☵5〕─3─令和元年。天皇陛下の即位礼正殿の儀。~No.24No.25No.26 

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   ・   ・   {東山道美濃国・百姓の次男・栗山正博}・   
 2019年10月22日10:21 産経新聞日韓議連会長と韓国首相が会談 安倍首相に文大統領の親書
 皇居・宮殿に到着した韓国の李洛淵首相=22日午後0時28分
 超党派でつくる日韓議員連盟額賀福志郎会長は23日午前、天皇陛下の「即位礼正殿の儀」に参列するために来日した韓国の李洛淵(イ・ナギョン)首相と東京都内のホテルで会談した。李氏は24日に安倍晋三首相と面会し、文在寅ムン・ジェイン)大統領の親書を手渡すことを明らかにした。会談後、額賀氏が記者団に語った。
 会談では、悪化する日韓関係の現状打開に向けて意見交換した。李氏は日韓両政府が1965年に締結した日韓基本条約について「基本的に守っていくことが前提だ」と語った。額賀氏は記者団に「お互いに知恵を絞って日韓関係の友好関係を取り戻し、地域の安定のために努力していくことを共有した」と述べた。
 会談は約1時間、朝食を取りながら行い、議連幹事長の河村建夫官房長官も同席した。」
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 10月22日18:36 産経新聞文在寅大統領が天皇陛下に親書 「韓国料理お好き」と好意的報道も
 韓国の文在寅大統領と安倍晋三首相=2018年5月、東京・大手町の経団連会館(斎藤良雄撮影)
 【ソウル=桜井紀雄】韓国政府は22日、文在寅ムン・ジェイン)大統領が天皇陛下に外交ルートを通じて親書を送ったと明らかにした。内容は公表しなかった。安倍晋三首相に対しても「即位礼正殿の儀」に出席した李洛淵(イ・ナギョン)首相が24日に面会する際に手渡すという。韓国では、日韓関係が極度に冷え込む中、李氏の即位礼正殿の儀出席と安倍首相との面会が関係改善の糸口になるかに注目が集まっている。
 陛下については、平和や過去への反省を強調してこられた経緯から好意的な報道も目立っている。
 聯合ニュースは、陛下が昨年3月にブラジルで開かれた世界水フォーラムで李氏と会われた際、ビビンバなど「韓国料理がとても好きだ」と話されたと紹介。「良い(日韓)関係が築かれることを願う」とも言及されたとし、「韓日外交に肯定的に作用するとの期待混じりの見方もある」と報じた。」
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 10月23日18:54 産経新聞「李首相と安倍首相面会前に韓国では「10分では短すぎる」先走る期待
 韓国の李洛淵首相
 天皇陛下の即位礼正殿の儀に出席するために訪日した韓国の李洛淵(イ・ナギョン)首相が24日に安倍晋三首相と面会する。韓国では、冷え切った日韓関係修復の「突破口に」と期待感が一方的に高まっているが、李首相は「状況は依然厳しい」と埋まらない日韓の認識差を認めて予防線を張っている。
 「日本の多くの方が李首相を信頼し、知人も多いため、大きな役割を果たしてくるだろう。画期的なものを持ち帰るのではないか」
 韓日議員連盟の姜昌一(カン・チャンイル)会長は21日、韓国のラジオでこう語った。与党「共に民主党」の李海●(=王へんに賛の夫がそれぞれ先)(イ・ヘチャン)代表も会議で「韓日関係が突破口を開くきっかけになるよう心より期待する」と述べた。安倍首相との面会時間が10分余りで調整されていたことから国会では「時間が短すぎる」との声も上がった。
 李首相は23日、記者団に「ドラマチックにたった一言二言で何とかできる話ではない。最大限、対話が促進されるよう雰囲気をつくるのが今回の目標だ」と説明。22日の祝宴で会った安倍首相が「あさって会いましょう」と声をかけ、「よろしくお願いします」と応じたことも明らかにした。
 東京都内の慶応大で23日に行われた日本人学生との交流会では、関係改善に向けて「まず経済分野を政治から手放すべきだ」と語り、日本の対韓輸出管理問題の解決を優先させる立場を強調。いわゆる徴用工判決問題の解決に重点を置く日本政府との見解の違いが浮き彫りになった。(時吉達也、ソウル 桜井紀雄)」
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 10月24日12:17 産経新聞「安倍首相、韓国・李首相と会談 関係改善は韓国次第
 会談を前に握手を交わす韓国の李洛淵首相(左)と安倍晋三首相=24日午前、首相官邸(春名中撮影)
 安倍晋三首相は24日午前、「即位礼正殿の儀」に合わせて来日中の韓国の李洛淵(イ・ナギョン)首相と首相官邸で会談した。李氏は文在寅ムン・ジェイン)大統領の親書を安倍首相に手渡し、いわゆる徴用工問題などで悪化する日韓関係の改善につなげたい考えだが、韓国側が具体的な解決策を示さなければ局面の打開は困難な情勢だ。
 韓国政府は安倍首相と文氏の首脳会談を早期に実現させたい意向で、李氏は来月初旬にタイ・バンコクで開かれる東南アジア諸国連合ASEAN)関連首脳会議に合わせた首脳会談を要請するとみられる。
 韓国最高裁が昨年10月、新日鉄住金(現日本製鉄)に対し、元徴用工らへの損害賠償を命じる判決を確定させて以降、日韓首脳会談は行われていない。
 日本側は来日した李氏を含め、韓国が徴用工問題の解決につながる前向きな案を提示しない限り、今後も、首脳間の直接対話には応じない構えだ。」
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 10月27日 産経新聞尖閣周辺に中国船、12日連続
