🪁3〕─1─『世界史とつなげて学ぶ 中国全史』〜No.5 

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   ・   ・   {東山道美濃国・百姓の次男・栗山正博}・   
 中国や朝鮮は、儒教原理主義に支配されている為に、古代から同じ事を繰り返している。
 何故、日本が侵略され、占領され、征服されなかったのか、それは海が日本を守ったのではなく、日本は未開の野蛮地帯であり犠牲を払ってまで奪い取る程の富も豊かさも魅力もなかったからである。
 つまり、つまらない土地であった。
 大陸の端、地の果て、文明文化の外にあった東方海上の孤島・日本列島は、閉ざされた空間、見捨てられ土地、忘れられた社会として、大陸の激動、人類の激変から切り離されていた。
 日本は、世界・大陸から見捨てられ、見放された土地ゆえに長いこと統一国家は成立しなかった。
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 2019年10月10日号 週刊文春「文春図書館 今週の必読
 気候変動など、世界規模の動きから見る
 『世界史とつなげて学ぶ 中国全史』  岡本隆司 東洋経済新報社
 評者 高口康太
 既存の世界史、グローバルヒストリーは西洋中心主義だと鋭く批判してきた岡本隆司。本書はその新しい世界史の実践編だ。
 読者はまず政治史の比重が小さいことに驚かされるだろう。主に取り上げれられるのは生態環境とその変化、大陸規模の人口移動、航海技術などテクノロジーの発展など、数百年単位で影響を及ぼす世界規模の事象だ。一人の名君、政治家の決断ではなく、国や社会を揺るがす長期的な課題に対し、世界各地はどうのように対応したのかを構造的に読み解くのが本書のテーマだ。
 たとえば3世紀から始まる気候寒冷化は世界の人口を激減させた。ヨーロッパではゲルマン系民族の移動と西ローマ帝国の滅亡をもたらした。一方、東方では遊牧民の南下と漢朝の滅亡が起きている。たんに既存の国が滅んだんではない。ユーラシアの東西で『生き残った人間が狭いブロックに集まって団結し、再開発によって生産性の低下を食い止めた』という類似の対応がなされた結果だと鮮やかに分析する。
 同時代における各地域の対応を描くのが横軸だとすれば、縦軸となるのが『中国』の変化だ。岡本はどの範囲で国をなすのが最適であるかは時代ごとに違っていたとして、凝集力の働く統合と遠心力の働く多元性との間で『中国』は揺れ動いていたと指摘する。
 気候変動などの影響で経済活動が活発な時期には統一に向かう傾向が強い。そのピークであるモンゴル帝国はユーラシアの東西をつなぐ統合をなしとげた。逆に経済活動が低迷すると遠心力が働き、より小さな地域ブロックにまとまる傾向がある。
 14世紀から始まる気候寒冷化によって、ユーラシアは遠心力が働く時代に突入する。
 この危機をヨーロッパは大航海時代産業革命などの近代化で乗りきったが、中国は最適化された対策を打ち出せなかったという。明朝は貿易を制限する海禁政策などの閉鎖的な政治を行い、不満を持つ人々を弾圧する強権政治で社会秩序を保とうとしたが、この体制は長く続かなかった。続く清朝は各地の多様性認めつつ緩やかに統合する多元共存体制によって一時の安定を得るが、航海技術という新たな技術がもたらした遠心力に抗しきれず、19世紀末の衰退を迎える。
 興味深いのは明清の対比が現代中国にも持ち込まれているという指摘だ。中華人民共和国は閉鎖的・強権的な毛沢東・明朝路線から始まり、開放的多元的な鄧小平・清朝路線へと転換した。そして再び明朝路線へと揺り戻しかねない帰路にある。習近平が『毛沢東の再来』として振る舞うのは、14世紀から続く課題がゆえというわけだ。
 世界規模の長期変動を追う歴史叙述から、習近平の先祖返りまで見通す本書は世界史のダイナミズムを伝える好著と言える。」
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 日本民族日本人・琉球人・アイヌ人の最初の祖先は、釣り鉤と素潜りの南方系海洋民として小さな木の舟を作って南から流れ着いた。
 次に、北方の黄河文明を持った黄河流域民との攻防で敗れた長江文明揚子江流域民が逃げて来て、朝鮮半島から山東半島にかけて住んでいた人々が追われて逃げて来てた。
 そして、北方の寒冷化から逃げて来た縫い針の北方系山野民もいた。
 日本列島には、逃げて来た雑多な人々が住み着き、乱婚を繰り返して混血の雑種民族を生み出した。
 それが、日本民族日本人である。
 日本民族日本人・琉球人・アイヌ人の共通の祖先である縄文人は、日本列島を中心として、南は沖縄、北は北方領土四島・千島列島・カムチャツカ半島、西は朝鮮半島南部に広く住み、日本海を主要航路として行き来ししながら生活していた。
 日本列島に住んでいた人間を倭人と呼び、朝鮮半島南部に住んでいた人間を倭族と呼ばれた。
 倭族は、北方から侵略してきた黄河流域民によって朝鮮半島から追い出された。
 日本は、中国・朝鮮とは違う。
 日本列島は、自然災害の多発地帯で、規模の大きな災害が発生すると甚大な被害と共に数多くの縄文人が死んだ。
 大陸から逃げて来た縄文人は、そんな恐怖の日本列島から逃げだす事なく住み続けた。
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