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・ ・ {東山道・美濃国・百姓の次男・栗山正博}・
2018年5月号・6月号 SAPIO「日本の戦略
対北朝鮮外交の『日本置き去り論』に反論する
安倍首相は『高みの見物』でよし
『今こそ日本には、朝鮮半島に関わらない戦略が必要』──
重村智計
電撃的な米朝首脳会談の決定を受けて、日本の『乗り遅れ』や『置き去り』を危惧する論調が目立つ。しかし、そうした声は日本と朝鮮半島の歴史を全く理解していないゆえのものといえる。
歴史が教えるのは、『朝鮮半島に軍事的、政治的に深入りすると、日本は必ず大失敗する』という事実だ。中国が必ず介入するからだ。
古くは660年、百済が滅びた後に著戦半島に介入した倭国(日本)は、白村江の戦いで唐・新羅連合軍に大敗を喫した。近世においては豊臣秀吉の朝鮮出兵が大失敗に終わったこともよく知られる。いずれも、中国の介入で大失敗した。
近代になり、〝朝鮮半島は日本の生命線〟との覚悟で臨んだ日清、日露戦争では勝利に収めたが、戦争は列強の干渉を招き、日本が国際社会から孤立する一因となった。その後の植民地支配もうまくいかず、日本は韓国と北朝鮮からいまも恨まれている。
逆に日本が参戦しなかった朝鮮戦争では、戦中も戦後も『朝鮮特需』という大きな果実で経済が潤った。
この戦争も中国の介入で膠着状態に陥り、米国の実質的な敗北で終わった。
半島国家である南北朝鮮はともに小国であり、常に周辺国を巻き込んで利益を得ようとする。
冷戦時代、北朝鮮は文化大革命下の中国から独裁体制を批判されるとソ連に接近し、デタント(緊張緩和)で米ソ関係が改善すると中国にすり寄った。冷戦終結後の90年代も、南北対話が上手くいかないと米朝交渉に向かい、それがダメなら日本に秋波を送った。
こうした『振り子外交』は北朝鮮のお家芸だ。周辺国に『乗り遅れ懸念』をまき散らし、自国に有利な状況をつくろうとする。
かつての日本は『乗り遅れ』と『置き去り』を怖れ、90年の『金丸訪朝団』をはじめ、渡辺美智雄氏(95年)、森喜朗氏(97年)らが競って北朝鮮を訪問したが、〝援助〟としてコメなどを奪われただけで日朝関係は一向に改善しなかった。これまた大きな教訓である。
……
『政治家の功名心』が餌食になる
『日本置き去り』論に警戒すべきもう一つの理由は、この機に便乗してカネ儲けを企む工作員(エージェント)の存在である。
彼らは〝外交素人〟の政治家に『私が平壌とつなぎます』『首相の訪朝を実現します』と巧みに取り入り、カネをせしめようとする。
日本の政治家は、与野党が裏で握って法案を通す〝国会対策政治〟に慣れ切っている。外交においても〝国対政治〟の感覚が抜けず、北系団体や運動組織にカネをバラまけば日朝交渉がうまくいくと考えてしまう。だから『北とつなぎます』と寄ってくるエージェントにコロリと騙される。
実際に民主党の野田政権時代、『拉致被害者を帰国させる』と売り込むエージェントが現れて、日本政府が訪朝のためのチャーター機を羽田空港に準備したことがある。最終的に北朝鮮サイドの合意が得られず実現しなかったが、この時、官房機密費から億単位のカネがエージェントに流れたと言われる。
北朝鮮の件なら日本政府はいくらでもカネを積むという話はソウルの脱北者の間では有名だ。
しかし、そもそも日本に金正恩と直接つながる個人や組織が存在すれば、とっくに機能しているはずだ。功名心や野心を抱える政治家ほど、この手の『詐欺師』にひっかかるので手に負えない。」
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日本の歴史において、孤独・孤立を恐れて「置き去り」や「乗り遅れ」を唱える者は国際情勢が理解できない無能者であり、亡国の徒の呪いの言葉である。
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日本民族日本人の祖先で、大陸や半島から渡ってきた人々は戦争難民で、平和な日本に帰化してからは大陸や半島を嫌悪し父祖の地への帰還する事を拒絶した。
日本は、中華世界(中国・朝鮮)と国交を断絶し友好関係を築かず、何ら保証のない自己責任の私的交易を続けている時が繁栄していた。
日本が、中国や朝鮮の内紛や内戦に関与しない時が平和であった。
日本が平和で豊かである為には、中国や朝鮮に近づかない事である。
政治も経済もそして国防も、全ての面で遮断し、干渉も介入も一切しない事である。
それが分からない日本人は、馬鹿であり、無能である。
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中国大陸や朝鮮半島から日本列島への人の流れはあったが、その逆はなかった。
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日本民族日本人の血の中には、中国大陸や朝鮮半島から逃げてきた戦争難民の血が色濃く残っている。
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日本民族日本人で、中国大陸や朝鮮半島に行ってみたいと思う「馬鹿」は皆無であった。
歴史的事実として、無知な「馬鹿」だけが中国大陸や朝鮮半島を目指した。
但し、縄文時代には縄文人である倭人=倭族は朝鮮半島南半分の沿岸部に住んでいた。
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真面な日本民族日本人は、天竺のインドやガンダーラに憧れていた。
日本仏教が目指した御仏の国・極楽浄土・天国は、中国大陸や朝鮮半島を越えたはるか遠くにあるインドやガンダーラであった。
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