☯6〕─1─書評『朝鮮半島の歴史』新城道彦著。内憂外患の600年直視。 〜No.12No.13No.14 

   ・   ・   ・   
 関連ブログを6つ立ち上げる。プロフィールに情報。
   ・   ・   {東山道美濃国・百姓の次男・栗山正博}・   
 韓国時代劇は、中国歴史ドラマ同様に時代考証から90%近くはウソで架空の物語である。
   ・   ・   ・   
 朝鮮は、668年に新羅唐帝国の軍事援助を得て半島を統一してから中華帝国の傘下に入り隷属し、1392年に李氏朝鮮は明国そして清国の属国となり臣下を誓い命じられるままに妓生(キーセン)を献上していた。
 それが、儒教の正体であった。
   ・   ・   ・   
 2023年7月23日 産経新聞「書評 内憂外患の600年直視 『朝鮮半島の歴史』新城道彦
 書評 内憂外患の600年直視 『朝鮮半島の歴史』新城道彦
 © 産経新聞
 日本人にとって隣国の韓国・朝鮮は長い間、誘引力を発揮しにくい国であった。それはもう一つの隣国である中国に比較すると分かりやすい。中国には日本文化の源流という感覚があり、また漢詩論語といった古典を媒介にして敬意や憧憬や親近感が形成されるという歴史もあった。
 これに比べると、朝鮮に対しては、先祖がその地からやってきたという感覚を持つものがいたり、渡来人の痕跡を伝える地名が各地に残されているとはいえ、文化的敬意の感覚には乏しかったし、また古典を媒介にして憧憬や親近感が形成されるという例もほとんどなかった。欧米への関心のように、絵画や音楽や小説を通して憧憬や親近感が形成されるという例も驚くほど少なかった。
 ところが21世紀に入って、韓流ドラマが多くの日本人を虜(とりこ)にし、ここに隣国への巨大な関心層が出現したのだからこれは注目すべきである。ただしこの新しい関心層は朝鮮王朝がドラマで描かれるような絢爛(けんらん)たる豊かな国であるというおとぎ話を信じる人々であり、彼らには日本がこんな豊かな国を滅ぼしてしまったのだという軽い悔恨の念が共有されているらしい。
 新城道彦氏の『朝鮮半島の歴史』は朝鮮王朝建国にさかのぼって、半島600年の歴史を描いた新しい隣国史で、この国が日・清・ロシアの勢力争いの緩衝地帯にあるという地政学的要因や国内政治の腐敗で自衛できないほどに弱体化していたことを教えてくれるとともに、王室の外戚が政権をほしいままにする「勢道政治」が横行し、19世紀には破綻に近い状態にあったことを教えてくれる。
 この国が「独立」を維持するのは容易ではなく、実際のところその期間は極めて短かったのであるが、『朝鮮半島の歴史』は目を背けたくなる朝鮮王朝の歴史を描きながらも隣国史への敬意を忘れない凜(りん)とした語り口の本であり、韓流ドラマファンにもそうでない人々にも、隣国の歴史に触れる良き入門書である。(新潮選書・1925円)
 評・鄭大均(東京都立大名誉教授)
   ・   ・   ・   
 現代の日本人は歴史が嫌いで、日本の歴史はもちろん中国や朝鮮そして西洋や世界の歴史が理解できない。
 リベラル左派やエセ保守は、日本に不利な歴史、反天皇反民族反日の歴史を正しい歴史として子供達に教えている。
   ・   ・   ・