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2024年9月16日 YAHOO!JAPANニュース 朝鮮日報日本語版「韓国人気俳優・車仁杓の慰安婦小説 なぜ英オックスフォード大は韓国学必修教材に採用したのか【コラム】
(写真:朝鮮日報日本語版) ▲「オックスフォード韓国文学フェスティバル」に招待され講演するタレントの車仁杓(チャ・インピョ)氏。6月撮影。/駐英韓国文化院
タレントの車仁杓(チャ・インピョ)氏が小説を書く決意したのは除隊したばかりの1997年夏だった。その日テレビをつけると背が低い丸顔の老女が空港のゲートから出てくる様子がライブ中継されていた。16歳で日本軍慰安婦として連れ去られ、カンボジアの奥地で55年生きてきたという女性だ。「死ぬ前に一度は故郷に何としても来てみたかった」と語る70代の女性が入国ゲートで「アリラン」を歌った時、車仁杓氏は「針が胸を突き刺すような苦痛と怒りを感じた」と当時の思いを語った。
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しかし小説は簡単には書けなかった。車仁杓氏は「日本軍を暴風のように懲らしめ、痛快に復讐(ふくしゅう)するストーリーで書こうと思ったが、怒りだけでは話を進めることはできなかった」とも語る。
一時は諦めていた原稿をもう一度手にしたのは、2人の子供の父親となった8年後のことだ。車仁杓氏は怒りと復讐を許しと和解に昇華する方向転換を見いだした。白頭山の麓の「ホランイ(虎の意)村」の住民と、その周辺に駐屯していた日本軍兵士たちが協力して倒れた稲穂を立てる場面がその典型だ。車仁杓氏は「私たちの悲しい歴史を子供たちにどう伝えるか悩んでいたら、単なる懲らしめや復讐を選択することはできなかった」と語る。
この小説は2009年に出版されたが、誰も読まないので絶版になった。それから突然意外な連絡が来たのは今年6月だ。英オックスフォード大学がアジア中東学部の韓国学必修教材として車仁杓氏のこの小説「いつか私たちが同じ星を眺めるならば」を採択したのだ。選定された理由も注目を集めた。「ウクライナ戦争、イスラエル戦争など世界各地で銃声が鳴り響く今、許しと連帯の糸口を投げかけた」というのだ。アジア中東学部のチョ・ジウン教授は電話取材に「刺激的なストーリーと熾烈(しれつ)な復讐で終わる作品とは違い、『母の星』が必要な彼らに温かい共感と連帯を呼びかけるストーリーが文学的に響いてくるから」と説明した。オックスフォード大学はこの小説を大学の全ての図書館に置くため英語、ドイツ語、フランス語への翻訳を進めている。
独立記念館長任命問題で今政界では再び親日問題が浮上しているが、それを横目で見ながら想像してみた。「竹やり歌」を歌い親日・反日の区別に乗り出した政治家たちは車仁杓氏をどちらに分類するだろうか。北朝鮮住民の悲惨な実情を描いた映画「クロッシング」に出演し、脱北者の強制送還に反対するデモや抗議活動を行い、小説では日本軍を美化したから「ニューライト」になるのか? 息子と共に、慰安婦被害者女性が生活する「ナヌムの家」でボランティア活動に取り組み、統一を願う思いから小説の舞台を白頭山の麓の村に設定したから左派になるのか。
親日攻撃は明らかに時代に逆行している。生まれてみたら先進国で生活していた韓国の10代、20代は「スラムダンク」に夢中で、大谷翔平が宣伝する緑茶を飲み、「青い珊瑚(さんご)礁」を日本語で歌うことに何の違和感も罪意識もない。個人的に知り合いの日本経済新聞のソウル特派員から「KポップやKドラマに魅了された日本の若者は会話の中で『チンチャ』『チョルラ』『テバク』などの韓国語を普通に使っている」と聞いてつい笑ってしまった。日本と貿易しているある実業家も笑えないハプニングを教えてくれた。東京で出会ったある高校生が「ソウルに行ってみたら韓国は日本よりも豊かに見えたのに、なぜ日本に金をくれというのか」と聞いてきたという。韓国の1人当たり国民所得は昨年日本を上回った。
