🛶11¦─1─安倍政権とアイヌ新法とアイヌ人先住民族認定。アイヌ協会とカジノ構想、アイヌ利権。〜No.29No.30No.31 * 

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 関連ブログを6つ立ち上げる。プロフィールに情報。
   ・   ・   {東山道美濃国・百姓の次男・栗山正博}・
 現代日本では、日本民族日本人は多数派で、アイヌ人、琉球人は少数派である。
 将来の日本では、外国人移民、中国人移民が新たな住人となり彼らは少数民族・少数派になる。
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 現代日本歴史教育は、日本人を重犯罪者として追い込む目的で悪意に満ちた嘘、捏造、歪曲で改竄されている。
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 北海道や北方領土4島・千島列島・カムチャツカ半島には、日本人の祖先である縄文人が住んでいた。
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 2019年5月28日 産経新聞北方領土に竪穴住居跡 100軒発見「奇跡的」
 北方領土国後島を24~27日の日程で訪れていた学術交流訪問団が27日、同島で続縄文時代の竪穴住居跡約100軒を見つけたと発表した。古いもので約2300年前のものという。訪問団の団長で北海道博物館の右代啓視研究部長は「これまでの調査でこれだけ多くの遺跡が見つかるのは初めてで、奇跡的」と話した。
 学術交流事業には、道内の博物館や資料館の学芸員らが参加した。竪穴住居は深いもので1・5メートルで、形状からほとんどを続縄文時代のものと推定した。かつては海だった場所に砂丘ができ、そこに竪穴住居の集落が形成されたとみている。
 また島内では他に、17~18世紀のものとみられるアイヌ民族のとりで「チャシ」も数カ所見つかった。周辺にはアイヌの集落「アイヌコタン」があったと考えられるという。」
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 2019年4月号 WiLL「アイヌ新法──どんだけ危険か 藤井厳喜/砂澤陣
 『アイヌといえば熊』の誤解
 藤井 『アイヌ政策』なるものが、2018年末から急速に拡大し始めているようですね。一般にはほとんど知られていないと思いますが。
 砂澤 そうなんですよ。『アイヌ政策総合担当大臣』というポストが突如誕生し、国交相石井啓一氏(公明党)が就任。さらに、アイヌ新法が3月の通常国会で成立する可能性が高く、非常に危険です。
 藤井 アイヌ新法は官房長官主導で進められていますが、アイヌ民族を『先住民族』と明記するとか──。でも、砂澤さんは『アイヌ民族』という存在に対して、かねて疑義を呈してこられましたね。
 砂澤 私自身、いわゆるアイヌの血を引いていますが、おかしいと思うことがたくさんある。自著『北海道が危ない!』(育鵬社)でも、いろいろ取り上げました。たとえば、『アイヌといえば熊』というイメージが強いですが、有名な木彫りの熊がアイヌ民族の伝統工芸品というのは、まっかなウソです。
 実は、徳川義親(1886年~1976年/尾張徳川家第19代当主)が1921年~22年に、スイス・ベルンを旅行した際、民芸品の木彫りの熊を購入。北海道八雲町に入植した旧尾張藩士の連中が『徳川農場』を始めていたのですが、冬季は雪に閉ざされ何もできない。そこで、義親が『木彫りの熊をつくって、売ったらいい』と提案したのがきっかけになったのです。
 藤井 元来のアイヌの伝統工芸ではまったくないわけですね。
 砂澤 そうなんですよ。アイヌ民族の伝統的信仰を表す言葉、『カムイ』(アイヌ語で神格を有する高位の霊的存在のこと)も和語が由来です。
 藤井 『神』という言葉からですよね。
 砂澤 アイヌも沖縄も歴史をたどれば同じ日本人です。ところが、これまで別の〝民族〟としてとらえられてきました。アイヌには『文化保護』の名目で生活支援政策がたくさんあります。日本国民として福祉を受けられるにもかかわらず、それとは別枠の予算として聖域的に存在している。
 しかも、その予算を利用して『アイヌは侵略され、迫害されてきた』という一方的、かつ歪(ゆが)んだプロパガンダを国内外で頻繁(ひんぱん)に普及定着させているのです。日本人はアイヌに対して神秘的なイメージを持っていますが、そのイメージをうまく利用しながら、『和人はアイヌ人を虐(しいた)げてきたし、今も虐げている』と喧伝しています。
 藤井 大人気の漫画『ゴールデンカムイ』(野田サトル集英社)も、アイヌの歪んだイメージを伝えるためにひと役買っています。
 砂澤 はい。『ゴールデンカムイ』は娯楽本としては面白く、よく書き込まれているとは思いますが、監修や資料提供で、アイヌ利権の中軸である北海道アイヌ協会(以下、アイヌ協会)やアイム利権関係者が多数かかわっています。『ゴールデンカムイ』のヒットに便乗し副読本のようなものも多数出版されており、プロパガンダ的漫画になってしまっています。
