☶60」─3─中国国内の脱北女性の人権は侵害され死の一歩手前の境遇にある。〜No.503No.504No.505No.507 ㊱ 

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 関連ブログを6つ立ち上げる。プロフィールに情報。
   ・   ・   {東山道美濃国・百姓の次男・栗山正博}・   
 日本の人権派やリベラル派は、今存在して深刻な問題となっている人権侵害を解決する事よりも、70年前の人権侵害の解決に全力をあげている。
 つまり、早急に助けなくてはならない若い女性達の命より死んでしまった女性達への謝罪と賠償金を優先している。
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 儒教価値観の中華世界(中国・朝鮮)は、古代から現代に至るまで、厳格な上下関係が支配する人権無視・人命軽視の社会で、家庭内では男尊女卑によって女性は家族の一員から排除され人とは見做されていなかった。
 中華儒教は、日本の論語儒教とは違う。
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 2019年9月号 WiLL「朝鮮半島 問題は慰安婦より今の性奴隷でしょうッ!
 大高未貴
 人権派のリベラル諸君! 『人権侵害』は今もすぐそこで起こっていますヨ?
 深刻な人権侵害
 ロンドンを拠点に北朝鮮の女性や子どもへの人権侵害を追求している団体『朝鮮未来 イニシアチブ(KFI)』が、脱北女性に関するレポート『性奴隷 中国国内の北朝鮮女性と少女の売春、サイバーセックス、強制結婚』(2019年)を発表した。
 〝中国に潜む脱北者20万人の大半は女性で、その約6割が人身売買の挙げ句、強制結婚y売春崫で性奴隷にされている〟というものだ。KFIは、2年間にわたって中国や韓国在住の被害者45人以上への聞き取り調査を開始。その結果、脱北女性に関する人身売買で年間1億500万ドル(約116億円)以上もの闇取引が発覚したと報じている。中では翻訳するのも憚(はばか)られるような衝撃的な内容が含まれている。
 北朝鮮の楽園幻想の崩壊は、『凍土の共和国──北朝鮮幻滅紀行』(亜紀書房)が1984年に出版されてから徐々に日本にも漏れ伝わり始めていた。2002年5月には中国遼寧省瀋陽市にある日本領事館に脱北者の家族が駆け込んだハンミちゃん事件も記憶に新しい。
 1990年代後半は食糧飢饉で数百万人の餓死者が出ていた時期で、97年に脱北した安明哲氏による『北朝鮮絶望収容所』(ベストセラーズ)が出版されている。安氏が目撃した強制収容所の地獄の実態が暴露され全世界に衝撃を与えた。
 この時点で、国連人権委員会などが調査団お派遣し、北の人権問題に真剣に取り組んでさえいれば、いくばくかは今日の脱北女性の悲劇の拡大を防げたかもしれない。にもかかわず、この問題が国際社会に注視されなかった最大の要因は、北の手先となって国際社会を巻き込みながら、あることないことでっちあげた慰安婦問題をプロパガンダしてきた日韓の人権活動家たちの存在であることは否めない。
 反日活動家の罪
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 例えば北朝鮮人権第三の道の事務局長・金煕泰氏は、中国における脱北女性の人身売買の実態について『最も多い人身売買の形態は売買婚である。脱北女性と結婚したり同居する中国男性の大部分は、貧困者や年配者、身体障害者、犯罪者などで社会適応に失敗した人々だ。そして中国では長い間では人身売買は習慣的に行われ、そのため、買われた脱北女性は人間的な待遇を受けられず、殴打(おうだ)や苛酷な行為などの人権侵害が頻繁に発生する。(略)例えば、父と二人の息子に売られた脱北女性は、男3人の性のオモチャにされ、子供ができないと不妊女という理由で奴隷生活をしなければならない場合もあった。人身売買婚が起きるのは脱北女性が入って来たからだと、周りの人々から集団暴行される場合もあるなど数多くの問題が発生している。韓国のルームサロン(密室での酒色サービス提供)形態で運営される中国のカラオケ店では、脱北女性が非常に多く働いている。遼寧省瀋陽市西塔通りにある30軒程のカラオケ店で100人あまりの脱北女性が働いており、青島でも数百人の脱北女性が働いている。(略)また、こうした風俗店は主に農村地域に生じている。河北省秦皇島市周辺には約10店の業者が密集している。ある業者は三階建てのビルで、一階は食堂、二階はカラオケ、三階は宿泊所兼売春場所として営業している。この業者は約100人の脱北女性を働かせ、2007年にはある女性が脱走したのを捕まえ、斧で左腕を切って殺し、2008年には脱出した女性の右足の膝をノコギリで切った。この女性は現在、ゴムの義足を着けて厨房の仕事をしているという』。
