👪16〕─2─アドラー心理学から考える!お金持ちになれる人の自信。~No.88 * 

  ・   ・   ・   
 関連ブログを6つ立ち上げる。プロフィールに情報。
   ・   ・   {東山道美濃国・百姓の次男・栗山正博}・   
 日本の自然と日本民族を知るには、フロイト心理学よりもアドラー心理学が最適である。
 現代の日本国民は、昔の日本民族とは違う、別人のような日本人である。
 つまりは、現代の日本人には昔の日本人を理解する能力はない。
   ・   ・   ・   
 2022年8月25日 MicrosoftNews あるじゃん 編集部 All About「アドラー心理学から考える!お金持ちになれる人の自信
 © All About, Inc. お金持ちや成功者は、過剰な承認欲求を持たないといいます。アドラー心理学から見る、本当に自分を信頼し、成功するために必要なことを解説します。
お金持ち&成功者は過剰な承認欲求を持たない
 「私たちは自分で人生を作っていかなければならない」「私たちは自分自身の行動の主人公である」と、アドラーは著書の中で言います。
 アドラー心理学に詳しい岩井俊憲さんに、人間の心の持ち方とお金&成功の法則について聞きました!
 * * *
 他人に認められたい──。心理学的には「承認欲求」と呼び、誰しもがこの欲求を持っています。
 しかし成功する人、お金持ちになる人はこの承認欲求が少ないのです。承認欲求自体がすべて悪いものではありません。人間は社会的動物ですから、自分が何らかの形で社会やコミュニティーの中で役割があり、実際に役に立っているという実感はとても重要です。いわば本能に近い欲求でもあります。
 社会のためになっている、人々の役に立ち、それによって周囲から自分は認められているという実感は、人が生きる最大のモチベーションになります。
 ただし、余りにそれが先行し過ぎるのは問題です。人に認められたいばかりに、周囲の意向を気にし、他人の意見に合わせてしまう。それによって本当の自分を殺してしまう人がいます。
 親の期待に応えすぎな現代の若者たち
 たとえば親の期待に応え、親を喜ばせたいために一生懸命勉強する。自分の本当に好きな道を選ばず、親や周囲の評価に従って進路を選択してしまう。そんなケースは意外に多いのではないでしょうか? とくに最近は、親子の関係がいい意味でも悪い意味でも親密です。
 一昔前は思春期になると親に反発し、親の意向に従わない子どもが多かったと思いますが、いまは反抗期という言葉すら死語のようです。それだけに親の意向に合わせて、本当の自分を殺してしまっている子どもが増えているのではないでしょうか。
 成功している人は社会の役に立ちたい、認められたいという承認欲求はもちろんありますが、だからと言って他人の意向や意見に自分を無理に合わせ、自分を殺してしまうことはしません。あくまでも人生の選択権は自分にあり、自分に素直に生きているのが成功者の特徴です。
 それは、傍若無人に自分の好きなように生きるということではありません。人生の選択権は自分にあるということ。そして、それに責任をもつということ。最後の最後は自分の考えと良心に従うということです。
 人生の価値基準、モノサシを自分の中に持つ
 同じ承認欲求を持っていても、それゆえに他人におもねってしまう人と、自分を大切にし、主体性を失わない人、その違いはどこからくるのでしょうか?
 おそらくいくつか要因があると思いますが、根本的には人生の価値判断や尺度を自分の中に持っているか、持っていないかでしょう。持っていない人は、どうしても他人の持っている価値判断に合わせてしまう。
 アドラー心理学では、そのような人生は他者の人生を生きているにすぎないと捉えます。それはもったいないことであり、本当の意味で成功もなければ、幸せにもなれないというのです。
 自分の中で自分なりの尺度を持つには、知識や教養、それに経験も必要でしょう。しかし、根本にあるのは自分に対する信頼と自信がなければなりません。
 自分をごまかして生きているうちは本当の自信は生まれない
では、自分に対する信頼と自信はどこから生まれてくるのか? 幼い頃の親の教育や愛情も大きい。ただし、これに関しては追って詳しく触れるとして、それ以外で大事なこととして、自分をごまかさないこと、自分に嘘を付かないことが挙げられます。
問題が起きた時、何かに直面した時、楽な方に流され、過去の自分にかこつけて問題から逃げたとします。そういうことを繰り返している人は、果たして自分に自信を持つことができるでしょうか?
