なものがあまり残っていないのです。高麗時代に栄えた仏教の遺跡も朝鮮王朝時代にことごとく破壊されて、発掘で出てくる仏像は壊されたものがほとんどです。
 櫻井 中国の易姓革命によく似ていますね。新しくできた王朝が歴史も全部書き換えてしまう。
 
 呉 そうです。金泳三・元大統領は日本的なものはすべて壊すということで、桜の木さえも『日本の匂いがする』という理由で伐採してしまいました。
 櫻井 そうやって歴史の連続性を失われると、どこに立脚点を置くべきかがわからず、自分たちの未来を描けなくなってしまうのではないでしょうか。自分たちが何者なのかがわからない。それで韓国人の人たち本当に幸せなのかと疑問に思います。
 呉 ですから韓国の人は韓国が嫌いなのです。2006年のアンケート調査では『生まれ変わっても韓国人として生まれたいですか?』との質問に『生まれたくない』と答えた人が67.8%もいました。日本の同様の調査では『日本に生まれてよかった』が94%ですから正反対です。
 ……」
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 2017年1月号 WiLL「閔妃ソックリ キツネが憑(つ)いた! 呉善花
 占い政治に翻弄された朴槿恵
 そういえば、朴槿恵の氷ついた微笑はこの世のものと思えない・・・
 シャーマン文化、韓国
 朴槿恵大統領が、霊との交流や予言・占いなどを行うシャーマン(巫女。韓国ではムーダンと呼ばれる。その多くが女性)のような女性、崔順實(チェスンシル)に国家機密を漏洩した、崔順實が国政に介入した、共に財団への出資を要求した、などの事実が発覚したため、韓国社会が大きく揺れ動いています。
 シャーマニズムは韓国の歴史文化に深く根付いており、特に女性にとってシャーマンの存在は非常に大きいのです。占いにしても日本のように遊び感覚でやるものではありません。
 韓国は古くからの儒教社会であり、伝統的に男権の強い男尊女卑社会です。儒教では占いなどは程度の低い迷信・呪術宗教だと排除されます。
 また、儒教社会は父系血縁の維持発展を目的としますから、女性に祖先を祀る資格はなく、そこでも長らく女性は排除されてきました。さらに儒教は徹底して現実主義ですから、宗教的な心の救いがありません。
 そういうわけで、儒教の教えの下では、女性には社会的にも精神的にも頼みとできるものがなかったのです。かつての韓国では『女性に生まれた時から不幸がやって来る』とも言われるほどでした。そうした社会状況が今なお消えてはいませんので、多くの女性はシャーマンや占い師などに依存していくことになるのです。
 韓国の大小さまざまな町に、シャーマン・占い師の店舗が密集する地域があります。ソウルでは明洞(ミョンドウ)地域がまさにそれです。シャーマン・占いは、韓国では一大産業だと言えます。
 お守りに韓国人女性はお金を惜しみません。たとえば、占い師から悪い予言(病気や事故、失恋など)を告げられるときは、通常は10万ウォン(約1万円)ほど、高いものでは100万ウォン(約10万円)もするお守りを買い、自分の身を護ろうとします。日本の神社のお守りは、せいぜい1,000円くらいでしょう。しかし韓国では、そんな安物のお守りでは効果があるわけがないと言われます。私はかつて日本に行くときに、『日本は地震が多いから』と家族から勧めで100万ウォンもするお守りを買わされたことがあります。高価なお守り身につけければ、それだけ、より安心・安全が得られるということなのです。
 韓国では風水も広く信じられています。そのため、家を建てるときには、方角や土地の善し悪しをものすごく気にします。お墓の風水もとても気にします。亡くなった者が風水のいいお墓に住み、それによって上位の霊界に行ければ、その家は繁栄するという考え方があるからです。
 家に不幸があったときは、必ずシャーマンか占い師を呼びますが、多くの場合『お墓の位置が悪い』と言われます。そう言われたら、すぐさまお墓の移転をするのですが、そのためには、大きなお金を費やすこともいといません。
 大統領といえども、朴槿恵は一般の韓国人女性同様に迷信深く、シャーマニズム信仰の持つ主だったことが、今回の事件で明らかになりました。いかにインテリでエリートであろうとも、迷信深いのは韓国人女性の一つの特性になっているとすら言えるのです。
 100年前と変わらない
 一国の大統領がシャーマンの助言を聞いて、国政を動かすとは、他国の人たちからすると考えられないことかもしれません。しかし韓国の歴史には、朴槿恵大統領と同じような女性のいたことが知られています。李氏朝鮮第26代王・郄宗の妃閔妃(1851〜1895)がまさしくそうでした。
 李氏朝鮮末期に国力は衰退し、経済も困窮状態にありました。そうしたときに西洋列強諸国が進出し、日本も近代化を強く求めました。そのような不安な社会状況の中で、閔妃は事あるごとにシャーマンの助言を受けていたのです。シャーマンを宮殿に住まわせ、頻繁に祭儀を行っていました。
 シャーマンは、先祖の代わりを務めてくれます。3日ほど、降霊の儀式を行うのですが、両親がいない場合、多くは亡くなった父親あるいは母親の霊がシャーマンに降りてきます。そのときにはシャーマンの声が変わり、さまざまな言葉を投げかけてくれます。
 閔妃の場合も、シャーマンが祖先の霊として語り、国政の判断を指示していました。
 閔妃は、北廟({ほくびょう}宮殿の北方にある)に王家直属の祭壇と祈?所を設け、このシャーマンを祭主として、王家の福運を祈?する祭祀を行わせるようにしたのです。北廟の祭祀は朝方と夕方に行なわれ、王族、閔氏一族、高級官僚たちが列をなして参加しました。宮中では、このシャーマンを王妃の守護神として崇敬(すうけい)し、彼女の大霊君と号されました。大霊君は、宦官や侍女をおさえて、宮廷内で最も重きをなしました。当時の国政の実験は、王妃親族の閔氏一族が握っていましたから、大霊君の託宣を受けた閔妃が、国王や国政に及ぼす影響には、絶大なものがあったのです。
 儀式はどんどん大規模化していきました。太鼓や鐘の音が、ソウル市中にまで聞こえたと噂されるほどでした。財政が逼迫状態にありながら、儀式には莫大な費用がかけられました。そのため、税関収入の一部が王妃夫のために支出され、閔氏一族が公然と銀貨を私鋳し、鋳造された銀貨は国庫に納められる前に、閔妃一族官僚の手で悪貨と交換されました。こうして閔妃一族は、国庫を窮乏化させながら、私腹を肥やしていったのです。こうした閔妃一族主導の政治に対して全国的な農民蜂起が勃発して日清戦争へ至り、後々の日韓併合への道を歩み出したのです。 
 閔妃の行き過ぎたシャーマンへの傾倒が、国を狂わせ、ついには国を滅ぼすことにまでつながっていったのです。現在の韓国の混乱も当時と、軌を一にしていると思わずにはいられません。
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韓国の風水師たち―今よみがえる竜脈

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