💦2〕─2─朝鮮・韓国は中国に隷属させられた「文化的植民地」であった。~No.3No.4 

   ・   ・   ・   
 関連ブログを6つ立ち上げる。プロフィールに情報。
   ・   ・   {東山道美濃国・百姓の次男・栗山正博}・  
 2022年2月16日 MicrosoftNews JBpress「中国に隷属した「文化的植民地」という事実を自らさらけ出す韓国
 © JBpress 提供
 北京五輪の開会式に登場した韓服の女性(写真:YONHAP NEWS/アフロ)
 (金 愛:フリージャーナリスト)
 判定を巡り様々な議論を巻き起こしている北京冬季五輪。韓国市民の間でも、反中感情が沸き上がっている。若者たちを中心にして反中感情が激しいが、とりわけ30代、40代の中国に対する反感は根が深い。
 彼らは、あからさまに、中国が「反則国家」だと認識している。スポーツだけでなく、政治的、社会的、文化的な交流において、韓国と不公正なゲームを繰り広げてきたのが、まさに中国だという認識だ。
 このような中でも、韓国左派は、中国を擁護する立場を取っている。文在寅大統領を筆頭に、韓国与党「共に民主党」は伝統的に共産党シンパの左派政権だ。日本に対しては敵対的で、北朝鮮と中国に親和的である。背景には、歴史的に中国を大国として迎え、自らを属国と卑下する民族性がある。
 中国人が、韓国の固有衣装である韓服を中国の衣装だと言い張ることに対して、「中国に住む朝鮮族が嫌悪を感じる?」になるとし、「共に民主党」所属の国会議員は「野党が、意図的に反中感情を煽っている」「中国を嫌悪するよう仕向けている」と中国を擁護している。
 歴史を振り返れば、確かに韓国は長い間、中国の属国であった。2017年4月、中国の習近平国家主席と会見した際に、当時の米トランプ大統領が「韓国は、事実上中国の一部だった」と語り、波紋を呼んだのは記憶に新しい。それゆえ、本質的にその影響から抜け出すことは難しい。
 東アジアにおける「属国」とは、一般的に「朝貢国」を指した。近代化以前の朝貢冊封という政治的儀礼を通じて、東アジア周辺国家と民族は中国中心の地域秩序に順応するという意思を表明し、その代価として、中国は、彼らの内政に干渉せずに援助を約束した。
 朝鮮半島において、特に朝鮮時代当時は、中国を王朝として迎えなければ、中国との平和共存や自治権を勝ち取ることができなかった。
 韓国を「文化泥棒」扱いする中国
 19世紀に入り、このような中華秩序の地図が再編成された。西洋の帝国主義の侵略により、中国が徐々に失速していったからだ。もっとも、1880年代、日帝植民統治以前の朝鮮は、事実上、中国に残った最後の属国だった。
 朝鮮が最後まで属国として残ったのは、ロシアに接近を図った朝鮮王朝の判断ミスによる。日本と英国は警告を発したが、警告を無視して朝鮮王朝はロシアに接近。結果的に、1885年の巨文島事件と露朝密約事件によって、清は朝鮮の内政と外交に関する監督権限を手に入れた、これによって朝鮮は、1885年から1894年の日清戦争まで、事実上、清国の属国として残る羽目となった。
 最近、中国で吹き荒れている伝統文化ブームにも、「韓国は中国の属国」という意識が垣間見える。
 キムチや韓服など、どこからどう見ても明らかな韓国文化を中国文化だと主張しているのはその典型だ。それに加えて、世界各国に孔子学院を建て、中国文化を伝播している。
 中国は今、「文化」で自国民を統制し、「文化」で他国を攻撃、あるいは教化しようとしている。中国は、昔から中国だけが文明先進国で、他の国家は野蛮であると考えている。中国文化に同化させて、政治的に統合された共同体を中心とした天下秩序を打ち立てようとしているのだ。
 習近平政府は「文化自信(中国の文化価値への高い評価)」と「文化強国」政策を掲げ、「中国の夢(中華民族の復興)」に向かって邁進中である。中国を中心とした天下秩序によって、韓国のような過去に中国であった国々を、再び中華文明の中に封じ込めようというのが、中国の文化政策の趣旨である。