 尖閣諸島沖縄県石垣市)周辺の領海外側にある接続水域で27日、中国海警局の船4隻が航行しているのを海上保安庁の巡視船が確認した。尖閣周辺で中国当局の船が確認されるのは12日連続。第11管区海上保安本部(那覇)によると、1隻は機関砲のようなものを搭載している。」
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 10月27日01:00 産経新聞「【ソウルから 倭人の眼】祝意より安倍首相批判 即位礼正殿の儀に大取材陣を投入した韓国メディア
 会談に臨む韓国の李洛淵首相(左)と安倍晋三首相=24日午前、首相官邸(春名中撮影)
 天皇陛下の「即位礼正殿の儀」に韓国、特に韓国メディアは強い関心を示した。ただ、「世界の平和を常に願い」「憲法にのっとり」と宣明された天皇陛下の印象を好意的に報じつつも、「憲法を改正し日本を戦争が可能な国に変えようとする安倍首相とは対照的」と安倍首相批判の“材料”にしている。皇室のおめでたい儀式よりも、報道のターゲットは今回もやはり「安倍バッシング」だった。(ソウル 名村隆寛)
 ■世界で最も注目した韓国
 韓国メディアは今回の取材に大勢の記者を派遣した。即位礼正殿の儀の2日後の24日に行われた李洛淵(イ・ナギョン)首相と安倍晋三首相との会談取材のためだ。
 日本の内閣府によると、約70カ国の約450人が取材登録したそうだが、李洛淵氏が訪日の際に搭乗した「大統領専用機」には何と約50人の韓国メディアの記者が同乗したという。主要メディアは東京に支局があり、現地駐在記者の数も合わせれば相当な人数に上る。日本以外のメディアで最も多くの記者が取材に当たったのは、おそらく韓国であろう。
 即位礼正殿の儀に際し、韓国紙は皇室の家系図を掲載したり、玉座「高御座(たかみくら)」が京都から運ばれたことを紹介したりして、皇室に関するうんちくを傾けた。報道された写真や映像の多くは、天皇陛下のご宣明に続き、祝いの言葉「寿詞(よごと)」を読み上げた安倍首相の万歳三唱の場面だった。
 天皇、皇后両陛下、秋篠宮ご夫妻と長女の眞子さま、次女の佳子さまのご装束姿も韓国ではテレビで報じられた。「大変荘厳な日本の歴史と文化を感じることができた」と李洛淵氏が語ったように、古式ゆかしい皇居での儀式は、韓国で一種珍しいものとして受け止められている。
 ■お言葉の政治利用
 中でも韓国メディアが注目したのは、天皇陛下のお言葉「ご宣明」だ。天皇陛下による「国民の幸せと世界の平和を常に願い、国民に寄り添いながら、憲法にのっとり、日本国及び日本国民統合の象徴としてのつとめを果たすことを誓います」とのお言葉は、そのまま韓国語に翻訳された。特に「憲法」に関する部分を韓国メディアは、天皇陛下による「憲法順守の言明」として評価している。
 ただし、今回も韓国メディアらしい“曲解”付きだ。上皇さまのご在位中の姿にも言及された天皇陛下のお言葉を称賛する一方で、「新しい日王(天皇)のこうした発言は、安倍首相が平和憲法を変え日本を戦争ができる国にするのに力を注いでいるなかで、特に注目される」(ハンギョレ紙23日付の社説)と安倍首相を批判する報道が多い。
 上皇さまの天皇在位当時にもよく見られた韓国での勝手な解釈で、あたかも天皇陛下の考えが安倍首相とは違っていると言いたいのだ。“安倍バッシング”のためなら天皇陛下のお言葉まで、好きなように解釈し、巧妙に韓国式の論理を組み立てる。今回も明らかな天皇陛下の政治利用である。
 ■徹底して「日王」と表現
 即位礼正殿の儀で韓国メディアが相変わらず徹底していたことがある。天皇陛下の呼称だ。
 日本語の電子版を持つ韓国メディアは日本への気遣いからか、ほぼすべてが日本語サイトで「天皇」と表記していた。しかし、韓国語での放送、新聞、通信社の表現はいずれも「日王(イルワン)」だった。
 韓国政府は国際的な慣例に従い、公式に天皇陛下を「天皇(チョンファン)」と表現している。にも関わらず、韓国メディアは徹底して「日王」という韓国製の呼称を使い続ける。1989年の昭和天皇崩御のころから登場した「日王」は、世代が新しくなり続ける韓国社会で、もはや定着している。
 「天」や「皇」の文字を使うことが、民族情緒的に気に入らないようなのだが、日本の公式呼称を否定し勝手に作った韓国国内だけで通じる「日王」は、当地では事実上の固有名詞となってしまった。
 ■代は変わっても韓国は変わらず
 日本では天皇陛下が即位を宣明され、時代は平成から令和に変った。しかし、韓国では「日王の即位式に関心が注がれるのは、日本が天皇制を前面に出しアジアを侵略した歴史に対する記憶がいまだに生々しく残っているからだ」(ハンギョレ紙の社説)といった意見がまかり通っている。
 代は変っても、韓国の日本に対する意識は根本的に全く変わっていない。それどころか、「安倍首相が過去の軍国主義の時代の栄光を蘇らせるという意志を放棄しなければ、アジア各国の反発と憂慮が続くしかない。安倍首相は日王の発言に込められた平和への念願を、しっかりくみ取ることを望む」(同)という。
 まるで、説教である。軍国主義の野望を持つなんて、安倍首相にとっては心外であろうが、韓国メディアの中にはそう信じたい向きがあるかのようだ。「反発と憂慮を続ける」というアジア各国とは、つまり韓国のことであり、「韓国の言うことは聞け」ということなのだろう。
 歴史をからめた韓国の日本に対する要求のレベルは、時とともに上昇し続けている。」
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