☯10〕11〕─1─中華の歴史は、古代から儒教価値観で同じ様な事を繰り返している。〜No.22No.23No.24No.25 

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   ・   ・  {東山道美濃国・百姓の次男・栗山正博} ・   
 日本と中華(中国、朝鮮)は、幾ら話し合おうが、如何に親密に付き合おうが理解し合う事は不可能である。
 日本は、中華の事が理解できる。
 中華は、日本を理解できない以前に日本を理解したいと思ってはいない。
 中華に知日派は存在するが、彼らが日本を知ろうとするのは友好・善隣の為ではなく、日本を倒すべき敵と認識しているからである。
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 2019年6月20日号 週刊新潮「医の中の蛙  里見清一
 フレーフラー、お役人
 民間になんか行けるか
 ……
 悪企みする悪人の群れ
 ……
 受験競争は日本の専売特許ではない。昔から中華圏での『立身出世』は役人に取り立てられることで、中国では科挙があった。隋の時代から約1300年にわたって行われたこの官吏試験は、そもそもは家柄にこだわず優秀な人材を登用するために作られたという。
 中国の歴史を、多少の偏見をもって眺めると、科挙で任命された官僚と、宦官など宮廷での皇族側近との争いの繰り返しである。官僚は過酷な受験競争を勝ち抜いているから頭が固くて原則論を曲げない。皇帝はそういうコチコチの役人どもが自分の言うことを聞かないのに腹を立て、側近に傾く。ほぼこのワンパターンで、中国の皇帝というのはそろいもそろって学習能力がないのかと呆れるばかりの内部権力闘争が何度も行われ、最期に革命や外圧によって倒される。
 だとすると、我が国の官僚の人気がなくなっている、というのは、もしかすると宦官による政治に移行する兆しなのかも知れない。宦官はいないしても、側用人みたいなのは結構いそうな気もする。」
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 日本は地政学的に、古代から海の向こうの敵国がいつ海を渡って侵略してくるかと言う事に恐怖していた。
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 親日派知日派は、百済高句麗、古新羅渤海
 反日派・敵日派は、統一新羅、高麗、李氏朝鮮大韓帝国
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 ヤマト大王(後の日本天皇)・ヤマト王権(後の朝廷)による日本の統一は、中国大陸や朝鮮半島の侵略から日本を守る為に必要であった。
 外国勢力に味方する国内勢力や軍事支援を受ける恐れのある国内勢力を、如何なる方法を用いても排除しければならなかった。
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 日本は難民に移住大国として、朝鮮半島や中国大陸から大量の外国人難民が逃げて来て、各地に住み着いていた。
 外国人難民勢力には、天皇・皇室に、忠誠を誓い貢献する帰化人と忠誠を拒否して争乱を起こす渡来人の2派が存在していた。
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 国家、社会が安定しているかどうかは、商店・会社・企業の創業年数を見ればわかる。
 創業年数が古い商店・会社・企業が多いほど、その国・社会は安定している。
 全ての古い商店・会社・企業は、神道式神棚を持ち日本の神様を祀っている。
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 2019年7月号 WiLL「自由朝鮮の影に怯える金正恩 古田博司藤井厳喜
 米国は北朝鮮の内部を把握。習近平プーチンにすがる金正恩、最期は安倍に声をかけるしかない?
 『行き止まり廊下国家』の運命
 古田 北朝鮮のまわりで起きていることを観察していると、面白いことがわかってきたんですよ。
 藤井 ほお、どういうことですか。
 古田 朝鮮半島地政学的に『行き止まり廊下』です。外敵が来たら防衛することが難しい。だから、王が最初に逃げ出してしまう。
 藤井 セウォル号の沈没事故でも、最初に逃げたのは船長だった。
 古田 政治は家臣との力関係でシーソー・ゲームになる。家臣団は派閥に分かれます。その理由は主に長子相続ではないから。
 後継は王と家臣団の合議で決まり、王が裁可します。王が後継者決定の断を下さないまま死んだり、もっと有力な王子が王権を狙ったり、王が外勢とつるんで身の安全を図ったりすると、冷や飯を食わされていた家臣の派閥が活気づき、中央のアンダーグランドや地方で糾合する。それが別の王子や王孫をかついで叛乱を起こします。
 藤井 国が乱れやすい。
 古田 李朝(朝鮮)では、次の王位継承は王と家臣団の合議ですから、その時の有力派閥の家臣たちは弱い王を望むんですね、自分たちが楽にあやつれるように。
 藤井 王権が弱いですね。
 古田 これは外寇({がいこう}外国勢力の侵攻)が絡みやすい。豊臣秀吉の時に王が平壌ピョンヤン)に逃げて、そのどさくさに家臣たちが一番強い長男を避けて弟の方を勧めて通ってしまう。この15代目(光海君{こうかいくん})が王位につくと兄を配流して家臣に毒薬をもって行かせて自決させます。次に、王妃を幽閉します。ひどい話でしょ。
