👪29〕─1─どうして日本は生きづらい?日本とドイツの違い。〜No.139 

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 2022年5月14日 MicrosoftNews J-CASTニュース「どうして日本は生きづらい? 「ありのままの自分」大切にするドイツ流「自己肯定感」高い生き方【尾藤克之のオススメ】
 現地在住20年を超える著者が、ドイツで学んだ「ストレスフリー」生活の極意を解き明かします。結婚を機に、ドイツへ移住した著者は、ドイツと日本の文化・習慣・考え方の違いに触れ、毎日が驚きの連続だったと言います。ドイツ人の生き方の背景にあるのが「ありのままの自分」を大切にする「自己肯定感」の高さでした。
 (以下引用)
 「ドイツ人はなぜ『自己肯定感』が高いのか」(キューリング恵美子 著)小学館新書
 (以上引用)
 日本の常識は、ドイツの非常識?!
 著者はドイツに移住後、ファッションについて驚くことがありました。服装の流行などを追う人が圧倒的に少ない点です。著者の夫は会社員ですが、毎日の通勤はジーンズにTシャツを着て、ウインドブレーカーかジャンパーを羽織るのが定番だと言います。
 また、仕事上、州政府の外国人局にも行くそうですが、そこでも「普段着」がスタンダードです。「公務員だから、決められた服装をしなければいけない」というものがないようです。なかには、高級ブランドで固めている人、リーゼントや革ジャンの人、フレアスカートをはいている人もいます。
 しかし、流行や着飾るという趣旨ではなく、「着心地がいい」「機能性に優れている」ことが重視されているようです。著者は次のように言います。
 (以下引用)
 「自分が他人にどう映っているのか、他人が自分をどう思うかなんて気にしない、ドイツ人の生き方が表れています」
 (以上引用)
 食事に出掛けたとき、次のようなことがあったそうです。同僚のグラスが空きそうだったので、ビールをつごうとしました。同僚は「まだ飲み干していないのだから、つがないで」と怒ります。自分のタイミングで、自分でつぐことが当たり前だったのです。
 また、サウナは混浴が基本だそうです。とはいえ、他人の視線は気にはなるもの。すると、ドイツ人の夫に次のように言われたそうです。「なぜ、サウナに入るのに自分の体をいちいち隠すの? 隠していると、何か変わったところがあるのか興味を持って、かえって注目されるよ」と。
 「忖度(そんたく)しない」「残業しない」「休暇取得100%」「流行を追わない」「お・も・て・な・しはしない」「子どもの成績が悪くても責めない」......。そんなドイツ人の生き方を通して、あらためて、日本人の生き方を検証できるような話題が盛りだくさんです。
 「自分自身に満足している」若者は4割強
 内閣府がおこなった若者の意識に関する調査(13歳~29歳の男女が対象。日本の回答数は1134)では、「自分自身に満足している」と答えた人は4割強で、調査対象となった7か国中で最低だったことが明らかになっています。一方、ドイツは、アメリカ、フランスとともに8割を超える高い数字です。
 同じ調査では、「自分には長所がある」という質問に対しても、日本人の回答はやはり調査国中で「最低」だったのに対して、ドイツ人は9割以上で「トップ」という結果でした。どうすれば日本人も「自分自身に満足している」と思えるようになるのでしょうか。もっと自分に自信が持てるようにするには、どうしたらいいのでしょうか。
 本書がユニークなのは、ドイツ人の特性を「自己肯定感の高さ」という観点から分析しているところです。ドイツ流の生き方から、日本人の生き方を検証してみる。そのようなきっかけになる一冊になるでしょう。
 (尾藤克之)」
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