☵3〕─1─韓国の親日派狩り。日本痕跡清算と日本由来樹木の伐採。~No.11No.12No.13  

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   ・   ・   {東山道美濃国・百姓の次男・栗山正博}・   
 李氏朝鮮時代、木の伐採しても植林しなかった為に自然は破壊され、禿山と不毛の大地が広がっいた。
 日韓併合後、日本は朝鮮半島を緑豊かな大地にするべく植林事業を始め、食糧確保の為に日本式近代農法と日本産の作物の種と果樹の苗木を持ち込んで根付かせた。
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 韓国料理・朝鮮料理で使われる唐辛子は、豊臣秀吉朝鮮出兵で日本からもたらされた食材であった。
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 2019年7月4日 産経新聞「【劇場型半島】歯止めなき韓国の「親日」狩り…今度は学校のシンボルツリーが標的
 ソウルの春を彩るサクラ並木(AP)。サクラは「日帝残滓清算」の標的にならないわけは…
 韓国南部、済州島(チェジュド)で学校のシンボルとして親しまれてきたカイヅカイブキという木が一斉に引き抜かれる危機にひんしている。日本による朝鮮半島統治時代の「残滓(ざんし=残りかす)」を清算しようという条例案が可決され、この木が清算の対象に上がっているためだ。文在寅ムン・ジェイン)大統領就任以降、親日派とされる作詞・作曲家がつくった各校の校歌を変えようとする動きも広がるが、根拠も乏しい主張を押しつける「親日狩り」には批判も強い。
(ソウル 桜井紀雄)
 ■伊藤博文が植樹?
 済州島の道議会に「日帝強占期植民残滓清算に関する条例案」と題した条例案が提出され、6月20日の本会議で可決、成立した。日帝強占期とは、1910~45年の日本による朝鮮半島統治時代を指す。条例は、道内の学校で日本統治時代を象徴する文物が残されていないか実態調査を進め、「日帝残滓」だと判断されれば、取り除こうとするものだ。
 問題は、道教育庁が日帝残滓に分類した項目に、道内で広く植えられ、各学校のシンボルとなっているヒノキ科の常緑針葉樹、カイヅカイブキが含まれることだ。教育庁によると、カイヅカイブキを「校木」に指定した道内の小中高校は21校あり、計2157本も植えられている。
 条例が施行されれば、児童・生徒や卒業生が慣れ親しんできた母校のシンボルが「親日」の烙印(らくいん)を押されて引き抜かれる恐れが強い。
 初代韓国統監の伊藤博文が1909年に南東部の大邱(テグ)の公園で、当時の大韓帝国皇帝と記念植樹をして以来、朝鮮半島各地の官庁や学校に広く植えられるようになったとされ、現在の韓国では「朝鮮侵奪の象徴」と信じられている。
 ■元校長の苦言
 カイヅカイブキを排除する動きは、今年2月に南東部の慶尚南道キョンサンナムド)の教育庁で実行された。庁舎中央玄関に植えられていたが、韓国固有種のマツに植え替えられた。
 ソウルや中部の大田(テジョン)にあり、朝鮮戦争(1950~53年)の戦没者らを埋葬した国立顕忠院でも、カイヅカイブキが別の木に植え替えられた。多数のカイヅカイブキに囲まれている国会についても植え替えの請願が何度か出され、一部が取り除かれた。
 「日帝残滓の清算」との号令の下、全国で親日派がつくったという校歌の変更、親日派だと決めつけられた校長や奨学金出資者の胸像や記念碑の撤去を求める動きが広がっている。
 まず、親日派の選別基準となる「親日人名辞典」をまとめた左派団体「民族問題研究所」が騒ぎ立て、左派系教員組合が同調して抗議活動を展開、ごり押しで政策に反映されるという経緯をたどってきた。文政権発足と前後して各地の教育行政を統括する教育監に左派系の人物が就くケースが増え、「親日狩り」に拍車が掛かるようになった。
 極端な「日帝残滓の清算」に異を唱えているのが保守系最大手紙の朝鮮日報だ。学校での一連の「親日狩り」を「生徒に対し、約75年前のことを持ち出し、反日感情を持たせるように扇動することは、国際化時代に合わない」と批判する元高校校長の寄稿などを積極的に掲載している。
