👪16〕─4・B─アドラー心理学から分析する!お金持ちになる法則。~No.90 

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   ・   ・   {東山道美濃国・百姓の次男・栗山正博}・   
 日本民族にしっくり馴染む心理学とは、フロイトユングなどではなく「嫌われる勇気」のアドラーである。
 現代日本人には、フロイトの心理学が適している。
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 表面的外面的にはフロイトユングであっても、裏面的内面的にはアドラーである。
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 2022年11月10日 MicrosoftNews All About「アドラー心理学から分析する!お金持ちになる法則
 あるじゃん 編集部
 「私たちは自分で人生を作っていかなければならない」「私たちは自分自身の行動の主人公である」とアドラーは言います。アドラー心理学に詳しい岩井俊憲さんに、人間の心の持ち方とお金&成功の法則について聞きました!© All About, Inc. 「私たちは自分で人生を作っていかなければならない」「私たちは自分自身の行動の主人公である」とアドラーは言います。アドラー心理学に詳しい岩井俊憲さんに、人間の心の持ち方とお金&成功の法則について聞きました!
 アドラー心理学から分析する成功&お金持ちになる法則
 「私たちは自分で人生を作っていかなければならない」「私たちは自分自身の行動の主人公である」とアドラーは著書の中でいいます。
 成功する人は「過去の自分に縛られない」。常に前向きで積極的な生き方、主体的な人生を歩むために必要なこととは? アドラー心理学に詳しい岩井俊憲さんに、人間の心の持ち方とお金&成功の法則について聞きました。
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 「どうせ私は……」と考えている人はいつまでたっても成長できない
成功してお金に不自由しない人、稼ぐ人とそうでない人の違いをアドラー心理学的に解説すると、どういうことになるでしょうか?
 誤解を恐れずあえていうなら、成功できる人は「過去に縛られない人」だといえます。そもそも「過去に縛られる」ということはどういうことでしょうか?
 たとえば仕事で何かミスをしたとしましょう。その時あなたはどう考えますか?
 「またやってしまった。どうして俺はいつもこうなんだろう?」「子供のころから集中力がないって言われていたし……」「学歴がないからやっぱり能力がないんだ」──。こんな考え方をするのが「過去に縛られる人」です。
 過去の自分の失敗体験や、その時の状況、昔からの自分の性格などを振り返り、そこに原因を見出すのです。そして「だから今回も失敗してしまった」と自分なりに解釈する。
 「だから自分はダメだ」とか「うまくできない」と、現在の自分を限定してしまう。これが「過去に縛られる」人です。
 どうすればより良くなるかを考えること
逆に「失敗から学べることは何なんだろう?」「しっかりと上司に確認しなかったのがいけなかったから、今度は確認を怠らないようにしよう」「確認だけでなく、仕事のミスを減らすやり方をマニュアル化してみよう」……。
このように、これからどうするか、どうすればうまくいくかを考える人は目線が前を向いている。つまり「過去に縛られない人」です。どちらが成功に近い人か言うまでもありません。
 過去に縛られている人は自分を変えていくことができません。過去に縛られない人は、かりに失敗やミスがあっても、そこから学び成長することができる人です。
 しかし、実際はどうでしょう? 過去に縛られ、後ろ向きになってしまう人が多いのではないでしょうか? ついつい、自分の過去に原因を求め、理由を探したくなります。そして「だからうまくいかないんだ」と納得してしまう。
 本当は自分を変えるのが怖い? 面倒くさい?
