🗾25〕─1・B─古代の鉄の短剣は宇宙から飛来した「隕鉄」で製造されていた。~No.113No.114No.115 

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 鉄の起源は、トルコ・ヒッタイト人であった。
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 2020年1月13日午後9時00分~9時59分 NHKオンデマンド「アイアンロード
 ~知られざる古代文明の道~
 この放送回の内容をNHKオンデマンドでご覧いただけます。
 いま、あのシルクロードより古い「文明の道」が姿を現し始めている。それは、現代社会に欠かせない「鉄」を伝えた道。西アジアから日本列島にいたるその道は、「アイアンロード」と名づけられた。このルートに沿うようにユーラシア各地の大草原や山岳地帯などで進む発掘調査からは、謎にみちていた古代国家の実像が次々と明らかになり、エジプトやギリシャなど、いわばメインストリームの古代文明とは異なる“未知の世界史”が浮かび上がっている。
 また、これまで武器を中心に考えられてきた古代の鉄の役割が、時代が進むなかで次々と広がっていった事実も分かってきた。鉄は和平を促す“交渉品”となり、異文明を結ぶ“交易品”となり、馬具を生んで“移動革命”をもたらし、工具として“芸術革命”を導き、農具となって“生産革命”を起こしていた。鉄は、武器による「征服と破壊」の一方で、「融和と建設」の主役でもあったのだ。
 番組は、俳優の江口洋介さんをナビゲーターに迎え、アイアンロード研究の最前線を追いながら、知られざる古代世界のダイナミズムを壮大なストーリーで描く。

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 朝鮮半島南部には、日本民族の祖先であった縄文人の子孫であった倭族が住んでいた。
 倭人(日本人)は、朝鮮半島の倭族や親日知日の百済と鉄の王国であった金官伽耶任那)と交易していた。
 金官伽耶任那)は、鉄の王国と呼ばれ、ヤマト王権金官伽耶任那)から鉄を輸入していた。
 金官伽耶任那)には、ヤマト王権前方後円墳が数多く点在している。
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 ヤマト王権が半島出兵を繰り返したのは、領土拡大の野心的侵略戦争ではなく、同族の倭族の安全と鉄の確保が目的の積極的自衛戦争であった。
 その為に、国際戦略として中華帝国との外交交渉を続けていた。
 当時の日本は、現代の外交下手な日本とは違って外交上手であった。
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 現代の反日派韓国人・朝鮮人親日派古朝鮮人・百済人・金官伽耶人(任那)とは別人である。
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 2024年4月21日 MicrosoftStartニュース 産経新聞「人類と鉄の出合いに迫る考古学プロジェクト 宇宙から飛来「隕鉄」を使い短剣や円盤を再現
 CFを企画した愛媛大学アジア古代産業考古学研究センター長の村上恭通教授=松山市(前川康二撮影)
 © 産経新聞
 人類が初めて手にした鉄器は、果たしてどんな姿だったのか-。そんな考古学のロマンを再現するプロジェクトが立ち上がった。企画したのは鉄の歴史を研究する愛媛大学アジア古代産業考古学研究センター長の村上恭通教授。人類と鉄との出合いは4~5千年前、隕石(いんせき)のなかでも鉄を多く含む「隕鉄」を加工して装飾品などを作ったのが始まりと考えられており、プロジェクトでは実際に隕鉄から鉄器を作り、その輝きや強度、製造技術の水準などを検証する。4月26日までクラウドファンディング(CF)で寄付を募っている。
 隕石の中でも鉄を多く含む「隕鉄
 © 産経新聞
 鉄器の起源は隕石
 日本において鉄の文化は紀元前3~4世紀ごろ、朝鮮半島を経由して中国大陸からもたらされたとされる。では、中国大陸の金属文化はどこから伝わったのか。そのルーツをたどると約4~5千年前のウクライナやロシア・ウラル地方など黒海周辺に行き着くという。
 鉄の伝播の歴史「アイアンロード」を研究する村上教授によると、当時は前期青銅器時代に分類され、人類は主に青銅製の武器や農具などを使用していた。しかし、ウラル地方の遺跡では円盤状やかぎ状の鉄器が見つかっており、成分を分析すると「隕鉄」を用いたものと判明した。
 また、約3300年前の古代エジプトツタンカーメン王の墓から隕鉄で作られた短剣や枕などの副葬品約10点が見つかっており、当時は希少品として価値が高かったことが裏付けられる。
 こうしたことから、鉄器は誕生当初から「王や呪術師など、当時の権力者がその力を示すために身に着けていたのではないか」と村上教授。「空から落ちてきたという神秘性や希少性、銅とは違う重さ、打ち鳴らした音などが当時の人々の心を奪ったに違いない」と思いをはせる。
 レプリカ製造で検証
 ただ、ツタンカーメン王の墓で発掘されたものを除くと、最古級の鉄器はどれも腐食が進んでさびに覆われている。そのため、装飾品や祭礼品など権威の象徴として用いる際に重要視されたはずの鉄特有の輝きや打ち鳴らした際の音などを追究する余地がない。
 また、隕鉄の加工には当時主流の青銅器製造技術が転用されていたが、その技術水準も判明していないという。村上教授はこれらの謎を解き明かそうと、隕鉄製の鉄器を再現する「人類・鉄創世記プロジェクト」を企画することにした。
 プロジェクトでは、実際にウラル地方の隕鉄を使用。これまで発掘調査で確認された短剣や円盤、装飾品などのレプリカをプロジェクトメンバーの刀匠や鍛冶師が製造する。当時使ったとみられる青銅製の槌で鍛え、どの程度素材を加熱すれば同品質のものを作れるのか科学的に検証する。
 初めて手にした感動再現
 プロジェクトに必要な費用480万円については、3月7日からCFを開始。すでに目標額を達成しており、現在は第2目標の700万円に向け引き続き寄付を受け付けている。700万円を達成できれば、鉄器と青銅器を組み合わせた前期青銅器時代の「銅鉄複合器」も復元できるという。
 レプリカは順調にいけば来年秋ごろに完成する予定。愛媛大学内のミュージアムで展示するほか、実際に触れられるようなイベントで活用する計画という。
 村上教授は「人類が初めて手にした鉄器がどんな質感で、どうやって作られたかを解明することができる」とプロジェクトの意義を強調。同時に「レプリカを作ることで、実際の鉄器の重さ、輝き、色、音を体験できる。人類が初めて鉄器を手にしたときの感動を再現したい」と話している。(前川康二)
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 寄付はCFサイト「READYFOR(レディーフォー)」で4月26日午後11時まで受け付ける。
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