☶51〕─3─北朝鮮の「大和堆」違法操業が深刻化。~No.439No.440No.441 

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 2020年1月8日11:27 産経新聞尖閣周辺に中国船 8日連続
 日本固有の領土である尖閣諸島
 沖縄県尖閣諸島周辺の領海外側にある接続水域で8日、中国海警局の船3隻が航行しているのを海上保安庁の巡視船が確認した。尖閣周辺で中国当局の船が確認されるのは8日連続。
 第11管区海上保安本部(那覇)によると、1隻は機関砲のようなものを搭載。領海に近づかないよう巡視船が警告した。
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 1月8日19:05 産経新聞大和堆」取り締まり 北朝鮮漁船への退去警告1300件超 投石10件も
 日本海大和堆周辺で北朝鮮漁船に退去警告をする海上保安庁の巡視船(奥)=2019年6月中旬(同庁提供)
 日本海の日本の排他的経済水域EEZ)にある好漁場「大和堆(やまとたい)」周辺での北朝鮮漁船による違法操業問題で、海上保安庁は8日、スルメイカの漁期にあたる昨年5~12月の取り締まり結果を公表した。EEZに侵入するなどした漁船への退去警告は1300件超に上り、海保の巡視船への投石が10件発生。平成30年の漁期に続き大和堆入域を阻止したとしているが、北朝鮮側の威嚇や抵抗は止まず、警戒を強めている。
 海保によると、EEZに侵入するなどした延べ1308隻の北朝鮮漁船に拡声器や電光表示で退去するよう警告。応じなかった延べ252隻に放水を行った。
 投石は、巡視船が接近し、退去警告を始めた後に発生していた。けが人はなかった。大和堆周辺では昨年10月、水産庁漁業取締船に北朝鮮漁船が衝突し沈没する事故が起きたが、これ以外に衝突事案はなかった。一方、昨年1年間で日本海側の沿岸への木造船の漂着、漂流は前年比67件減の158件だった。
 北朝鮮漁船への退去警告の総数も30年の延べ1624隻に比べると316隻減少しており、「北朝鮮側が日本側の厳しい姿勢を認識した可能性もある」(海保関係者)という。ただ、日本の周辺海域で深刻な不漁が続き、そもそも現れる北朝鮮漁船も少なかったとの見方もあり、海保は警戒を続ける。
 大和堆周辺では12月以降、北朝鮮漁船はほぼ確認されず、海保は今期の漁を終えたとみている。
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 2020年1月8日21:03 産経新聞北朝鮮の「大和堆」違法操業が深刻化 日本の漁業者苦境
 北朝鮮漁船(木造船)に放水をする巡視船=平成31年11月上旬(海上保安庁提供)
 「大和堆(やまとたい)」では平成28年秋から、北朝鮮漁船の違法操業が深刻化。海上保安庁水産庁の取り締まりに対する銃での威嚇や、投石などの抵抗も後を絶たない。一方、海域は過去にない不漁に見舞われており、日本の漁業者は深刻な状況に直面している。
 大和堆周辺では昨年、北朝鮮側のあからさまな行動が複数あった。8月、海保の巡視船を北朝鮮公船とみられる船舶が小銃で威嚇。水産庁の漁業取締船も北朝鮮海軍のような旗を掲げた小型高速艇に接近された。
 この前後、北朝鮮側は、日本側に対して、英語で領海を意味する「territorial?water(テリトリアル・ウオーター)」という用語を使い、無線で「即時退去せよ」と要求。10月には取締船の退去警告・放水を受けた北朝鮮漁船が取締船に衝突し沈没する事故も起きている。
 北朝鮮水産業を国家防衛の「戦闘」に位置付け推進している。国民は小型の木造船で危険な遠洋操業に駆り出されている。
 秋田県男鹿半島から西へ約400キロの日本海にある大和堆は元々、スルメイカなどの好漁場として知られ、日本各地から漁船が出漁してきた。だが、平成28年秋、多数の北朝鮮漁船の侵入が確認され、夜間に日本漁船の灯火を頼りに接近したり、漁具を破損したりして日本漁船が退避するケースも頻発した。
 その後、日本側が取り締まりを強化したものの、日本の漁業者は苦境に直面する。「全国いか釣り漁業協会」によると、昨年のイカの水揚げは11月現在で2079トン(速報値)。前年比で8割も減った。乱獲による資源量減少が原因かは分からないが、同協会は「未曾有の深刻な不漁。『このままでは、廃業になりかねない』という厳しい声があがっている」と強調する。
 日本沿岸への木造船の漂着も続く。昨年12月には新潟県佐渡島にハングルが書かれた木造船が漂着。7体とみられる遺体が見つかった。こうした漂着船は、環境省の全額補助で処分は市町村が請け負う。30年度の補助額は7781万円。同省は「少なくない支出だ」と話す。
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