☳24〕─1─アメリカ軍の老斤里(ノグンリ)民間人虐殺事件と興南撤収作戦。〜No.80No.81No.82 * 


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   ・   ・   {東山道美濃国・百姓の次男・栗山正博・   

 兵士の遺骨・遺品を埋めるアーリントン墓地。

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 韓国は、慰安婦や戦時労働者=徴用工問題で半狂乱のように日本に謝罪と賠償を繰り返し要求するが、自国民を虐殺したアメリカと国連、中国、北朝鮮に対して無言である。

 アメリカ人兵士で、韓国人を虐殺しても戦死すれば国の英雄としてアーリントン墓地に埋葬された。

 韓国は、韓国人を虐殺したであろうアメリカ人が葬られているアーリントン墓地に対して無言であり、同様に韓国人を虐殺した中国人兵士を顕彰している中国の無名兵士の碑に対しても無言である。 

 所詮、朝鮮・韓国の恨や怒は底の浅いつまらない感情に過ぎない。

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 1950年7月26日 老斤里(ノグンリ)事件。アメリカ軍による韓国民間人の虐殺事件。
 アメリカ軍と韓国軍は、混乱する韓国人難民達と一緒に南へ向けて敗走していた。
 北朝鮮軍が忠清北道の道都・大田市を占領した為に、大勢の韓国人難民が逃げ出した。。
 アメリカ軍は、忠清北道永同(ヨンドン)郡黄澗(ファンガン)面・老斤里(ノグンリ)一帯の住民約500人に「安全なところに避難させるから南下しろ」と避難勧告を出した。 韓国人難民達は、アメリカ軍によって老斤里にある京釜線の鉄橋に集合させられた。
 京釜線鉄橋付近にいた韓国人難民の中に、北朝鮮兵が混じっているとい噂が広まった。
 第25師団長ウィリアム・B・キーン少将は、「戦闘地域を移動するすべての民間人を敵とみなし発砲せよ」と命令を下した。
 アメリカ軍兵士は、上官の命令に絶対服従とし、個人的判断を捨て、虐殺命令を忠実に実行した。
 かっての、捕虜処刑を実行した日本軍兵士の様に。
 アメリカ軍は、韓国人難民達を路上防塁の所で制止し、鉄道路線に上がるよう指示して荷物を調べ、武器になりそうな芝刈り用のカマやノコギリを押収した。
 だが、所持から武器やその他の軍用品は発見できなかった。
 アメリカ軍兵士は、韓国人難民達を攻撃するよう無線連絡した。
 アメリカ軍のP51ムスタング戦闘機は,鉄橋の上にいた避難民をめがけて爆弾を投下して機銃掃射を始め、逃げまどう韓国人難民達を容赦なく殺した。
 韓国人難民達は、鉄橋下の暗渠(水路用トンネル)へ逃げ込んだ。
 アメリカ軍兵士は、暗渠から韓国人難民達を引き摺り出して、近くの大きな二本のトンネルに追い込んだ。(報告では「二本の鉄道橋」)
 アメリカ軍兵士達は、上官の命令に従い、トンネルの両側の出口に機関銃を据え付けて一斉射撃を加え、逃げ場を失った韓国人難民達を射殺して死体の山を築いた。
 アメリカ軍は、撤退するまで3日間留まり、逃げ遅れた老人や女子供を殺した。
 犠牲者は、約500人の内300人であった。
 米韓連合軍は、収監されていた1,000人以上の政治犯を軍命で処刑した。
 7月29日 山野に隠れていた韓国人難民達は、北朝鮮軍兵士の「米軍たちは後退しました.安心して出てきなさい」と呼び掛けで、安心して出てきた。
 アメリカ陸軍は、「アメリカ軍指令官が虐殺命令を下した証拠は何もなかった」と報告した。
 韓国軍は、戦争の勝利の為に、虐殺の物的証拠を消し去る工作を行った。
 韓国政府は、アメリカとの同盟関係を維持する為に、事実を隠蔽した事により共犯者であった。
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 アメリカ軍は、戦場で幾つかの虐殺事件を起こしていた。
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 アメリカのマスコミは、アメリカ軍による虐殺情報を否定した。
 アメリカの調査団は、国民世論の批判を恐れ、調査結果として「戦争中に偶発的に起こりえる不幸な事件」と曖昧な報告をした。
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 各地で虐殺事件を行ったアメリカ軍兵士が戦死すれば、アーリントン墓地に葬られた。
 政府高官や軍幹部達は、虐殺事件を行って戦死した兵士が眠るアーリントン墓地を参拝する。
 アーリントン墓地に葬られた虐殺事件当事者は、国際法に於いても、アメリカの法律に於いても、戦争犯罪者として有罪判決を受けていない未確定者である。
 靖国神社の戦犯者とは、そこが違う。
 よって、アーリントン墓地参拝は誰からも非難されない。
 それが、国際常識である。
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 1950年12月19日(〜24日) 興南撤収作戦。中国義勇軍の参戦で、中国・北朝鮮国境地帯から退却したアメリカ軍をはじめとする国連軍10万5,000人が、一般市民9万8,000人とともに興南の港に逃げ込んだ。
 アメリカ海軍は、艦船により海路南へ脱出する興南撤退作戦を開始するべく、国連軍と韓国軍の輸送船と戦車揚陸艦など193隻を動員した。
 海軍艦艇は、武器、弾薬、車両などを放棄して乗せられる限りの避難民を乗せた。
 アメリカの貨物船メロディス・ビクトリー号は、定員1,000人あまりの船に1万4,000人の避難民を乗船して港を出港した。
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 戦時中。下級兵士は、上官の命令に逆らえず連合軍兵士捕虜を虐待・惨殺した。
 東京裁判は、B・C級戦犯人に対して上官の不当な命令に逆らい、如何なる制裁を受けようとも虐待行為をするべきではなかったして、リンチ的縛り首の死刑を命じた。
 例え一人でも惨殺したり虐待していれば、弁明や弁護を一切認めず、問答無用として処刑した。
 アメリカ、中国、韓国・北朝鮮、ロシアなど諸外国は、戦犯として処刑された日本人を靖国神社で祀る事に反対し、靖国神社を参拝する事に猛抗議している。
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 アメリカ、ロシア・旧ソ連中国共産党政府、イギリス、フランスなど核保有の大国に対して、東京裁判ニュルンベルク裁判での「人道に関する罪」は問われる事は絶対にあり得ない。
 つまり。大国の指導者はおろか現地司令官も、命令で実行した兵士も、A・B・C級戦犯として裁かれる事はなく、有罪による死刑もない。
 彼らは、勝者として国連の常任理事国であるからである。
 国連の常任理事国には、如何なる犯罪行為を行っても免責される特権を持っている。
 日本が、常任理事国入りを希望しても入れないのはその為である。
 日本人が抱く国連主義とは、無知無能な理想主義であり、愚かな幻想・妄想である。
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朝鮮戦争の社会史―避難・占領・虐殺

朝鮮戦争の社会史―避難・占領・虐殺

  • 作者:金 東椿
  • 発売日: 2008/10/01
  • メディア: 単行本