 表面的には自分をごまかせても、無意識では自分自身を欺いて逃げた自己を責めています。そして嘘をついている自分を認めておらず、信頼することができません。
 このような人は自信が持てないので、自分の価値判断、尺度も信頼できない。そうなると、それを補うために他人の尺度に頼るようになります。他人の評価や他人の目が気になり、他者からの評価や賞賛がないと不安になるのです。
 ちょっとした勇気をもって人生の課題にぶち当たる
 逆に、少しの勇気を持って自分と向き合い、前向きに改善したり、努力し成長した実感を積み上げている人はどうでしょうか? 自分に対する信頼感は、自分をごまかす癖が付いている人よりはるかに高いものがあるでしょう。
 これを仏教では「身・口・意の三業(しん・く・いのさんごう)」という言葉で表現します。自分の行動、言葉、意識が一致していること、つまりは「自己矛盾」がない状態といってよいかもしれません。
 そういう人は他者の評価に振り回されず、自分の価値観や意見に従って行動することができます。アドラーの言う自分の人生を自ら選択できる、本当の意味で人生の主役になれる人なのです。
 持続的に成功する人、それによってお金を稼ぐことができる人は、まず例外なく自分を本当の意味で信頼できる人であり、自分に自信がある人です。そのためには、自分をごまかさない勇気、自分の課題や問題に向き合う勇気が必要だと言うことになるのです。
 教えてくれたのは……岩井俊憲さん
 1947年、栃木県生まれ。1970年早稲田大学卒業。外資系企業の管理職などを経て、1985年有限会社ヒューマン・ギルドを設立、代表取締役に就任。アドラー心理学カウンセリング指導者。上級教育カウンセラー。著作に『勇気づけの心理学 増補・改訂版』(金子書房)など多数
 取材・文:本間大樹」
   ・   ・   ・   
8月26日02:40 MicrosoftNews ORICON NEWS「アドラー心理学を誤解しないためにどうしても必要な二つのポイントとは?
 インドネシアのイベント「Ruang Tengah Festival」にオンライン登壇した岸見一郎氏(上段左)と古賀史健氏(上段右)。下段は司会役のAchaさん。
 哲人と青年、インドネシアに現る──。インドネシアの出版社が主催するイベント「Ruang Tengah Festival」に『嫌われる勇気』『幸せになる勇気』の著者である岸見一郎氏と古賀史健氏がオンラインで登壇しました。毎年開催されるこのイベントは、インドネシア全土から作家、読者、出版社が集う文学祭です。2022年のテーマは「#Reading Asia」ということで、アジア各国から多くの作家やジャーナリストが招かれ、さまざまなトークセッションが開かれました。
 岸見氏と古賀氏のセッションは、参加者からの質問におふたりがその場で答えていくというもの。著者と直接話せる貴重な機会に、会場や配信視聴に集まった読者からは数多くの質問が寄せられました。日本とは言語も文化もまったく異なる人たちは『嫌われる勇気』『幸せになる勇気』を読んで何を感じ、著者にどんな疑問をぶつけたのか? 白熱したインドネシア読者との「対話」の模様を3回にわたってお届けします。(構成/水沢環)
 アドラー心理学を紹介するうえでの苦労
 岸見一郎(きしみ・いちろう)哲学者1956年京都生まれ。京都大学大学院文学研究科博士課程満期退学。専門の哲学と並行して、1989年からアドラー心理学を研究。アドラー心理学の新しい古典となった『嫌われる勇気』『幸せになる勇気』執筆後は、国内外で多くの“青年”に対して精力的に講演・カウンセリング活動を行う。訳書にアドラーの『人生の意味の心理学』『個人心理学講義』、著書に『アドラー心理学入門』『幸福の哲学』などがある。
 司会 みなさん、こんにちはー! イベントへようこそ! 今日の講演者は、世界的なベストセラー『嫌われる勇気』の著者、岸見一郎先生と古賀史健さんです。私たちは幸せについて、どれほど理解しているのでしょうか。おふたりとの対話で、幸せになるために私たちがすべきことを考えていきましょう。それではおふたりに登場していただきます。みなさん拍手でお迎えください!(会場拍手)
 はじめに、こちらで用意した質問にお答えいただきたいと思います。まず、『嫌われる勇気』でアドラーの思想を日本の読者に紹介する際に、いちばん苦労したことは何ですか?
 岸見一郎(以下、岸見) 僕から答えましょうか。アドラーは1870年生まれで、それほど昔の人ではないにもかかわらず、思想は非常に新しい。時代を一世紀先駆けした思想家だといわれています。
 その新しさは「人間は対等である」という考えを提唱したことにあります。そして残念ながら、彼の考え方はいまだ常識にはなっていません。ですから、日本の読者だけでなく、誰であっても最初にアドラー心理学に触れたときに戸惑うことが多いのだと思います。これがアドラー心理学を紹介するときに苦労した点です。
 古賀史健(以下、古賀) 『嫌われる勇気』を出した2013年当時、日本においてアドラーの名前はほとんど知られていませんでした。もしも、有名だけど嫌われている、誤解されているという人だったら、その誤解を解けばいいだけですよね。でもこの本については、読者が全然知らない人について、最初から説明しなければならなかった。これは難しかったです。
 それから、日本人読者が「欧米の人はそう考えるかもしれないけど、日本人は違う。私たち日本人には当てはまらない」と思わないように書くことが難しかったですね。そのため、哲人と青年はできるだけ無国籍なキャラクターにするように心がけました。
 自分を変えるための心理学
 古賀史健(こが・ふみたけ)ライター/編集者1973年福岡生まれ。株式会社バトンズ代表。これまでに80冊以上の書籍で構成・ライティングを担当し、数多くのベストセラーを手掛ける。20代の終わりに『アドラー心理学入門』(岸見一郎著)に大きな感銘を受け、10年越しで『嫌われる勇気』および『幸せになる勇気』の「勇気の二部作」を岸見氏と共著で刊行。単著に『20歳の自分に受けさせたい文章講義』『取材・執筆・推敲』などがある。
司会 なるほど。それでは次の質問です。第2弾の『幸せになる勇気』では、「アドラーは誤解されやすい思想家である」と書かれています。主にどのような点で誤解されているのか、またその理由は何だと思われますか?