問題は時代遅れの日本に対するコンプレックスにとらわれている大人たちと政界だ。世界10位の経済大国で生活しながら「韓国は弱小民族であり、今も収奪を受けている」という妄想から抜け出せないのだ。巨大野党はその妄想につけ込んでくる。1兆6000億ウォン(約1700億円)の血税を浪費した福島汚染水デマだけでは足りず、親日公職者を探し出す作業と独島抹消疑惑の真相解明まで始めた。それにより失墜する国格、国益に彼らは何の関心もない。北朝鮮・ロシア・中国の脅威を受け、安全保障と経済では同じ舟に乗っているはずの日本を敵対視して韓国が得られる実益などあるのか。
地球上のあらゆる紛争がそうであるように、憎悪と恨みは報復の連鎖をもたらす。そこに勝者はない。許しは屈辱ではない。悲しみと苦痛を克服する最も勇気ある方法であり、勝者が敗者に施すことができる特権だ。だからこそ光復80年、韓日国交回復60年を前に、歴史に対する大転換点を迎えるべきという声が高まっているのだ。
京都国際高校の甲子園優勝が感動を与えてくれたのは、甲子園球場に韓国語の校歌が響いたからではなく、この校歌を韓国と日本の生徒たちが一緒に歌ったからだ。つまり許しと連帯は双方を勝者とする最も実用的な代案だ。暴風で倒れた稲穂を生き返らせるため、ホランイ村の住民と日本軍兵士たちが一緒に腕をまくり汗を流したことは非常に現実的な対応だったが、そこから収穫された米はみんなを生かす糧になった。
金潤徳(キム・ユンドク)記者
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9月16日 MicrosoftStartニュース 東京新聞「慰安婦問題「少女像」イタリアにも設置 世界中に置かれ続けるのはなぜ? 韓国「正義連」が答えた意外な意図
旧日本軍の慰安婦問題を象徴する「平和の少女像」が6月、イタリアに建てられた。設置を支援した韓国の市民団体「日本軍性奴隷制問題解決のための正義記憶連帯(正義連)」は、近い将来に全ての元慰安婦が亡くなっても、被害の記憶を伝える活動を続ける方針を示している。日本政府が撤去を求める中、あくまで設置を続けるのはなぜか。李娜栄(イ・ナヨン)理事長(56)に聞いた。(聞き手=ソウル・木下大資)
イタリア西部サルデーニャ島スティンティーノ市に設置された少女像=正義連提供
◆「建てたい」要請受けて支援
―イタリアに少女像を設置した経緯は?
元教師でBTS(K-POPグループ)ファンのイタリア人女性が韓国の歴史に興味を持ち、私たちに連絡してきた。性暴力への警戒心を喚起するため、地元に少女像を建てたいと考えたようだ。現地のスティンティーノ市長は人権弁護士出身で関心が深く、話が速く進んだ。最終的に正義連が同市に提案する形を取り、像の制作費と運送費も負担した。
―海外で少女像の建立を進めようとしているのか。
その地域の要請を受けたときだけ支援するのであって、正義連がどこかに「必ず建てる」という意図を持って進めることはない。私が理事長に就いた2020年につくった内規で、海外の公共の場所に建てる場合に限り費用などの支援ができる。ドイツ・ベルリンの少女像などが該当する。韓国内に約140体ある少女像については、11年に前身の韓国挺身(ていしん)隊問題対策協議会(挺対協)がソウルの日本大使館前に設置した1体を除き、まったく干渉していない。
ソウルの正義連事務所で、少女像について語る李娜栄理事長=木下大資撮影
◆日本への攻撃意図はない
―日本では少女像に否定的な反応が強い。日本政府も世界各国への設置に抗議している。
少女像は過去にあった痛みを記憶し、亡くなった方々を追慕し、現在も起きている戦時性暴力と、日常の性暴力に対する警戒心を喚起するものだ。日本への嫌がらせや、攻撃するような意味はない。日本政府が像を撤去しようとする過剰反応を続ければ、むしろ韓国人の敵対心を刺激する。実際、韓国内にある少女像の多くは、15年の日韓慰安婦合意で像の撤去問題が浮上してから建てられた。
―今後の正義連の活動方針は?
