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・ ・ {東山道・美濃国・百姓の次男・栗山正博}・
歴史的事実として、日本は被害者であって加害者ではない。
朝鮮の日本侵略史。
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大和朝廷は、中華帝国や朝鮮半島諸王朝との正式な国交を拒絶したが、太宰府の商人による私的な個人交易は認めていた。
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中華帝国や朝鮮半島諸王朝は、伝統的な海禁政策をおこない、日本を野蛮人の敵と軽蔑・見下して対等関係での友好など望んではいなかった。
中国人海商は、皇帝・政府の命令を無視し、役人に賄賂を贈って日本との密貿易を行って金儲けをしていた。
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一部の道教は、日本を仙人が住む神聖な島として崇拝していた。
仏教の高僧や名僧の幾人かは、中華儒教による仏教弾圧から逃れて、仏教を保護している日本に政治亡命したが、中華帝国の属国・中華皇帝の臣下である朝鮮半島諸王朝を嫌って移住しなかった。
日本には、中国大陸から仏教の僧侶や道教の道士が逃げてきたが、中華思想と華夷秩序を説く高名な儒学者は移住してこなかった。
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2024年9月17日 YAHOO!JAPANニュース しんぶん赤旗 「平安貴族たちも気にせざるを得なかった諸外国への対応。その五つのポイントとは―渡邊 誠『王朝貴族と外交: 国際社会のなかの平安日本』
『王朝貴族と外交: 国際社会のなかの平安日本』(吉川弘文館)
◆真剣で慎重 従来のイメージ一新
本書のタイトルを見て、「王朝貴族も外交をしていたんだ」と意外に思われた方がいるかもしれない。平安時代の貴族と言えば、私利私欲にふけり、遊興に明け暮れ、恋愛にうつつを抜かすばかりで、政治や外交などはなおざりにしていたと考えている方も少なくないものと思う。遣唐使の廃止や、その後の、国交を持たぬ閉鎖的かつ消極的な外交政策も、そうした文脈で理解されているものと思う。
しかし、本書は、平安王朝の貴族たちも、与えられた歴史的な環境・条件のもとで、真剣かつ慎重に外交に取り組んでいたことを、具体的な事例を取り上げて丁寧に解き明かしている。従来の平安貴族に対する否定的なイメージを一新させる内容である。よく知られている遣唐使の廃止も、実際には廃止されていなかったこと、先進的・開明的とされる平清盛の日宋貿易も当時の枠組みに規定されていたことなど、実に分かりやすく説明されており、まさに目からうろこが落ちる思いがするだろう。
著者は、平安貴族の外交政策や判断・対応に大きな影響を与えたものとして、1当時の政務のあり方、2対外的軍備(国防兵力及び外征軍)の欠如、3神功皇后による三韓征伐伝説を起点とする歴史認識、4海外情報の不足、5海に隔てられた地政学的な条件、を挙げている。
2の対外的軍備の欠如は、桓武朝の軍団兵士制の解体によるものだが、これ以降、国際的な動乱を避けるため、国際的な政治からの離脱の道を取らせたという。3の三韓征伐史観は新羅に服属を強要する政治説話であったが、対外的軍事力を失ってからは、服属を逆恨みする新羅(後継の高麗)という恐怖心を生み、神明に加護を祈る神国思想につながったという。
本書は、平安時代の日本と海外との関係性、国際社会のなかでの日本の立ち位置を明らかにしようとしたものだが、現代日本の外交や平和を考える上でも得るところが多いだろう。
[書き手] 榎本 淳一(えのもと じゅんいち・大正大学教授)
[書籍情報]『王朝貴族と外交: 国際社会のなかの平安日本』
著者:渡邊 誠 / 出版社:吉川弘文館 / 発売日:2023年02月20日 / ISBN:4642059679
しんぶん赤旗 2023年5月14日掲載
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