 自国の歴史をしっかり振り返り、『アイヌとはなんだろう?』と考えれば、自ずと 『日本人とはなんだろう?』という問いに行きつくと思います。その時にアイヌの生活支援政策は本当に必要なのか、そのことを根本的に見直すきっかけになるはずです。
 アイヌという幻想
 藤井 砂澤説で、もっとも根源的な部分は、実は単一の『アイヌ民族』は存在しないということでしょう。定義がそもそもないから、アイム協会が際限なく拡大解釈している。
 砂澤 『広辞苑』で『民族』を引くと『文化や出自を共有することからくる親近感を核にして歴史的に形成された、共通の帰属意識をもつ人々の集団。特に言語を共有することが重視され、宗教や生業形態が民族的な伝統となることも多い』と定義されています。果たして、アイヌがこの定義に当てはまるのか疑問です。
 藤井 単一の『アイヌ民族』が東北から北海道にかけて存在し、単一の文化があったのか。たとえば、王のよな存在がいたり、共通の言語や宗教的祭祀が行われていれば、これは実体のある一つの民族だと認めることができます。でも、アイヌにおいては、単一の実体がありません。
 砂澤 北海道内では大きく分けて7つほどの部族が存在しており。言葉や風習も各々違っていたのです。東北以北、北海道、千島・樺太という広大な地域に、文字を持たない人々が点在していました。しかも、現代のような通信手段がない中で、統一した言語と社会習慣を持てたかと言えば、まず不可能でしょう。季節ごとに流動的に移動することも考えると、なおさら『民族』と定義できる基礎がなにもないことがわかります。
 藤井 『アイヌ民族』そのものが幻想である──砂澤さんの指摘は、歴史を踏まえると、まったくその通りです。
 砂澤 そういう意味で、アイヌは『民族』ではなく『部族』(一定の地域に住み、共通の言語・宗教などを持つ共同体で、民族の構成単位をなしているもの)と定義されることが一番穏当ではないでしょうか。また『アイヌ』は自称ではありません。関東以北の少数部族を十把一絡(じゅっぱひとから)げ『アイヌ』と呼称したのです。
 藤井 現在のいわゆるアイヌの人口は約1万数千人といわれていますね。
 砂澤 和人側は利便性で『アイヌ』と呼んでいただけです。旧土人保護法(日本政府が、いわゆるアイヌを含む北海道の土着民保護を名目に制定した法律/1899年制定)によって土地がもらえたために、初めて仲間意識を持つことができました。
 この時点でも国の調査が行われましたが、混交によってアイヌと和人の区別がつかないという報告が残されています。
 藤井 いわゆる『アイヌ』と言われる人たちは、明治に入ると『自分たちも文明開化の波に乗りたい』と考え、その意向を政府が酌み、旧土人保護法ができたと聞いています。『土人』という言葉は誤解を招きそうですが、アイヌだけを指していません。北海道の土着の人たち、つまり『土着民』のことを意味します。その人たちが開拓しやすいように土地を開放したり、船舶や猟銃、農具を供与するための法律でした。
 砂澤 旧土人保護法が制定される前は、千島列島の少数部族は、北海道のアイヌとは別の系譜だったのです。
 確実に存在していた少数部族の文化も『アイヌ』であると、ひと括(くく)りにするのは文化的侵略に等しい。つまり、アイヌが和人に『アイヌ文化を侵略された』と主張していることと同様のことを、アイヌ側もしているのです。
 藤井 刺繍(ししゅう)一つにしても針がないから、和人との交易で購入していたというんでしょう。
 アイヌ縄文人は同じ?
 砂澤 物々交換に依存していたことをみると、『アイヌ文化』というよりも、半和風文化であり、なおかつ、日本の中で特色のある文化だったととらえることが健全ではないでしょうか。『入れ墨の文化も奪われた』と言っていますが、幼児に対して入れることが好ましくないと思われたから、明治政府が禁止したためです。
 風呂に入らないので、入れ墨の傷で破傷風や皮膚病を発症することも多かった。それと風習のせいか、もともと女性軽視がひどかったのです。女性は家畜同様に売り買いされていました。
 『自然を愛し、平和とともに暮らしてきた』というイメージは、『ユーカラ』(アイヌに伝わる叙事詩の総称)を読んでも、まったくそんな要素はありません。時代の流れとともに、それがいいと思う文物であれば、積極的に取り入れてきました。和人との混交の中で誕生した文化・風習があることを見逃すべきではありません。
 藤井 今年のセンター試験『日本史・B』では、故・萱野茂氏(日本のアイヌ文化研究者/元民主党国会議員)が登場し、『地名は、アイヌ先住民族であるあかしを大地に刻んでいる』と述べていると紹介されました。
 砂澤 萱野氏はさまざまな意味でアイヌ利権の典型と言える人物です。彼が書いた『アイヌ語辞典』も『辞典』と呼べるものかどうか。
 全土に地名をつけるほど、アイヌが勢力を持っていたわけではありません。それに日本人が北海道を侵略したと言うなら、もともと住んでいた人たちの地名を奪ったと思います。『北海道』の名づけ親と言われる、松浦武四郎(探検家/1818年~88年)は、殿様に『願わくばアイヌ語を取り入れた地名をつけてほしい』と進言しています。