少女像の建立を特別に重要な事業とは考えていない。最も重視しているのは慰安婦問題に関する資料の整理や保存、博物館の活性化だ。現在9人が生存している被害当事者が亡くなれば、運動の熱気は下がるかもしれないが、日本政府が責任を認めなければこの問題がなくなることはない。重要なのは、より良い世の中をつくるために(被害者の)記憶をどのように継承するかだ。
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◆碑文に「日本はホロコーストに劣らない犯罪を行った」
8月21日、ソウルの日本大使館前で、正義連などが慰安婦問題の解決を訴える「水曜デモ」を実施する中、すぐ近くでは少女像設置に反対するグループ(手前)が撤去を求めていた=木下大資撮影
今回の少女像設置を巡り、日本政府はスティンティーノ市に懸念を伝えた。像の傍らの碑文には「日本はアジア太平洋地域で数多くの少女と女性を拉致して軍隊の性奴隷にするなど、ホロコーストに劣らない極悪非道な反人倫的犯罪を行った」などと記されている。日本政府は「強制連行を直接示す資料はない。『性奴隷』という表現は事実に反する」との立場だ。
日本政府は、世界各地に設置された少女像の撤去を働きかけており、ベルリンでは現地の区役所が像を設置した市民団体に9月までの撤去を促している。
ソウルの日本大使館前の少女像に関しては、外国公館の品位維持を定めたウィーン条約に反するとして、韓国側に撤去を要求。2015年の日韓合意で「韓国政府は関連団体との協議を通じて適切に解決されるよう努力する」とうたわれたが、韓国世論の反発が強く、手付かずとなっている。
少女像 元慰安婦の支援団体である韓国挺身隊問題対策協議会が2011年12月、ソウルの日本大使館前で謝罪と賠償を求める「水曜デモ」の1000回目に合わせて初めて設置した。チマ・チョゴリを着た10代の少女の姿をしている。16年に別の市民団体が釜山の日本総領事館前に設置すると日本は駐韓大使を一時帰国させるなど、日韓関係悪化の一因になった。制作者の彫刻家夫妻による同様の作品が19年の「あいちトリエンナーレ」の企画展「表現の不自由展・その後」で展示され、抗議や脅迫により開催中止に追い込まれた。
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9月15日 YAHOO!JAPANニュース 朝鮮日報「「英国のMZ世代にとって韓国語はファンタジー」 オックスフォード大、12番目の外国語として韓国語を採択【独自】
▲オックスフォード大学アジア中東学部チョ・ジウン教授/チャン・リョンソン記者
英オックスフォード大学が先日外国語教育機関ランゲージセンターの12番目の外国語として韓国語を採択したことが8月21日までに分かった。ランゲージセンターはオックスフォード大学の学生や教職員、一般人の学問やビジネス外国語能力向上を目指しており、毎年数千人が学んでいる。
【写真】韓国語もできないのに一体どうやって? 「日本人妻が準備した祭祀膳」にネット民感動
同センターで指導される外国語は現在フランス語、ドイツ語、スペイン語など欧州8カ国語と日本語、中国語、アラブ語だが、これに早ければ10月から韓国語も組み込まれることになった。
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2019日11月17日YAHOO!JAPANニュース 朝鮮日報「世界で韓国学を広めるには「日本学や中国学のように平凡な科目にすべき」
世界で韓国学を広めるには「日本学や中国学のように平凡な科目にすべき」
「他国の人たちが韓国語や韓国学に関心を持ったからといって喜んでばかりはいられません。日本学や中国学のように、学ぶこと自体が特別でない普通の学問にする必要があります」
このように語るのは先日韓国を訪れた米ジョージワシントン大学東アジア語文学科のキム・ヨンギ名誉教授だ。小説家の故・韓戊淑(ハン・ムスク)氏(1918-93)の長女でもあるキム氏は、1963年に修士課程で学ぶため米国に留学し、その後50年近く米国で韓国語と韓国学を教えながら韓国学の普及に努めてきた。米国でも名門のジョージワシントン大学では韓国学研究所設立に力を尽くし、現在は韓国と米国の知識人による学術交流を行う「韓米ワシントン・フォーラム」の会長を務めている。
キム氏が教授として韓国語を教え始めたのは、1983年にジョージワシントン大学が米国の大学で初めて韓国語を正式科目とした時からだが、実は彼女はそれよりも20年以上前から韓国語を教えていた。
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