👪15〕─1─日本脳とアドラー心理学。大陸脳とフロイト心理学・ユング心理学。~No.83No.84No.85No.86 @ 

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   ・   ・   {東山道美濃国・百姓の次男・栗山正博}・  
 自然対応の日本脳とアドラー心理学
 人間対応の大陸脳とフロイト心理学・ユング心理学
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 人は、天才的頭脳があっても自然の猛威や自然の災害を防げないし克服できないが、同じ人であれば陰謀や謀略など陰険な方法を使えば幾らでも勝てる。
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 自然脳は、他人を意識せず、他人を助けない、人に薄情な脳である。
 人間脳は、他人を意識し、他人を助ける、人に優しい脳である。
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 自然災害にせよ戦争にせよ、天災であれ人災であれ、被害を被った人間は不平不満型と受容順応型の2種類に分かれ、その後の生き方を分ける。
 不平不満型で、強いと他人や社会に対して攻撃的になり暴動を起こして奪える物は全て奪おうとする、弱いと文句を並べ難癖を付け当然の権利として支援物資を得て自立しようとしない。
 受容順応型は、失ったモノは諦め、残ったモノを喜び、出来る事ややるべき事を自分で考えて自ら動いた。
 気の小さい日本人は、苦しさや悲しさを押し隠して作り笑いできても、心の底から安心できないと本心として泣けなかった。
 後ろめたさを持つ日本人には、中国人や朝鮮人のような心にもない作り泣きができなかった。
 大陸脳が前者なら、日本脳が後者である。
 日本脳はマイナス思考で、大陸脳はプラス思考である。
 自然災害の前では、人間の力は非力で、如何に計画を立てて備えても10中8、9どころか9分5厘ほど役に立たない。
 幾ら心から願い、如何に必死に祈ろうとも、その大半が無駄であった。
 淡い期待も、切ない思いも、希望も夢も、自然の猛威の前では無意味であり、その大半が裏切られる。
 荒れ狂う自然災害には、勇気を持って立ち向かえば必ず克服できるというプラス思考は通用しない。
 日本のマイナス思考は、駄目なものはどうあがいても駄目であると諦め、運命として逆らわず受け入れ、星の巡り、定めとして受け流す事である。
 長野・善光寺五十鈴川 清き流れはあればあれ われは濁れる水に宿らん」
 日本のマイナス思考とは、全てを破壊する自然災害に静まって欲しいと願っても無駄な以上、思うにならない災害は深く考えず、無駄な努力と分かっていても土を盛り石を積み樹木を植える。
 無駄と分かっても、安全で豊かな土地に逃げ出す勇気がない為に、大丈夫だろうと自分を宥めて自然災害多発地帯に留まる。
 プラス思考で自然と対決して克服するのではなく、マイナス思考で災害から如何に身をかわすかである。
 日本のマイナス思考とは、物事をクヨクヨと考えて悪い方向へと塞ぎ込む事ではなく、自虐や自嘲で自信を消失する事でもなくし、悲観的に陥って無気力となって何もしない事でもない。
 「人生とは思うようにならないもの」だと、諦める事である。
 日本脳が対象としている自然であり、日本思考は自然とどう折り合いを付けて生きるか、絶えず襲い来る自然災害の猛威から如何にして逃げて命を守るか、であった。


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