「日本でカイヅカイブキという樹名が登場するのは1928年」からで、伊藤が記念植樹したとされる09年時点では「そんな木はありもしなかった」との主張だ。韓国の「反日」現象には、思い込みだったり、根拠があやふやだったりするものが少なくないが、“カイヅカイブキ狩り”の前提からして揺らいでいるというのだ。
 コラムは一方で、済州島の町や田畑、果樹園を守る防風林としてスギがたくさん植えられているが、スギこそが「日本が原産地の日本固有種だ」と論じ、「スギからまず切り倒さなければならない。済州島は荒廃するだろう」と痛烈に皮肉った。
 樹木を標的にした「親日狩り」で不思議に思うのが、サクラの木を切り倒そうという声が大きくならないことだ。国際的には、サクラこそ日本を象徴する木と認識されている。
 特に、韓国の津々浦々で春を彩るソメイヨシノについては、韓国こそが原産地だとの主張がしばらく前まで盛り上がっていた。最近、日本と韓国のソメイヨシノの遺伝子を解析した結果、2つの木の種類はそもそも違うと判明したという。どこまで説得力があるかは不明だが、「韓国のものなんだから堂々と愛でても良い」という言い訳づくりには一役買いそうだ。
 そもそも日本由来を言い出すと、教育や鉄道などの国の基盤から、近代以降につくられた漢字語、食文化まで限りがない。本気で「日帝残滓の清算」をやり出すと、国家も文化も立ち行かなくなる。ここに韓国の「親日狩り」のご都合主義とうさん臭さがある。
 「親日狩り」はあくまで韓国の内向きの動きではあるが、日本としてはおかしいものはおかしいときっぱり言うことが隣人としての親切ではないか。
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 7月7日18:42 産経新聞文在寅政権進む「親日狩り」、学校の日本痕跡清算する初条例…済州島、シンボルの木の扱いで混乱も
 「三・一独立運動」の100周年記念式典に参加した韓国の文在寅大統領(中央)=3月1日、ソウル(AP)
 学校内に残る日本による朝鮮半島統治時代の痕跡を「日帝残滓(ざんし)」(日本帝国主義の残りかす)と称して清算しようという条例案が韓国南部、済州島(チェジュド)で全国で初めて可決されたことが分かった。文在寅ムン・ジェイン)大統領が「親日」の清算を掲げる中、親日派がつくったとされる校歌の変更などの動きが進むが、済州島では条例で各校のシンボルとして親しまれてきた木まで切り倒されるのではないかとの混乱を生んだ。(済州 桜井紀雄)
 条例は「日帝強占期植民残滓清算に関する条例案」として、与党「共に民主党」議員らが済州道議会に提出。6月20日の本会議で満場一致で可決、成立した。
 道教育庁によると、日本統治からの独立を目指した三・一運動から今年100年を迎えたのに合わせた取り組みで、校名や校歌、日本時代の日本人校長らの写真や銅像に加え、朝礼や敬礼といった日本時代から続く習慣や用語が残っていないかを調査し、場合によってはなくすための法的根拠となるものだ。
 その対象に、多くの学校で「校木」に指定され、シンボルとして親しまれてきた常緑針葉樹、カイヅカイブキが含まれることが波紋を呼んだ。韓国でこの木は、1910年の韓国併合と前後して日本から持ち込まれた「朝鮮侵奪の象徴」と信じられてきた。今年2月には南東部、慶尚南道キョンサンナムド)の教育庁の玄関にあった木が引き抜かれ、別の木に植え替えられた。ソウルや中部の大田(テジョン)にあり、戦没者らを埋葬した国立顕忠院や、国会周辺の一部でも植え替えが進められてきた。
 済州島では、校木に指定している小中高校が21校あり、計2153本も植えられている。条例化に先立ち、韓国最大手紙の朝鮮日報が「一斉伐採の危機」と報じたことで、学校現場に不安や反発が広がった。
 教育庁幹部は「環境の一部でもあり、絶対なくせという趣旨ではない」と火消しに努めている。条例に基づき設置され、専門家らからなる残滓清算委員会は方向性を示すだけで、別の木に植え替えるか、そのまま残すかは各校の判断に委ねられるとも説明する。
 文氏は3月の三・一運動を記念した演説で「親日残滓の清算は先延ばしされてきた宿題だ」と述べ、「国家の義務」であり、「正義」だと強調した。国のトップが清算の旗振り役なだけに、判断を丸投げされた形の教育現場では、しばらく混乱が続きそうだ。
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