🎌11〕─1─幕府は、天皇を京都御所に軟禁し、皇室資産を制限し、皇室を支配した。〜No.88No.89No.90 * 

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   ・   ・   {東山道美濃国・百姓の次男・栗山正博}・   
 サムライ・武士は、忠実な天皇・皇族の臣下で、勇敢な天皇家・皇族の番兵である。 
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 江戸時代の非人・エタ・賤民と現代の部落民・同和民とは、全く異なる下層民である。
 非人・エタ・賤民などは、天皇を信奉し、敬愛し、畏敬し、天皇制度を守り、皇室の弥栄と永遠の存続の為に。命を犠牲にして戦っていた。
 部落民・同和民は、天皇・皇室を敵視し、天皇制度を廃絶しようとしている。
 非人・エタ・賤民こそが、正真正銘の日本民族日本人であった。
 部落民・同和民は、必ずしも日本民族日本人ではなかった。
 非人・エタ・賤民は帰化人であり、部落民・同和民は渡来人であった。
 帰化人は天皇家・皇室の味方であり、渡来人は天皇家・皇室の敵であった。
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☆自己犠牲で皇室を守るのがサムライである。
 徳川幕府は、朝廷の力を削ぐ為に皇族の数を減らし、有栖川、伏見、閑院、桂の四家のみを皇位継承権を持つ親王家と認め、それ以外は名目だけの宮家とした。
 天皇を皇居内に監禁して自由を奪い、皇室や公家の過分な私有財産を没収し、最低限の捨て扶持のみをあてがって飼い殺し状態に置いた。
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 天皇・皇族・公家は、格式だけは高いが、一般民衆よりも極貧生活を強いられていた。食べて生きる為に、伝統的文化芸能や作法や儀礼を独占し、趣味人として興味を持つ町衆に稽古料をとって教えた。それが、日本独自の家元制の始まりである。
 町衆は、天皇や公家等のあまりの貧しさを目の当たりにするや、義侠心からたまりかねて、幕府の監視に見付からない様に、こっそりと食べ物や日常の品を差し入れていた。
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 天皇即位式や節分・節句などの四季の祭事や禁中の能狂言雅楽などを公開する為に、京で町触れを行って告知した。京や大坂などの近畿の庶民で、拝見したいと思った者は切手札を入手して観覧した。
 天皇・皇室は、御所に入る者の身分や階級で差別せず、全てを公平・平等に大御宝・百姓として受け入れた。
 観覧できなかった者は、尊王の心から、天皇が祀られている各地の神社に多額の寄付金を寄進した。
 皇室に対する、庶民の信頼と尊敬によって「一君万民」という雰囲気か醸し出された。こうして、「国體」が強化された。庶民は、天皇をカルト的な神としてではなく、権力者・独裁者としてでもなく、ただただ神の裔として畏敬の念で安心して眺めていた。
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 天皇・皇室と庶民の間には、対立を伴う様な身分や階級は存在せず、神聖不可侵の冒し穢してはならない、象徴としての聖域・神域があるのみであった。
 神話に生きてきた昔の日本人は、八百万の神々の御心を鏡として分別を持ち、八百万の神々の御心で自分自身を律して生きていた。それが、日本人の宗教観であり信仰心であった。
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 地方のムラでは、豊作と家内安全と無病息災を祈って、伊勢神宮御師が売り歩く護符や神宮暦を購入した。そして、ムラの神社に御利益のありそうな天皇を神とし、そして鎮守様として祀った。
 神社には、教祖も、教典・聖典も、戒律・律法も、布教もない。あるのは、「神の子孫」である神の裔・男系天皇(直系長子相続)を御祭神とした拝殿のみである。
 神社は、氏子が自分らの氏神・祖先神を祀る特殊な宗教施設である。
 全ての神社は、「神の命と血」を引く男系天皇を御祭神として祀っているが、参拝者に「ああせい、こうせい」とお説教をたれてはいないし、信者となって信仰すれば特別に救ってやるとも云ってはいない。
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 神社の神格は、天皇霊の「大御心」「御稜威」を受け継ぐ神の裔・万世一系男系天皇(直系長子相続)を中心とした日本神話の中にある。
 天孫降臨神話を否定した神社は、日本の神社ではなく、神を持たない単なる建造物である。
 神社に「神の裔」である男系天皇を祀るから、庶民は、ただただ「ありがたく」「かたじけなさ」の純真無垢な「まごころ」で神社に参拝するのである。それが、日本の神道的信仰心、大和心である。
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 町衆やムラ人には、臣民という意識はなかったが、雅ではあったが極貧に耐え、艶やかであったが慎ましやかに、ひっそりと厳かに生活する皇室に愛情ともいえる愛着を持っていた。
 神の裔・万世一系男系天皇制度(直系長子相続)は、特権を有した専制君主制ではなかった。
 庶民は、中国的皇帝を認めなかったし、朝鮮的国王であれば見捨てていた。
 庶民は、基礎的漢学の素養や、短歌や俳句を創作する文学的才能や、歴史書や神話物語の読解能力があった為に、正しい天皇像を持ち天皇との精神的絆『皇道』を感じていた。
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 日本には、欧州はもちろん朝鮮や中国の様な、下層階級から搾取してゴージャスな生活を満喫する特権を有した上流階級は存在しなかった。
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 新井白石「天子の号令、四海の内に行はるるは、ひとり年号の一事のみこそおはしますなれ」(『折たく柴之記』) 
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 人間宣言に基づく非宗教的女系天皇擁立論は、宗教的神の裔・万世一系男系天皇(直系長子相続)による外圧や外敵の侵略から神国日本を守り、中国化を避け独自の国風化を維持しようとした業績を歴史上から抹消する意図がある。
 中国を中心とした正統派儒教価値観による東アジア正史の闇に葬り、世界文明である中国文明の辺境に位置する非文明の蛮族・倭族として地位を与えることである。
 つまりは、八百万の神々による多種多様を認めるという柔軟な日本価値観の否定であり、神の裔・男系天皇(直系長子相続)を中心とした日本文明の抹殺する事である。
 そして、中国文明圏の一員として、「平和と発展」という未来志向で、中国や朝鮮との友好関係を築こうとする外交方針でもある。それが、現代版のアジア主義である。
 そこには、日本の独自性も国益も主権も存在せず、すべてアジアの盟主である中国の意向次第である。
 事実。近年、日本の政治家や企業家やマスコミ・評論家・知識人らによる中国訪問、中国詣でが急増している。新たな、朝貢貿易の始まりである。
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 現代日本は、東アジアの一員として、中国化あるいは韓国・朝鮮化しつつあるのかもしれない。
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 今や、神の裔である宗教的万世一系男系天皇(直系長子相続)制度は消滅しようとしている。
 その元凶は、皇室への特別な思い入れを捨てた現代日本人にある。
 現代日本には、サムライは存在しない。
 当然、武士道も現代の日本にはない。
 左翼・左派のマルクス主義者やキリスト教徒には、武士道はないし、サムライでもない。
 彼らは、日本の系図を無価値として棄てた人間である。
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 日本共産党と反天皇反日的日本人は、反宗教無神論から、神の裔の天皇制度を廃絶し、祭祀王の天皇家・皇室を消滅させようとしている。
 彼らは、息を吐く様にウソを吐く。



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