 アドラーは、なぜそういう人は過去に原因を求めるのかと思考を巡らせます。そして、それには目的があると考えます。そして彼は、人がなぜ過去に縛られるのかというと、今の自分を変えたくないからだと結論付けるのです。
 たとえば先ほどのケースでも、「自分は学歴がないからダメなんだ」と落ち込んでしまう人がいます。一見すると学歴がない自分を否定しているようですが、アドラーから言わせると実は違うのです。
 アドラーは「学歴がないから」という理由付けをすることで、ミスをしてしまう自分自身を欺いているというのです。
 「自分は学歴がない、能力のない自分は仕事でもミスをしてしまうのはしょうがない」──。このような論理が無意識の中で展開されているというわけです。
 このような人にとって「学歴がない」という事実は、ミスをしてしまう自分を正当化するための大事な隠れ蓑なのです。
 本当はミスの原因は学歴や能力ではなく、注意力不足だったり、段取りが下手だったりするかもしれない。そういうことを意識し改善するためには、それなりの努力と労力が必要になります。
 ところが「学歴がないからミスをしてしまう」という論理を構築してしまえば、改善し変化するためのわずらわしさから逃れられるのです。
 「AだからBできない」という論法から脱却すること
 似たような言い訳は、私たちの周りには意外にたくさん転がっています。たとえば「自分は容姿が良くないから異性にモテない」「お金がないから好きなことができない」「経験や能力がないから独立はまだ無理だ」……。
 「AだからBできない」「AでないからBできない」という論法を、私たちは何気なく日常でも使います。しかしよくよく考えてみると、AとBに因果関係があるかどうか疑わしい場合が多いのです。
 「容姿が悪いから異性にモテない」という人は、実は本当にモテない理由は性格の臆病さだったりするかもしれません。かりに異性とつき合ってもうまくいかず、傷つくこともある。それを恐れて一歩踏み込めないのに、それをごまかすために「容姿の悪さ」にかこつけて逃げてしまう。
 容姿が多少悪くても、異性とつき合っている人はたくさんいますし、逆にモテている人だっているのです。そう考えると、AだからBと短絡的に決めつけることはできません。
 できない理由を見つけ出し、それで安心してしまう。その瞬間は楽かもしれませんが、そこからの変化や成長は望めなくなります。残念ながら、そのような人はなかなか成功することはできない。理由を見つけ出して納得する=過去に縛られる人は、成功は難しい。
 アドラー心理学の立場から考えると、幸せになることは簡単なのです。ところが、多くの人たちはわざわざ難しいものだと考えているのです。
 成功する人は「AだからこそBできる」と考える
 では成功する人の考え方、論法はどのようなものか? 結論から言えば「Aだとしても、こうすればBできるはずだ」「AだからこそBできるかもしれない」という考え方です。
「自分は容姿は人より劣るかも知れないが、人間的な魅力を付けることで異性に気に入られることができるはずだ」「自分は学歴がないからこそ、人と違った面白い発想ができるかもしれない」……。
 このように一つの過去の事実や現実を言い訳にするのではなく、それを変えていくことで自分も状況もより良く変えられる、成長できると考える人が成功できる人であり、つまりは幸せになれる人だとアドラー心理学では考えるのです。
 大事なことは変化を恐れないこと。そういう人は仕事でも成功し、結果としてお金も稼ぐことができるということになるのです。
 アドラー心理学の神髄は、人は誰でも自分の人生を主体的に選択し、踏み出すことによって変化することができると考える点にあります。そして踏み出すには、「少しの勇気」が必要だと言います。変化を恐れる人は、「勇気が足りない人」なわけです。
 人は誰しも、今の自分の現実を認めるのが辛い場合があります。そして足りないもの、未熟なもの、弱い部分と向き合うのが怖いために、できるだけそれと直面しないようにしようとします。
 それが「自分はこんな人間だから」とか、「こうだったから」という過去の自分に逃げ込むことにつながっていくのです。
 成功者やお金を稼ぐ人、それが一時的でなく持続的に成し遂げている人は、まず過去に縛られず、変化を恐れず、前向きに生きている人です。アドラー心理学では、誰もがそんな前向きな人生を歩むことができると信じています。
 教えてくれたのは……岩井俊憲さん
 1947年、栃木県生まれ。1970年、早稲田大学卒業。外資系企業の管理職などを経て、1985年、有限会社ヒューマン・ギルドを設立、代表取締役に就任。アドラー心理学カウンセリング指導者。上級教育カウンセラー。
 取材・文:本間大樹
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