 『アイヌ語の地名だ』と騒いでいるクセに、『意味がわからない』『どうして、こんな名前がついているんだ?』と言うアイヌの人たちがたくさんいます。それを無理やりパッチワークのように貼り合わせているのが、今のアイヌ語であり、アイヌ文化なのです。
 藤井 怖いのは、縄文人アイヌを結びつけて、『アイヌ縄文人』であると位置づけようとしている点ですね。
 砂澤 行政側も『日本人のルーツの前にアイヌがいたんだぞ』と、変な刷り込みをしようと躍起になっています。今、万物に宿る神と祖先に感謝をささげるアイヌ民族の儀式『カムイノミ』が、『縄文の聖地』の一つとされる岩手県一関市の祭畤(まつるべ)地区で執り行われたりしています。
 アイヌ側から『儀式をやらせてください』と言われやら、行政はまず断ることができません。断れば『何でやらせないんだ』と言ってくるに決まっています。そうなると、どんどん儀式をする場所が増えていき、『縄文=アイヌ』という図式が確立されていく。『アイヌ民族』の存在が、確かなものになってしまいます。
 シャクシャインの史実
 藤井 誤った歴史観に立ったフェイクな歴史が完成する──シャクシャイン(1606年~69年)の嘘もあるんでしょう。
 砂澤 シャクシャイン松前藩の侵略に対して抵抗を示した。アイヌの英雄として語られています。しかし、実際のところは、シャクシャインは自分の縄張り争いや権力争いで他の部族と戦っていたのです。あまりに長い間抗争を繰り返したので、見かねた松前藩が仲裁に入っているほどですよ。それで休戦になったのですが、シャクシャインはその約束を破り、敵側を攻めた。
 藤井 砂金の利権争いが発端だったと言いますが。
 砂澤 はい。それで襲われた側の部族が、松前藩に助けを求めに行きますが、助けを求めに行った者たちが途中病死したと言われており、それをシャクシャインが『あいつらは松前藩に毒を盛られたんだ、お前らも俺に加担しないと松前に殺されるぞ』と唆(そそのか)し、乱を起こしたのです。
 藤井 いわゆる『シャクシャインの戦い』(1669年)ですね。
 砂澤 松前藩自体は乏(とぼ)しい武力しかなく、圧倒的にシャクシャインの方が武力も勢力も大きかったのです。
 藤井 先ほどの松前藩に毒を盛られて死んだという話は・・・。
 砂澤 『騙し討ちで殺された』と言っていますけれど、下剋上や裏切り行為が横行していた時代ですし、時代背景を考えると今日の価値観で見るのは無理ではありませんか。
 シャクシャインが和人に勇敢に対抗したというヒーロー像について語る前に、シャクシャインは非武装の民間人を300人近く虐殺している、という史実も含めて見なければ不公平でしょう。彼は『アイヌ民族』の象徴のためつくられ、デフォルメされた人物であり、アイヌのために立ち上がったヒーローではまったくありません。
 藤井 ウィリアム・テルみたいに物語化していますね。シャクシャインの娘は和人と結婚しているでしょう。
 砂澤 アイヌの人たちは率先して和人と結婚しています。女性は、物々交換で外に出される可能性が高かったため、和人と結婚すれば、定住生活を送ることができました。
 藤井 DNAを調べても、アイヌの人たちはモンゴロイド系であり、文化的にも日本民族の一部であることはハッキリしているのではないでしょうか。
 砂澤 一時期、松前藩は、アイヌが和人と混交することを禁じていました。しかし、混交はどんどん進行していきました。そうやって受け入れてきた事実を忘れて『奪われた、奪われた』と叫んでいます。しかし、時代の流れの中で淘汰(とうた)された、もしくは近代化を率先して受け入れたというのが真実でしょう。
 文化保護の名目で税金を使い、アイム関連の人たちが頻繁に海外に行っています。世界で迫害された少数民族とともに、『私たちも同じです』と、ものすごい勢いで自前の歴史を流布しています。
 藤井 米国やカナダのいわゆるインディアン(原住民)のところに行ってアピールしているそうですね。
 砂澤 そうやって印象操作してしまうのです。私が『北海道が危ない!』を上梓したとき驚いたことがありました。海外在住の日本人から、『アイヌの活動には危惧していた。この本を読んで、あの人たちが言っていることは間違っていることがわかった』と連絡をくれたほどですから。
 優遇措置のおかしさ
 藤井 旧土人保護法は、むしろアイヌ優遇政策だったと言えませんか。
 砂澤 その通り、過保護な法律だったと思います。戊辰戦争で官軍に加担したのに、冷遇され北海道に左遷された人たちや、災害でしかたなく北海道に入植せざるを得なかった苦労人からすると、途轍もない待遇だったと思います。それでアイヌ人の人たちに対して、ねじれた差別意識を持ったのかもしれません。
 そして現代でも、たとえば、大学に行くために、一律で月7~8万円が給付されます。大学卒業後も年収が300万円以下であれば返済しなくていい。
 藤井 20代前半であれば、年収300万円以下がいいところではありませんか。
 砂澤 以前は年収585万円以下が対象でした。
 藤井 20代前半でそれだけ稼いでいる人間がどれだけいるんですか!
