☷7〕─1─タイで韓国の文化・食品ブームに、日本を脅かす流行の勢い。~No.17No.18No.19 

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 官製クールジャパンは失敗した。
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 2022年7月22日 産経新聞「タイで韓国の文化・食品ブームに 日本を脅かす流行の勢い
 バンコクで5月に開催された食品見本市「タイフェックス2022」の韓国ブースは盛況だった(同ブースのPR動画から)
 親日の印象が強かったタイで、韓国の文化や食品が流行となっている。韓国が生み出した国際的な女性音楽グループ「BLACKPINK」は米ブルームバーグ通信の「世界で最も影響力のあるポップスター」に選ばれたこともあり、4人組のメンバーの一人、リサはタイから選ばれた唯一の女性ダンサー。青少年の間で人気はダントツだ。タイ国内のコンビニでは韓国の料理が店頭販売されるなど、日本を脅かす流行の勢いは当面衰えそうにない。
 タイでセブンイレブンを展開する財閥最大手チャロン・ポカパングループは、4月から一部店舗で韓国の旧宮廷料理であるトッポギや韓国式フライドチキンなどの販売を開始した。来年までに2000店規模に拡大する方針だ。タイ資本のすしチェーン「まぐろグループ」も新業態として韓国料理のサムシング・トゥゲザーを新規出店し、日韓双方の料理によって相乗効果を狙う戦略に切り替えた。タイにおける韓国食品市場は、業界の試算で約20億バーツ(約75億円)規模。韓流ドラマやKポップの流行、韓国ブランドの家電やスマートフォンの浸透で、ここ数年は年4~5%の勢いで伸長している。
 背後にあるのが韓国政府の強い後押しだ。バンコクに、食を含めた韓国文化を紹介するPR施設が常設されたのは10年以上も前のこと。現在の人気の裏側には長い地道な国家戦略があった。今年5月下旬にバンコクで開催された食品見本市でも出店した韓国企業は最多の56社。最大規模のブース面積を占める中、自国の食品や農産物のPRに励んだ。
 その象徴が、かつては日本が独壇場だったイチゴだ。タイに輸出される韓国産イチゴは昨年だけでも900万米ドル(約12億円)、強力なライバルとなった。日本の関係者から聞かれるのは「日本産イチゴの技術が韓国に盗用された」と負け惜しみばかり。それに耳を傾けるタイ消費者はまずいない。(在バンコクジャーナリスト・小堀晋一)」
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