 中国は、古代韓国は自ら文化を発明する能力がなかったので、韓国文化は中国から伝わったものだとして、韓国を「文化泥棒」と認識している。属国の中でも、歴史的に文化的交流が多かった韓国は主要なターゲットになった。地上配備型ミサイル迎撃システム(THAAD)を韓半島に配置した2016年以降は、より一層露骨に、韓国が中国の文化属国だと主張している。
 韓国人に“クンジョル”しなかった中国人アイドル
 今年1月、韓国で活動しているガール・グループの中国人メンバーが、クンジョル(ひざまずく丁寧なお辞儀)を拒否するという問題が起きた。ガール・グループ「EVERGLOW(エバーグロー)」の中国人メンバー、王怡人(ワン・イーレン)は、他のメンバーがファンたちにお辞儀をする中、手を叩くだけでお辞儀をしなかったという騒動だ。中国人は決して、韓国人にひざまずかないというメッセージを投げつけたのだ。
 減塩料理を続けるためにやったこと。結論これ一本。
 日清オイリオ だしわりシリーズ
 減塩料理を続けるためにやったこと。結論これ一本。
 これに対し韓国人が怒ると、中国のネット民はすぐに批判した韓国のネット民に向かって「過去、韓国は中国の植民地だった」「中国伝統文化では、ひざまずくのはもっとも高い尊敬の象徴。一般的には不名誉なことと見なされる」「韓国人が、中国人にお辞儀をしなければならない」などと激昂した反応を見せて、韓国人をさらに怒らせた。
 このように、中国による属国扱いに韓国人は腹を立てているが、その怒りを文在寅政権は座視している。
 2月4日、中国・北京市の国家体育場(通称:鳥の巣)で開かれた、2022北京冬季オリンピックの開幕式で、韓服を着た朝鮮族公演者が登場した。その時も、文在寅政権や韓国左派は「朝鮮族も韓国人」という荒唐無稽な主張によって、反感を表出しなかった。
 大きな怒りを表明した韓国のネット民は反中運動に突入するほどの勢いだが、政府は沈黙している。中国の経済報復が恐ろしいのだ。文在寅政権は「反中」を「扇動」と規定し、中国に対する対応にはいたって消極的だ。文在寅政権が気を遣っているのは、北朝鮮と中国との関係改善のための「平和共存」だけのように見受けられる。結局、中国に対して、これといったメッセージを発してはいない。
 このように、中国に対しては完全にひれ伏している文在寅政権だが、日本政府の前ではなぜか堂々としている。1965年に日韓請求権協定を結び、経済協力および経済発展のために、韓国に5億ドル(無償3億ドル・有償2億ドル)を提供し、同時に各種の技術移転や先端技術を伝授した日本政府の姿とはかけ離れていると言えよう。
 そして2019年7月、日本の輸出規制が起きるや否や、文在寅大統領は日本に対する事実上の抗日運動を指示し、「徴用工」や「慰安婦問題」など過去の未解決問題によって、事実上、日本との断交を宣言するほどであった。
 経済成長を助けた日本を叩き、中国にひれ伏す韓国の精神性
 2015年、中国が韓国のTHAADミサイル配置に反対して、大規模な韓国不買運動を行った時も、「中国が恐ろしい」と、韓国は何の手立ても取らなかった。それなのに、日本に対しては、歴史の歪曲を含め、完全に違う態度を取っている。現在の韓国の自動車、素材、部品装備など、輸出入の相当部分を占める技術力のほとんどが日本に起因しているにもかかわらずだ。
 キムチや韓服のような文化的なことではない。韓国人の経済成長を助けた富の根源は、日本の支援と共助から出たものだ。にもかかわらず、このような事実を徹底的に否定し、日本に対して大声を張り上げる。中国の前では一言も発することができない韓国は、朝貢国とどこが違うのだろうか。
 韓国のダブルスタンダード・プレーは、現在、韓国が中国に隷属した文化的植民地であるという姿を、自らさらしていることにほかならないだろう。」
   ・   ・   ・