 砂澤 たとえば、放送大学に入学したと手続きし、あとは指摘されるまで10年以上、黙って給付金をもらう。しかも、そのお金を何に使っているか推察すれば、パチンコや借金返済、アイヌ活動資金など。
 藤井 誰もがそうとは言えないまでも、免許や車検、家の購入など、すべての面において優遇措置があるそうですね。
 砂澤 そうです。そして、当然のごとく不正も横行しています。1982年度から2007年度までの利用者986人のうち、卒業後にきちんと返済したのは、わずか一人だけです。こんな制度なのだから、ほかの多数の人たちが『まずいだろう』と自浄力を働かせるべきです。ところが、どうも機能していま。せん
 本でアイヌの優遇措置のおかしさを訴えたところ、アイヌ系の人たちから『余計なことを言うな』と圧力をかけられました。
 でも、何百年前の生活様式を持ち出して、いつまでも優遇政策を要求するのはおかしいですよ。
 藤井 国連の『先住民族の権利に関する国際連合宣言』(2007年採択)は特に法的拘束力はありません。確かに世界を見渡すと、オーストラリアのアボリジニーや、米国のネイティブアメリカンは歴史的に大きな迫害を受けてきた。翻(ひるがえ)って言えば、『先住民族の権利』とは、ここ500年にわたる欧州系白人の植民地支配の被害者の権利を意味しています。
 じゃあ、日本の先住民は誰か。ほかならぬ、我々『日本人』でしょう。その一部が『アイヌ』です。『先住民族決議』を採択するなら、『俺たちが先住民』と日本人は主張すればいいのです。
 それをまるで『にほんじんは白人のような悪行を重ねた』と解釈されている。大誤解ではありませんか。我々の祖先は欧米の植民地にならないよう、一所懸命、国づくりに励んで近代化したのですから。
 誰でもアイヌ
 砂澤 国連も日本のアイヌ史を把握しているわけではありません。国連の一方的な決議を、日本に持ち帰って地元の政治家に押しつける。政治家が自国の歴史をしっかり認識していないから、まともな対応ができていません。
 藤井 日本人も国連幻想が根強くあるから、国連から指摘を受けると、いたずらに動揺してしまう。でも、国連人権理事会にしても何しても調査能力はほとんどありません。言った者勝ちの世界です。欠席裁判です。
 私に言わせれば、『国連が言っているからインチキの可能性が高い』と。国内で問題化できなかった人たちが、海外に行って騒ぐ──これは慰安婦問題と同じ構造です。海外の権威を借りて、日本を攻撃する。日本政府は抗弁しないで『ごもっとも』と言ってきたたために、何十年も慰安婦問題や南京問題で脅かされるハメになっているのです。
 砂澤 北海道白老(しろおい)町では、今、国立アイヌ民族博物館が2020年開設に向けて、着々と準備中です。そこと韓国の戦争記念館やチャイナの南京虐殺記念館が連動していく可能性があります。
 藤井 恐ろしいことです。日本の間接侵略の拠点になるかもしれない。その先に待っているのは何か──日本政府が介在できないような治外法権空間が北海道の中にできる。
 砂澤 アイヌ新法が成立して制度が拡大すればするほど、一国の中に二つの制度があるのと同じことになります。
 藤井 そもそも『アイヌ民族』の定義なんて存在しませんから、アイヌと言われる人たちと結婚した外国人、そして生まれた子供もアイヌと認定されます。
 在日中国人や在日韓国人でもアイヌ認定されるかもしれない。
 砂澤 ネズミ講方式で増えていきますよ。沖縄の左翼もアイヌと共闘態勢を何十年も取っています。沖縄が独立や土地の返還、言語を復活させろとか騒いでいますけれど、その運動にプラスアルファした要求を必ず国にしてくるはずです。
 アイヌの前例があるから『沖縄は別』と政府が対応できるかといったら、できるはずがありません。さらに中央には土木利権に絡んでいる人たちがたくさんいるので、加速度的にこの件は悪化するでしょう。
 藤井 アイヌ利権という格好の利権があり、さらに、その権利の旨みを狙う別の団体も入り込んできているわけです。
 チャイナや北朝鮮も虎視眈々と侵略を狙っています。
 砂澤 アイヌ協会の人たちの一部が、東京や沖縄で行われている『主体(チュチェ)思想勉強会』に参加しています(チュチェ思想国際研究所のサイトなどより)。
 藤井 アイヌ北朝鮮主体思想に、一体何の関係があるんですか。
 カジノ構想
 砂澤、また、北海道の15の市町村が中国の各都市と友好・姉妹都市提携をしています。工作員を入れているようなものでしょう。
 藤井 手控える都市のほうが増えているのに。しかもチャイナは北海道の土地をどんどん買い占めているわけですから。
 砂澤 『北海道新聞』は日中記者協定をいまだに忠実に守っているのか、中国を批判する記事が、ほとんど言っていいほど出てこないですよ。
 藤井 今、北海道は、カジノを誘致しようとしていますね。
 砂澤 町おこしの一環でしょう。苫小牧(とまこまい)市、釧路市、後志(しりべし)管内留寿都(るすつ)村の三ヵ所が候補に挙がっています。苫小牧だと、白老(しらおい)の国立アイヌ民族博物館が近くにありますから、さまざまな利権が絡みそうです。
 7~8年前、アイヌが海外交流で、ネイティブアメリカン(〝インディアン〟)と接触したときに、カジノ構想を持ち掛けられ、それ以来の関係です。
 藤井 〝インディアン〟の居留地はひどいところです。彼らが住んでいた豊かな土地は、白人がすべて奪い取り、不毛の土地を彼らにあてがった。狩猟採集生活が中心ですけれど、それもままならないほどだった。
 そこでカジノをつくり、その売り上げを彼らに分配しようということになったのです。その方法論でもって、北海道のカジノにもネイティブアメリカン系の会社がすでに入り込んでいるそうです。彼らとアイヌは同じ境遇にあると考えているのです。カジノを運営するとなれば、ノウハウがないから海外資本が入らざるを得ない。
 砂澤 アイヌ新法で正当な主張だと言われたら、つくらざるを得なくなります。
 藤井 私は『アングラマネー』(幻冬舎)という本を書いていますが、カジノは不正なお金が集まるところで、マネーロンダリングするためにあるようなものです。そのメリットがなければ流行りません。
 マカオのカジノが流行ったのは、賄賂で私腹を肥やした連中が来るからです。たとえば、私がチャイナの悪い商人だとしましょう。福建省の省長を抱き込むため、カジノを利用するのです。ポーカーで勝負し、わざと負け、省長を勝たせる。胴元を経由して、省長のポケットにお金が入ります。そうやって賄賂を合法化しているのです。