 古賀 じゃあこれは僕のほうから。アドラー心理学は、自分を理解して自分を変えるための心理学です。一方で、一般的な心理学は人間そのものを理解したり、他人を分析したりすることに使うもの。その頭でアドラー心理学に触れると、知識だけを得て他人のことを分かった気持ちになってしまう、でも自分の生き方は何も変わっていない、ということになるんです。
 アドラーが本当に求めていたのは自分自身が変わること。自分の生き方を変えるところにまで踏み出すことです。そこを理解・実践できるかがアドラー心理学の難しさであり、誤解を招く部分だと思います。
 岸見 アドラーの言葉自体は難しいわけではありません。だからこそすぐに「分かった」気になってしまう。その「分かった」がアドラーを誤解することにつながります。
 それから、アドラー心理学を知っても、すこしも楽にはなりません。他の人に問題があると思っていた人がアドラー心理学を知ると、あらゆることが自分に返ってくる。これは非常に受け入れることが難しいので、むしろ前のほうが楽だったと思う人はいます。自分に改善すべき点があることを受け入れたくない人がアドラーを誤解してきたように思います。
 司会 たしかに、アドラーの教えは実践するのが難しいかもしれないですね。それでは次の質問です。『嫌われる勇気』『幸せになる勇気』はいずれも対談形式で書かれています。なぜこの形式になったのか、執筆の過程について教えてください。
 古賀 これは単なる対談ではなく、ソクラテス式の「対話」だと考えてください。執筆にあたっては、本の中で哲人と青年が語り合っていたように、僕が何度も岸見先生の家を訪ねて、たくさんの質問をぶつけました。僕は青年よりやさしい言葉で、紳士的に尋ねましたが(笑)。何年も続けた実際のやりとりが、そのまま反映されています。
 岸見 私は長年プラトンの哲学を研究しているのですが、哲学の本来の在り方は対話だと考えています。ですから、古賀さんと編集者さんの3人でのやりとりの中で、「対話をそのまま本にしよう」という提案があったとき、それこそまさに哲学を再現するものだと思いました。
 世界的にはフロイトユングと並ぶ心理学界の三大巨匠とされながら、日本国内では無名に近い存在のアルフレッド・アドラー
 「トラウマ」の存在を否定したうえで、「人間の悩みは、すべて対人関係の悩みである」と断言し、対人関係を改善していくための具体的な方策を提示していくアドラー心理学は、現代の日本にこそ必要な思想だと思われます。
 本書では平易かつドラマチックにアドラーの教えを伝えるため、哲学者と青年の対話篇形式によってその思想を解き明かしていきます。
 【本書の主な目次】
第1夜 トラウマを否定せよ
第2夜 すべての悩みは対人関係
第3夜 他者の課題を切り捨てる
第4夜 世界の中心はどこにあるか
 【編集部からのお知らせ】
『嫌われる勇気』に続く「勇気」シリーズ完結編。国内82万部突破!!
岸見一郎/古賀史健著
『幸せになる勇気──自己啓発の源流「アドラー」の教えII』
 【内容紹介】
岸見一郎/古賀史健 著、定価(本体1500円+税)、46判並製、296ページ、ISBN:978-4-478-06611-9
 青年が哲人の書斎を後にしてから3年。教師になった彼は、ふたたび哲人のもとを訪ねます。
 青年が語る衝撃の告白。それは「アドラーを捨てるべきか否か」という苦悩でした。
 アドラー心理学は机上の空論であり、現実社会では役に立たないとする彼に、「貴方はアドラーを誤解している」と哲人は答えます。
 『嫌われる勇気』で示された、幸福の道を歩むために、誰もが為さなければならない「人生最大の選択」とは何か?
 貴方の人生を一変させる哲学問答、再び!
 【本書の主な目次】
第一部 悪いあの人、かわいそうなわたし
第二部 なぜ「賞罰」を否定するのか
第三部 競争原理から協力原理へ
第四部 与えよ、さらば与えられん
第五部 愛する人生を選べ
 嫌われる勇気
 岸見 一郎/古賀 史健 著
 <内容紹介>
 フロイトユングと並ぶ心理学三大巨匠の一人、アドラー。日本では無名に近い存在ですが、欧米での人気は抜群で、多くの自己啓発書の源流ともなっています。本書では、アドラー心理学の第一人者である岸見一郎氏がライターの古賀史健氏とタッグを組み、哲学者と青年の対話篇形式で彼の思想を解き明かしていきます。」
   ・   ・   ・