 そんなことをしているうちに、今度は清が強くなって王が密かにバランス外交を始めると、夷狄({いてき}野蛮人)と通じたというので別の派閥が活気づいて王孫を立てて反乱を起こします。こういうのを朝鮮語で『反正(パンジョン)』と表現します。これは『正しさに反する』という意味ではありません。『反』は『返』のことです。
 藤井 つまり、『正しさに返(かえ)る』ということですか。
 古田 勝ったもん勝ちの発想です。派閥争いに敗れ、不遇をかこつ家臣たちが謀議し、次の王を擁立しようと画策する。家臣は『文臣』と『武臣』に分かれますが、武臣は軍営を持っているので、結託したら一気に王城を囲みます。門を破って攻め入り宣正殿を占拠すると、自分たちが支持する王に政権を握らせる。で、前の王を殺し、周りの派閥を追放したり殺したりします。これが半島流の政権浄化の方法ですね。
 藤井 チャイナとは性格を異にしますね。
 古田 シナの場合は政権が腐敗し切る。その間に異民族が攻め込んできて、別の王朝を建てますが、結局腐敗し、また別の王朝が建つ・・・その繰り返しです。
 朝鮮は違います。王朝が500年続く代わるに、しょっちゅう『反正』が起こる仕組みなのです。それと『粛清』ですね」
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 日本の歴史は、繰り返す事がない。
 中華の歴史は、同じ様な事を懲りずに繰り返す。
 中国の歴史は、200年~300年の周期で王朝の成立と滅亡を繰り返す。
 朝鮮の歴史は、同じ様な権力闘争を繰り返す。
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 日本の歴史は、短期間の局地的な戦いは起きたが全国を巻き込んだ破滅的な殺戮は起きなかった。
 中華の歴史は、死体の山を築き血の池を作るような虐殺が長期間全土で起きていた。
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 日本と中華(中国・朝鮮)とは、根本的に違う。
 日本民族日本人と漢族中国人・朝鮮人とは、別系統のアジア人である。
 東アジア地域は、ヨーロッパのEUの様な一つにまとめる共通項・共通認識がないがゆえに、東アジア共同体は成立しない。
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 日本は、中華の中国や朝鮮とは根底から違うのである。 
 どう違うかと言えば、約2000年間にわたって血筋・血統、皇統を正統とする万世一系男系天皇家(直系長子相続)が存在しているからである。
 歴代天皇は、暦・元号を独自に定めて中華皇帝の臣下を拒否し、中華文明圏からの自立のために国風文化を生み出し、中華経済圏からの自律の為に独自の貨幣・通貨と度量衡を定めた。
 日本独自の暦・元号は、時の支配・時間の支配であると同時に、中華帝国からの独立宣言であり、国民・民族・庶民に対する統治方針・施政方針であった。
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 中華皇帝は、カリスマとリーダーシップを持った絶対的な強権君主であった。
 日本天皇は、カリスマは持っていたがリーダーシップを持たない相対的な神聖君主であった。
 それゆえに、中華皇帝は家臣や人民によって殺されたが、日本天皇は臣下や庶民に殺される事はなかった。
 そものも、尊皇派や勤皇派は身分卑しく差別され虐げられた下層民が大半であった。
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 現代日本は、知らないところで中国化・朝鮮化が進行し、静かに中国基準が浸透し始めている。
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 2019年7月号 WiLL「韓国人には想像できない存在  呉善花
 理解しがたい天皇の『権威』
 日本の天皇は素晴らしい存在です。2000年以上の長い歴史を持ち、日本人の精神性に深い影響力を与え、権威の象徴として尊崇を受けている・・・。世界広しといえども、天皇ほどユニークな役割を担っている存在はありません。
 朝鮮半島には、王という存在がいました。王は『権力』を持っています。その上で『権威』が備わります。ところが、天皇は『権威』だけを担っている。これは韓国人からすると、なかなか理解しがたいことなのです。文喜相(ムンヒサン)国会議長が『慰安婦問題の解決には天皇の謝罪が必要』と言って、日本から大反発を受けましたが、天皇の認識が誤っているからこそ出た発言に他なりません。つまり、『権威』の尊さを理解していない。さらに言えば、天皇には『権力』が存在していると思っているのです。
 韓国では『天皇』を『日王』と表現します。韓国人にとって『天皇』は『日本人の王』としかとらえていないのです。だから、その王が元慰安婦の女性たちの手を握って『申しわけありませんでした』と言えば、女性たちの不満は解消すれるだろうと考えている。文国会議長は知日派だと言われていますが、それでも天皇理解は実は底の浅いものだと言わざるをえません。日本人の天皇に対する尊崇の念の深さは、到底理解し難いことなのです。
 また、日本には『天皇』と同じく歴史と文化・伝統に根づいた風習や言葉がたくさんありあす。