 日本でもカジノを開いたら、必ず悪い人間が寄ってくる。売春や違法薬物も横行するでしょう。そもそもラスベガスはマフィアが仕切っています。
 河野談話に似て危険
 砂澤 とにかくにも、この流れが続けば、2020年の東京五輪開会式の演出の目玉としてアイヌを先頭にして登場させるのではないか。
 藤井 世界に向けてイメージ操作をしようとしています。天皇陛下に謝罪させ、問題を永久化させる目論見もあるのではないか。慰安婦問題に似ていますが、どれほど謝罪をしても受け入れてくれません。未来永劫、日本人は奴隷のように仕えなければならない。一人1億円の補償金を要求する動きもあるようです。
 砂澤 総理が任命し、陛下が認証しているわけですから、この時点で陛下が巻き込まれています。
 藤井 『アイヌ新法』は、今国会で通してはいけない。そのうち、問題がいろいろ噴出してくるでしょうから、再審議、取りやめとなればいいのですが。
 日本人は、一度、談話や法律が制定されると、金科玉条のごとく縛られてしまう。日本人のクソ真面目な欠点が出てしまうのです。
 砂澤 権威は無謬(むびゅう)であると思い込んでいるのでしょう。
 藤井 ローマ法王ヨハネ・パウロ2世も、過去2,000年間にカトリック教会が犯した罪を認めています。ましてや、政治家が間違えるのは当たり前です。河野談話にしても、未来永劫拘束される必要はありません。日韓慰安婦合意にしても、その内容に未来永劫拘束されるのかと言えば、決してそんなことはありません。韓国側は、すでに拘束されていないじゃないですか。
 河野洋平さんは当時、事実を知らなくて、あの談話を発表した。今の我が政府の見解はこちらです──と、主張すればいい。憲法も同じです。
 砂澤 昭和20年代から40年代くらいまで、アイヌ協会は事実上休眠状態でした。旧土人保護法もほとんど活用されていません。
 そこで、政府側が『アイヌへの補償はもう十分ではないか』と言い出したら、いきなりアイヌ協会は『いや、そんなことはない』と言い出したのです。じゃ、休眠していた時間は何だったのでしょうか。
 藤井 利権がなくなるとわかったら、突然目覚めたわけですね。
 砂澤 帯広にもアイヌの団体がありましたが、『我々の役目は終わった。みな、自立した生活も送れるようになった。土人保護法の恩恵を受ける必要もない』と解散しています。独立心を持った人たちがたくさんいたのです。
 保護法に絡んで活動している人たちは、自立を拒んでいると言ってもいい。それに『アイヌ』と銘打って活動している人たちは『反日』感情を持った集団になっているのです。利権の恩恵を受けたいがためです。
 藤井 差別を拡大再生産して、利権の貪(むさぼ)っているのではないでしょうか。現在、アイヌ協会は何人いますか。
 砂澤 北海道だけで約1,200人弱です。個人会員と世帯会員を合わせて、そのくらいと推定できます。
 とにかく、アイヌ利権のカサブタをいくら外しても、すぐそこに絆創膏(ばんそうこう)を貼られてしまう。アイヌ利権の中心にいる人間が、国の政策室に行き、『まだ政策が足りない』と訴えています。『日本人って何?』と考えれば、『アイヌ民族はいない』という結論に簡単にたどり着けます。
 でも、誤った考えからなかなか抜け出せそうとしない人が多くいる。『差別されたアイヌは可哀そうだ』という視点に立つほうが心地よいのでしょう。
 藤井 戦後のリベラル教育による悪しき影響でしょう。『差別されていたと自己主張する人たちは無条件に保護しなければいけない』という考え方です。本当に差別があったのかどうかを検証しない。
 要するに偽善ですよ。自分がいい格好したいだけ。私はこんな人類愛にあふれた優しい人で、それを認めないのは悪い人だと、そういうポーズを取りたいのです。
 砂澤 朝日新聞の『声』欄と一緒ですね。政治家の多くは『アイヌ新法』は観光政策や地域振興政策の一環と安易に考えているようですが、そうではありません。国民の中に差別をつくり上げ、国民を分断する恐ろしい法案です。
 『アイヌ新法』推進の人々の中には、天皇陛下の謝罪を要求する者もいます。決して通してはならない法案です。」
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 3月27日 産経新聞 iRONNA「 朝日新聞の次なる標的は「アイヌ侵略」で間違いない
 山岡鉄秀(AJCN代表)
 2018年、私はケント・ギルバートさんとともに朝日新聞を追及し、その結果を『朝日新聞との対決全記録』という一冊の本にまとめた。
 われわれが当初追及したのは、朝日新聞が英語版でひそかに続ける「慰安婦強制連行プロパガンダ」だった。2014年8月、朝日は吉田清治証言に基づく「虚報」を撤回して謝罪した。ところが、iRONNAでも指摘したように、英語版では「強制連行と性奴隷化」を想起させる表現を使い続けていたからだ。(Comfort women, who were forced to provide sex to Japanese soldiers before and during World War II. 第二次世界大戦前と最中、日本兵に性行為を強要された慰安婦
 朝日新聞はわれわれの問いかけに対し、「慰安婦とされた女性の訴えは人によって、あるいは時期や場所、戦況によって大きなばらつきがあり、個々の状況全体を総合して具体的に説明するのは困難です」と回答した。「慰安婦の多様性」を認めながらも、前述の画一的な表現を改めることは拒否したのである。
 その後、同様の表現を使用していた英字紙ジャパン・タイムズが編集方針を改め、そのような表現を今後は使用しないと宣言した。しかし、朝日新聞はわれわれとの交信で自己矛盾を露呈しながらも、方針変更についてはかたくなに拒否した。

 そんな朝日新聞は、まるでウルトラセブンに追い詰められ、隠密行動を放棄した宇宙人が巨大化して街を破壊するような行為に打って出てきた。いよいよその暴力性を隠す気も無くしたようだ。最新の例を二つ挙げよう。
 韓国が慰安婦に関する日韓合意を事実上破棄したことを受けて、朝日新聞は「慰安婦財団、残したものは」という記事を掲載した。これは日韓合意を受けて韓国側が設立した「和解・癒やし財団」の活動を振り返る記事だが、慰安婦に関する説明が添えられている。そこには次のような記述がある。

