🎌7〕─10─日本の世襲制度は特権相続ではなく遺伝相続であった。〜No.62No.63No.64 

   ・   ・   ・   
 関連ブログを6つ立ち上げる。プロフィールに情報。
   ・   ・   {東山道美濃国・百姓の次男・栗山正博}・   
 2020年2月21日号 週刊朝日「パテカルトの万脳薬  池谷裕二
 遺産相続ならぬ、遺伝相続
 年収は遺伝子で決まる──。まさかそんなはずはないと思われるでしょう。ところが、このいかにもなさそうな可能性をあえて追及した研究があります。エディンバラ大学ヒル博士らが12月の『ネイチャー通信』誌に発表した論文です。」
 『SNP』という言葉をご存じでしょうか。正式にはシングルヌクレオチドポリモルフィズムという舌をかみそうな名称で、通常はこの頭文字をとってSNPと略します。『スニップ』と発音することが一般的です。
 ヒトの染色体には30億文字以上のDNAが並んでいます。いわばヒトの設計図で、そこに書かれた遺伝子情報によってヒトはヒトになります。しかしDNAの文字配列は、同じ人類だからといって皆がぴったりと一致するわけでなく、わずかながら個人差があります。多くの差異は『DNAが1文字だけ異なる』という形で現れます。これがSNPです。
 SNPは染色体のどこにでも発生するわけではありません。発生しやすいホットスポットがあります。ホットスポットがいくつあるかは、数え方によって諸説あり、厳密に定めるのは難しいのですが、少なくとも数百万のコンビネーションによって、地球上の誰一人としてまったく同じ遺伝子セットを持ったヒトはいないというほどの多様性が生まれます。
 ヒル博士らが行った調査はこんな具合です。イギリスには大規模なバイオ情報バンクがあります。そこには人々のDNA情報だけでなく、各人の職業や来歴や病歴などがつぶさに集積されています。そこで、このデータバンクから28万6,301人を対象に、収入に関連するSNPを網羅的に探索したのです。
 すると確かに収入と連動するSNPが、しかも3,712ヵ所も見つかりました。『収入とSNPの関係』を調査するという、ともすればとんでもなく奇抜なアイデアが調査の出発点でしたが、実際に遺伝子座が見つかってしまったことに驚かされます。
 SNPは特定の遺伝子座に集中していることが多く、こうしたデータを広範にわたって詰めていったところ、最終的に149ヵ所の遺伝子座に行き着きました。これらの候補をさらに統計学的に解析し、より意味のありそうな遺伝子座24個が絞られました。
 この24個の遺伝子座のうち18個は過去の研究から、『知能』に関連することが知られていました。つまり、優れた知能に寄与する遺伝子座を持っているほうが収入が多い傾向があるということです。結局、『賢い人ほど儲ける』という味気ないほど直接的な結論に落ち着いてしまうのですが、この結論が一切の前提やバイアスのないピュアな解釈から自然と導かれたという事実が、この結論に真実味を与えています。
 ちなみに、今回行き着いた『知能に関与する遺伝子』の多くは、脳で働く遺伝子で、とくに神経伝達物質であるGABAセロトニンの働きに関与するものでした。
 世襲制や事業の同族経営などのように、その家の嫡系の子孫が地位や財産を代々受け継いでゆく風習はどの社会でもあります。しかし今回のデータは、遺産相続ならぬ、遺伝相続とでも言ったらよいのでしょうか。もしかしたら地位や財産は、知能の遺伝子の一部が世代を超えて受け継がれた結果なのかもしれません。いやはや。」
   ・   ・   ・   
 人類は、遺伝子情報の乱れによる奇形児・異常児を生み出して生き残ってきた。
 先天的奇形児・異常児は、優化・進化・進歩の可能性を保障するもので、忌み嫌う劣化・退化・退歩ではない。
 優化・進化・進歩は、遺伝子・染色体の不安定の中で発生し、遺伝子・染色体の完成型では起きない。
 遺伝子・染色体が完成型として安定し固定すると、その先は衰退しかない。
 つまり、遺伝子・染色体異常による奇形児・異常児は、大量生産する工場ではじき出される規格外の不良品・商品にならない廃品ではない。
   ・   ・   ・   
 鳶は鳶を生むのは正常だが、突然変異的に鳶が鷹を生む事がある。
 鷹が鷹を生むとは限らず、時には鷹が鳶を生む事がある。
   ・   ・   ・   
 正統な伝統芸能か正当な日本芸能かは、遺伝相続に由来する世襲制度で決まる。
 正当な日本芸能は、日本人でも外国人でも誰でも演ずる事ができるし、それこそ伝統衣装を着れば猿回しのサルでも演じる事ができる。
   ・   ・   ・   
 日本の世襲制度は、中華(中国や朝鮮)や欧米の世襲制とは根本的に違っている為に、世界は日本の世襲制度が理解できない。
 人権派・差別反対派は、日本の世襲制度を性差別を助長する悪制度として破壊し消滅しようとしている。
   ・   ・   ・   
 日本の伝統芸能や技能才能は脳内遺伝子に組み込まれ、特殊な血統・血筋の家・一族の中だけで一子相伝として純粋培養的に受け継がれてきた。
 正統な伝統芸能は、先祖代々遺伝相続してきた特殊な家・一族が演ずる芸である。
 遺伝相続した家・一族の一員ではない他人の芸達者が演ずる芸は、正当な日本芸能といっても正統な伝統芸能ではない。
   ・   ・   ・   
 世阿弥「都の貴族に受けるようなものだけじゃなく、その場の空気を読んで田舎でも喝采を浴びるようじゃなきゃダメだ」
   ・   ・   ・   
 日本を伝統芸能は、賤民・差別民・下層民の一員であった芸能の民が生み出した野卑な芸であった。
 日本の世襲制度は、虐げられてきた芸能の民が優越感を醸す庶民に対する排除的排他的閉鎖的に始めた自己防御的差別制度であった。
 日本の世襲制度の守護者・庇護者は天皇・皇室で、その代表が後白河天皇であった。
   ・   ・   ・   
 日本の世襲制度は、正道が男系父系Y染色体相続であったが絶やさない為の補助として女系母系X染色体相続が控えていた。
   ・   ・   ・