 その一つが『形見(かたみ)』。韓国では『形見』という発想がありません。なぜなら、死者は悪霊として忌(い)み嫌われる存在。だから、どれほど高価な遺品であろうと、不吉なものとして、すべて燃やしてしまうのです。
 私が初めて来日したときも、この『形見』の風習を知って驚いたことがあります。ある女性が着ている着物を見て、『とても素敵ですね』と褒めたら、『これは祖母の形見なんです』と答えた。祖母はすでに亡くなっていると聞いて、当時の私は鳥肌が立つほどの嫌悪感を覚えました。今ではもちろんそんなことはありませんが、韓国人にとって『形見』という風習は実に奇妙なものとして映ります。
 また『老舗』も韓国では存在しません。一方、日本では、創業100年を超える老舗企業が10万社以上存在しています。さらに200年以上になると3,146社。ちなみに、ドイツは837社、オランダは222社、フランスは196社だとか。
 何かと歴史を誇る中国はどうかと言えば、わずか7社。ところが日本には1000年以上の企業が7社、500年以上は32社存在しています。朝鮮半島では100年以上の企業が1社も存在しません。
 だから『長く続ける』素晴らしさを理解できないのです。文字で記録することを重視しないので、歴史物語を紡ぐときにも実証性を重んじません。そのときどきの情緒や気分を物語に入れ込んだりするのも、このためです。
 もう一つ、日本の『家元』も韓国人にとっては理解不能です。知り合いの韓国人女性数名と茶道の家元が自ら点(た)てるお茶会に参加したことがありました。家元の所作の意味を説明しましたが、『家元』に当たる言葉が韓国語にないので苦労しました。近い表現に『宗家』があるので、その言葉を駆使しながら伝えたのですが、知人は『それだけすごい人なのに、なぜ自ら配膳したり、お茶を点てたりするの?』と言う。韓国では家元の所作は、すべて家来がするものだと想っているからです。
 そういう意味で、韓国人にとって歴史的に長く続く天皇という存在は、さらに理解しがたいのです。日韓の誤解の根源も、ここにあるのではないかと思っています」
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 「天皇といえない韓国マスコミ  崔碩栄
 元号が『令和』に替わり、新たに天皇陛下が即位されました。それに伴って、韓国の文在寅(ムンジェイン)大統領が5月1日に祝電を送りました。内容は次の通りです。
 『上皇さまと同じように戦争の痛みを記憶しながら、平和へとしっかりした歩みを継いでいかれることを期待する』(産経新聞 5月2日付)
 これは大変失礼な発言だと思いました。上皇陛下、天皇陛下が即位され、御代が替わられたハレの日に『戦争の痛みを記憶しながら』などと言うのは、あまりにも配慮に欠けている。」
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 中華世界には、征服王朝を築いた異民族、異民族の臣下として登用されたいと願う読書人漢族の、重税と労役で搾取される貧困漢族の三者が住んでいる。
 儒教は、この超えられない身分差、階級差、上下関係を仁、義、礼、智などの徳目で堅固に支えている。
 儒教は、科挙に合格する為の受験教材であって、社会で実践すべき実践書ではない。
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 中華皇帝は、天の子・天子として徳の神聖権威を天帝から授かり地上を支配していたが、失政や悪政で徳を失うと天帝によって神聖権威が剥奪され、新たに徳の神聖権威を与えられた実力者によって倒され根絶やしにされた。
 天帝の命に背いて不徳・悪徳を働いた罪深き古い世代は生きてはならないのが、中華世界である。
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 日本の天皇は、徳の神聖権威と俗世の政治権力で君臨する中華皇帝とは違い、徳の神聖権威のみを持ち俗世の政治権力と宗教権威を持ってはいなかった。
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 朝鮮国王にとっての天帝は中華皇帝であるがゆえに、中華皇帝への忠誠は絶対で、中華皇帝に背けば滅ぼされる。
 中華皇帝は、朝鮮の生殺与奪の権を持っていた。
 朝鮮は、中華皇帝から下賜された暦・元号、貨幣・通貨、度量衡を使用して生活していた。
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 日本国内の中華礼賛派(親中国派)は、日本も朝鮮のように偉大な中華皇帝に家臣として傅(かしず)いて生きるべきだと確信していた。
 そうした中華礼賛派は、現代日本でも存在する。
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 近代以前の中華世界は、中国の儒学古典による漢字文化で動いていた。
 近代以降の中華世界は、日本近代の和製漢字文化で動いていた。
 現代の中華世界は、日本近代の否定と和製漢字文化からの離脱で動いている。
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 韓国・北朝鮮は、近代的和製漢字文化を根絶する為に漢字文化そのものを捨て去りハングルに統一した。
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