 戦時中、日本軍の関与の下でつくられた慰安所で、朝鮮半島出身の女性が将兵の性の相手を強いられた。
(筆者注:強いられた=forced to provide sex)
慰安婦財団、残したものは」2019.01.28 朝日新聞東京本社版朝刊 6ページ

 われわれの追及の過程で、朝日新聞が虚報を撤回したことを認めた記事を、利用者が特定のウェブページを訪問することを防ぐようにする「メタタグ」などを使用して検索できないようにしていたことが発覚した。朝日新聞慰安婦問題に関してはもはや逃げ隠れせず、日本語の世界でも「強制性」を事実として流布することを決めたようである。どんなことをしてでも、日本と日本人を貶(おとし)めたい朝日新聞の執念が感じ取れる。
 しかし、日本語版では無難な記事を書きながら、英語版で徹底的に日本を貶めるという、朝日新聞の作戦は終了していない。先般閣議決定された、いわゆる「アイヌ新法案」をめぐる記事の日本語版と英語版の齟齬(そご)には驚きを禁じ得なかった。
ここで、2019年2月18日に朝日新聞デジタルで配信された日本語記事を紹介する。
 先住民族の明記評価 自治体「格差」懸念も
 アイヌ新法案 閣議決定
 国のアイヌ政策の基本となるアイヌ新法案が15日、閣議決定された。アイヌ民族を「先住民族」と明記し、差別禁止やアイヌ文化にかかわる特例措置などを盛り込んだ。法案を評価する声が聞かれる一方、自治体により「格差」が生じると心配する声もある。政府は今国会の成立を目指す。
 次に英語版を見てみよう。英語表記と和訳を併記する。こちらは一足早く2月6日に配信されている。

 Bill finally recognizes Ainu as indigenous people of Japan
 (法案はついにアイヌを日本の先住民だと認める)
 After more than a century of forced assimilation and discrimination that nearly blotted out their culture, the Ainu are finally to be recognized as indigenous under legislation to be submitted to the ordinary Diet session. 
 (アイヌの文化をほぼ壊滅させた1世紀以上にも及ぶ強制的な同化政策と差別の果てに、ついにアイヌ民族を法的に先住民族と認める法案が通常国会に提出される)

 このすさまじい違いは何を意味するか。
 この表現では、日本政府が今回の「アイヌ新法」でアイヌを先住民と正式に認めることが、「アイヌ侵略史観」まで公式に認めたと受け取られかねない。「そんなつもりはない」と日本政府が言っても、明確に説明(立論)しなければ、自動的にそうなる。これに朝日新聞が食らいつかないはずがない。それが前述の英語記事につながるわけだ。
 日本政府は、アイヌを正式に先住民と認め、さらに手厚く支援することで国際社会の心証が良くなることを期待しているのだろうか。ひょっとしたら、人気漫画『ゴールデンカムイ』のイメージを利用して観光資源になることまで考えているのかもしれない。
 2018年12月末、いつの間にか「アイヌ担当大臣」という新たなポストが設置され、公明党石井啓一国土交通相が指名されたことを知らない人も多いだろう。そして2020年4月には北海道白老町の8600平方メートルの敷地に国立アイヌ民族博物館と国立民族共生公園がオープンする予定だ。このように、東京五輪に合わせて海外向けの情報発信が急ピッチで進んでいることもあまり知られていない。
 このすさまじい違いは何を意味するか。
 この表現では、日本政府が今回の「アイヌ新法」でアイヌを先住民と正式に認めることが、「アイヌ侵略史観」まで公式に認めたと受け取られかねない。「そんなつもりはない」と日本政府が言っても、明確に説明(立論)しなければ、自動的にそうなる。これに朝日新聞が食らいつかないはずがない。それが前述の英語記事につながるわけだ。
 日本政府は、アイヌを正式に先住民と認め、さらに手厚く支援することで国際社会の心証が良くなることを期待しているのだろうか。ひょっとしたら、人気漫画『ゴールデンカムイ』のイメージを利用して観光資源になることまで考えているのかもしれない。
 2018年12月末、いつの間にか「アイヌ担当大臣」という新たなポストが設置され、公明党石井啓一国土交通相が指名されたことを知らない人も多いだろう。そして2020年4月には北海道白老町の8600平方メートルの敷地に国立アイヌ民族博物館と国立民族共生公園がオープンする予定だ。このように、東京五輪に合わせて海外向けの情報発信が急ピッチで進んでいることもあまり知られていない。」
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 倭人日本民族)・琉球人・アイヌ人は、南方系海洋民及び揚子江流域民の縄文人を同じ祖先とする同種同根である。
 黄河流域の大陸民系草原民を祖先とする中国人(漢族)・朝鮮人は、倭人日本民族)・琉球人・アイヌ人とは祖先を同じくしない異種異根である。
 倭人とは、奈良中央政権であるヤマト王権の住人である。
 琉球人やアイヌ人は、南九州の隼人・熊襲、北関東の上毛人、北陸の越人などと同様に地方の一部族にすぎない。
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 弱者や少数派の権利を掲げて、アイヌ利権に群がり、国民が貧困化し財政赤字に苦しむ日本国から国費を不正に奪って儲ける人々を人権派市民と呼ぶ。
 国連人権委員会などの国際機関は、人権派市民の言い分を正当として、日本政府に弱者・少数派の権利を守る事を勧告している。
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 日本民族は、日本列島の外で誕生し、海を越えて日本列島に上陸して侵略し、先住民族を虐殺して占領し、先住民族を支配し奴隷化した、好戦的で血に飢えた残忍無比の狂信的な戦闘民族ではない。
