☶51〕─1─武装北朝鮮船は大和堆を不法占領してスルメイカ違法操業をしている。~No.432No.433No.434No.435 @ 

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   ・   ・   {東山道美濃国・百姓の次男・栗山正博}・   
 2017年7月10日 産経ニュース「「北朝鮮船に占領されてしまう」北のスルメイカ違法操業で抑止対策 海上保安庁が巡視船派遣開始 日本海EEZ内の現場海域に
 大和堆
 日本の排他的経済水域EEZ)にある日本海の「大和堆(やまとたい)」周辺での北朝鮮漁船によるスルメイカ違法操業問題で、海上保安庁が現場海域に巡視船を派遣、違法操業の抑止対策を開始したことが9日、関係者への取材で分かった。大和堆周辺では昨秋から北朝鮮船が確認され、海保が巡視船の運用調整を進めていた。巡視船数隻が北朝鮮船の排除に当たっているとみられる。
 大和堆男鹿半島から西に約400キロの水深が急激に浅くなる海底地形で、日本海有数の好漁場。日本漁船が6月ごろと10月ごろにスルメイカ漁をしているが、昨秋から数百隻規模で北朝鮮船が集まるようになり、日本船は現場から離れざるを得なくなっている。
 水産庁によると、領海の基線から200カイリ(約370キロ)までのEEZでは、水産資源は沿岸国に管理権があると国連海洋法条約で定められている。日本と漁業協定を結んでいない北朝鮮の船はEEZ漁業法に違反。さらに、日本船が北朝鮮船の網をプロペラに巻き込むと航行不能になるため、全国いか釣り漁業協会が海保に取り締まり強化を要請していた。
 現場海域は第9管区海上保安本部(新潟市)が担当し、同本部がある新潟港には全国各地から巡視船が集結。7日には巡視船「だいせん」舞鶴海上保安部、3100トン)や「しきね」(下田海保、1300トン)、「きくち」(門司海保、335トン)などが確認された。大和堆では、これらの巡視船が水産庁の取締船とともに対応しているとみられる。
 イカ釣り漁船が出漁する石川県漁業協同組合小木支所は違法操業を放置すれば、今秋も繰り返される恐れを懸念。同支所の担当者は「大和堆北朝鮮船に占領されてしまう。巡視船であれば追い出せるので、厳正に対応してもらいたい」と話していた。
 【用語解説】
 排他的経済水域EEZ) 国連海洋法条約で認められた領海の基線から200カイリ(約370キロ)までの海域で、天然資源の探査・開発、海洋の科学的調査などについて権利がある。ただ、東シナ海日本海では日本と周辺国の最短距離が400カイリ未満のため、中間線の日本側をEEZとしている。
 大和堆(やまとたい) 男鹿半島から西に約400キロの水深が急激に浅くなる海底地形。付近の海流は地形の影響を受けて蛇行するなど複雑になっている。このためプランクトンなどが豊富で、日本海有数の漁場とされる。全国いか釣り漁業協会によると、6月ごろには北上中のスルメイカが、10月ごろは産卵のため南下するイカが獲れ、石川や山形、北海道、秋田などから漁船が出漁する。」
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 7月12日 産経ニュース「北船舶が水産庁取締船に銃口 日本海EEZ北大和堆
 日本の排他的経済水域EEZ)にある日本海で7日、外国漁船の違法操業を取り締まっていた水産庁の漁業取締船が北朝鮮籍とみられる船舶から銃口を向けられていたことが12日、水産庁への取材で分かった。外務省関係者は12日、北京の大使館ルートを通じて北朝鮮側に「厳重に抗議」したことを明らかにした。
 水産庁によると、現場は男鹿半島から西に約500キロの北大和堆の西側にあるEEZ内。北大和堆北朝鮮船のスルメイカ違法操業が問題になっている「大和堆」から北西に約100キロにある。大和堆には海上保安庁が巡視船を派遣し、抑止対策に当たっている。
 水産庁の取締船が7日午後5時ごろ、違法操業の外国漁船に対応していたところ、北朝鮮籍とみられる船舶が接近し、乗組員が取締船に対して銃口を向けたため、安全を確保して海域を離脱した。発射音などは確認されなかったという。
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 7月13日 産経ニュース「【北船舶が銃口】7日に関係省庁会議すでに開催 菅義偉官房長官が明かす
 記者会見する菅義偉官房長官=13日午前、首相官邸(斎藤良雄撮影)
 菅義偉官房長官は13日午前の記者会見で、日本海の日本の排他的経済水域EEZ)内で7日に外国漁船の違法操業を取り締まっていた水産庁の漁業取締船が銃口を向けられたことに関し、政府が同日午後に関係省庁連絡会議を開催していたことを明らかにした。
 菅氏は「7日午後4時55分ごろ、小銃らしき武器を保有した船籍不明の船舶に追尾される事案が発生した」と述べた上で、「水産庁の取締船は「ただちに同海域を離脱しており、被害は発生していない」と説明した。北朝鮮船舶の可能性が高いとして、同日中に北京の日本大使館を通じて厳重に抗議したという。
 菅氏は「日本漁船の安全を確保するために関係省庁が連携して適切に対応していく」と述べた。ただ、意図や目的について「予断をもって発言することは控えたい。詳細は関係機関で分析中だ」と述べるにとどめた。」
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