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 少数派の民族主権による分離独立論。アイヌ人の北海道独立論。琉球人の琉球(沖縄)独立論。
 そして、将来、日本各地で起きるであろう中国人移民による自治権参政権、役人(官僚)登用権などの諸権利が要求され、日本の主権を廃した中国人住人による治外法権地域の創設である。
 アイヌ利権とカジノ利権に群がる人間達。
 日本国内に、日本を解体・崩壊・消滅させようとしている反天皇反日的日本人が蠢いている。
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 江戸時代。徳川幕府は、日本人を堕落から救うべく、売春は許したが博打とアヘン(麻薬)は許さなかった。
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 軍国日本は、ロシア・ソ連共産主義勢力からの侵略から天皇と母国と民族を守る為に、国防の最前線で生活するアイヌ人達への差別を抑え現地で保護し優遇していた。
 何故なら、アイヌ人が日本を憎んで侵略者に味方すれば、日本は一瞬にして滅ぼされ、全ての日本人が征服者の奴隷にされるからである。
 日本民族日本人にとってアイヌ人や琉球人はそういう存在である以上、友人どころか戦友としなければならなかった。
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 世界には、中世時代から日本を分解消滅させようと目論む反天皇反日派国際勢力が存在する。
 日本は世界で信用されている、日本人は世界で愛されているとは、真っ赤な嘘である。
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 日本分割崩壊陰謀論
 日本民族日本人の少子高齢化による人口激減。
 中国資本による土地購入や日本企業買収。
 日本で急増する中国人移民。
 アイヌ人の一部は、中国人移民を通じて中国共産党に接近している。
 北海道の教育現場には、高学歴出身マルクス主義者が人権派教師として入り込んでいる。
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 南方海洋民・揚子江沿岸民の子孫である縄文人は、南は琉球・台湾・揚子江沿岸、北は蝦夷地(北海道)・北方領土4島・千島列島・カムチャツカ半島樺太、西は朝鮮半島南部に広く住み、舟で日本海を主航路にして往来していた。
 日本海は、縄文人のみが利用する内海であった。
 韓国が主張する、大陸草原民・黄河流域民の子孫である朝鮮人の東海など存在しなかった。
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 北方系森林民は、シベリアからベーリング海に達し、東と南に分かれて移動を続けた。
 南行した一派は、カムチャツカ半島を下り千島列島・北方領土4島・北海道から日本列島に移り住み定住し、先住民である南方海洋民と乱婚して縄文人となった。
 東行した一派は、ベーリング海で二つを渡り、或いはアリューシャン列島を伝って北アメリカ大陸に上陸し、そして中南米大陸に広く定住した。
 北米大陸ネイティブ・アメリカン(インディアン)も中南米大陸のインディオも、血筋的に縄文人と繋がっているが、混血の雑種である縄文人とは違って混じりけナシの純血種である。
 人類の大移動は、この時点で終了した。
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 阪本要一「欧米人と比べて、日本人はエネルギーを少しでもたくさん脂肪として蓄えようとする『倹約遺伝子』を高頻度に持っているとされています。氷河期に、ユーラシア大陸から日本列島へ辿り着いた人々が草木の根を食べて生き抜いてこられた一因とされる遺伝子で、いわば現代人は飢餓に耐え抜いたエリートですが、結果として食の欧米化の影響で内臓脂肪を多く蓄えることとなった。ですから、肥満が招く三大疾患、糖尿病・高血圧・脂質異常症高脂血症)を発症する可能性が高い傾向にあります」
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 アイヌ人とは、古代に関東以北に住み、弥生人との乱婚を避け、中央・ヤマト王権天皇・日本国・日本民族日本人)への従属を拒否した誇り高い蝦夷の一部族である。
 アイヌ人の祖先は、東北や関東まで広く住み、弥生人を受け入れた地域では乱婚で混血化が進み弥生人化して消えた。
 日本の文化・宗教・言語は、乱婚による混血化で西から東へ、そして北へと広がっていった。
 それが、日本天皇による日本統一物語であるが、遠く離れた琉球と稲作不可能地の蝦夷地が統一される事なく放置された。
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 アイヌ人は、日本民族琉球人と同様に縄文人から分かれた兄弟であり、分かれた原因は大陸から移住してきた渡来人との乱婚による混血による。
 日本民族は乱婚によってよって弥生人に変貌し、最も混血度が濃く、雑種性が強かった。
 弥生人は、海洋民の縄文人から航海術を受け継いで琉球人やアイヌ人との交易を続けていた。
 農耕漁労の弥生人は、稲作可能な琉球に定住し琉球人と乱婚を続けたが、稲作不可能な蝦夷地には定住せずアイヌ人との乱婚は少なかった。
 だが、アイヌ人の中に少なからず和人(日本人)の血が混じり、純血のアイヌ人は存在しない。
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 弥生人は、新たな渡来人と乱婚し混血を繰り返して倭人となり、中華・インド・中央アジアから文化・宗教など多くのモノを取り入れて日本民族日本人に発展した。
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 鎌倉時代以前から。和人(日本人)は、蝦夷地・北方領土4島・千島列島を行き来しアイヌ人と交易し、中には定住して生活を共にしていた。
 千島列島や樺太に住むアイヌ人やそれ以外の先住民達は、大陸の沿海州カムチャツカ半島と交易を行っていた。
 アイヌ人は朝鮮人より自由人であった。
 大陸と交易していたアイヌ人も、縄文人の特色を強く残していた。
 アイヌ人は、平和を愛する部族ではなく果敢に戦う戦闘部族でもある。
 樺太アイヌ人は、侵略してきたモンゴル軍を撃退し、沿海州に攻め込んだ。
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 人類はアフリカに誕生し、人口増加と人口減少を繰り返しながら地球上に生活圏を広めて、白色人種・黄色人種・褐色人種・黒色人種に分かれ、数多くの民族を生み出していった。
 人類の膨張が生活圏を狭め始めるや、生き残る為の人種間抗争が勃発し、優秀民族による劣等民族の殲滅が起き始めた。
 それが、文明発展史観による人類史である。
 ローカルがグローバルに進歩し、グローバルがローカルに退歩する。
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 明治新政府は、ロシアの侵略から日本を守る為には北海道や北方領土4島のアイヌ人を味方に付ける必要があり、旧土人保護法でアイヌ人達を日本人の北海道入植者や屯田兵以上に優遇した。
 日本人のアイヌ差別意識はこうして生まれた。
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 北海道では、日本民族日本人が多数派で、アイヌ人と中国人移民が少数派である。
 現代の日本は、少数派が優位で、多数派が劣位であり、その為に多数派は不利益になる事を承知で少数派の意見を可能な限り聞かねばならない。
 日本を衰退させる元凶は、行政に蔓延る、責任回避、問題先送り、事勿れ主義などの小役人意識である。 
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 日本民族琉球人は、文化として文字を持ち、経済として貨幣を使用していた。
 アイヌ人は、文字を持たず、貨幣を使用していなかった。
 文字を持ち、貨幣を使うには、それに価値を与える一つの権威が必要であった。
 その価値を、日本民族は神聖な家系による天皇=帝(みかど)に求め、琉球人は中華帝国・中華皇帝に求めた。
 アイヌには、アイヌに共同体意識を持たせる思いとしての自然崇拝があったが、アイヌを1つにまとめる目に見えた実体を持った存在がなかった。
 世界には、文字を持たなくても高度で優れた文明や文化が存在していた。
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 倭人とは、中国人や朝鮮人が日本人を侮蔑を込めて読んだ排他的差別用語である。
 縄文人弥生人は、日本人が祖先を呼んだ区別である。
 縄文人縄文文化は、人類学及び地球文明学の専門用語として認められている。
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 移民者は、新たな少数民族を生み、先住民との間にトラブルを引き起こす。
 歴史的実例が、南北アメリカ大陸と中国に於ける少数民族ジェノサイドである。
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 現代日本人は、真実の歴史より偶像に近い時代劇・時代小説を好む。
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 日本の歴史には、国の神話と民族の物語とホモ・サピエンスの先史学(考古学・人類学)という3つがある。
 現代の日本の歴史では、如何にしてホモ・サピエンスから日本人が生まれたかという科学的足跡が教えら、非科学的な国の建国神話や民族の誕生物語は削除されている。
 つまり、高得点を取って入試に合格する、進級する為だけの暗記用歴史である。
 高学歴出身知的エリートは、受験・試験用歴史には強い。
 科学に弱い低学歴の日本人、昔なら、下級武士、貧しい庶民(百姓や町人)、賤民(非人・えた)、部落民(山の民・海の民・川の民)などの下層民は、勤皇派、尊皇派として国の神話や民族の物語を好み科学的なホモ・サピエンスの歴史には興味も関心もなかった。
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 現代の高学歴出身知的エリートは、日本国語を正確に読む事ができず、外国語の語彙を理解しても日本の歴史用語である「悪人」や「土人」の意味が理解できない。
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 マルクス主義日本人(共産主義日本人)は、反宗教無神論者であり、反天皇反日的日本人であり、そして高学歴出身知的エリートである。
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 日本の歴史は、共産主義者からのマルクス主義史観の階級闘争史、西洋からのキリスト教史観の原罪史、近隣諸国からの日本人極悪非道史観の重犯罪史で毒されている。
 それ故に、中世キリスト教会と白人キリスト教徒商人による日本人奴隷交易、ロシア人共産主義者による日本人(主に女性や子供)逃避者虐殺、中国人暴徒による一般日本人(主に女性や子供)虐殺、キリスト教朝鮮人テロリストによる昭和天皇・皇族殺害失敗事件は、教えない。
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 日本の歴史は、1980年代までは被害者の歴史であったが、1980年代後半からは加害者の歴史にかわった。
 日本の歴史を改悪したのは、最初はアメリカと日本人共産主義者であり、後は中国共産党・韓国・北朝鮮と反天皇反日的日本人である。
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 人類の歴史、特に西洋史・中華史(中国史朝鮮史)の真実は改竄・捏造・歪曲で塗り固められ、記述には嘘が多く、現実に起きていた事実が歴史の闇に葬られている。
 事実に基づく人類の歴史とは、殺し合いと奪い合いによる暴力と死に彩られた流血の歴史である。
 それは、移動の自由がある開放的な大陸で多く、逃げ場のない閉鎖的な島では少ない。
 奴隷は、大陸に存在したが、島には存在しない。
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