 脱出した女性の足を平気で切断するなどといった残虐性は、日本では聞いたためしがない。
 慰安婦活動家=中北の実情
 ここであらためて2007年、アメリカのカリフォルニア州マイク・ホンダ議員によって推進された悪名高い米下院121号決議(対日非難決議)案をあらてけて振り返ってみたい。
 『1930年代から第二次世界大戦までの間、日本政府は、「慰安婦」と呼ばれる若い女性たちを日本軍に性的サービスを提供する目的で動員された。日本政府による強制的な軍隊売春制度「慰安婦」は、「集団強姦」や「強制流産」「恥辱「身体切断」「死亡」「自殺を招いた性的暴行」など、残虐性と規模において前例のない20世紀最大規模の人身売買の一つである』
 中国や朝鮮半島の過去から現在に至るまでの身の毛もよだつ実情を知れば、アメリカで反日ロビイストたちによって筋書きされた対日非難決議案が、なぜこのような荒唐無稽な表現になったのか納得もいく。この決議案はまぎれもなく、中国や朝鮮半島の当事国が自国に向けて書いたものだった。 
 当時、この内容は海外に大々的に報道されたにもかかわらず、日本の大マスコミが報道を控えたため、おめでたい日本人はアメリカから自分たちの祖先が〝20世紀最大規模の人身売買〟の大罪を犯したなどとレッテル貼りをされたことすら知らされない人もいたことは残念でならない。
 最後に脱北事情に詳しい評論家の三浦小太郎氏に対して、ある韓国人がつぶやいた言葉を紹介したい。
 『慰安婦の人たちは、今、数十人しか生きていない。しかし、いま中国には、おそらく10万単位で同胞の女性が人身売買や買収を強要されている。北朝鮮を支援する太陽政策や、慰安婦に対しての支援を、今苦しんでいる難民女性を助けるために使ったら、どれだけ多くの女性の人権が救えるのだろう』
 慰安婦問題の活動家たちには、是非ともこの言葉を直視していただきたい。やがて慰安婦問題の全貌が明らかになった暁には、活動家たちの功罪に世界中が厳しい視線を向けることとなるであろう」
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2019年8月14日15:27 msnニュース 時事通信慰安婦問題「国際社会に拡散」=「名誉回復に最善尽くす」-韓国大統領
 © 時事通信 提供 韓国の文在寅大統領=2日、ソウル(EPA時事)
 【ソウル時事】韓国の文在寅大統領は14日、この日に2回目となる「慰安婦の日」を迎えたことを受け、慰安婦問題を「平和と女性の人権に対するメッセージとして、国際社会と共有し、拡散していく」と表明した。自身のフェイスブック(FB)に投稿した。
 文氏はまた、韓国政府は元慰安婦らに対し、「尊厳と名誉の回復のため最善を尽くす」と強調。「人類の普遍的観点」から慰安婦問題を国際社会に提起していく考えを示した。日本政府への直接的な言及や批判はなかった。」 
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 8月14日19:55 産経新聞「文大統領「名誉回復に最善」 韓国で「慰安婦の日」、対日抗議集会も
 韓国の文在寅大統領(右端)=14日、ソウルの大統領府(聯合=共同)
 【ソウル=名村隆寛】韓国で法定記念日に定められた「日本軍慰安婦被害者をたたえる日」の14日、政府主催の式典がソウルで開かれた。文(ムン)在寅(ジェイン)大統領は出席しなかったが、「韓国政府は被害者の尊厳と名誉回復のために最善を尽くす」とのメッセージを寄せた。
 式典には元慰安婦の女性や市民団体、専門家ら約300人が参加。文氏は慰安婦問題について「国際社会で共有し、広めていく」とも伝えたが、日本への批判はなかった。文氏は昨年、中部、忠清南道(チュンチョンナムド)天安(チョナン)市の国立墓地で開かれた第1回の式典には参加し、演説した。
 式典であいさつした陳(チン)善美(ソンミ)女性家族相は「慰安婦問題を女性の人権問題として確立し、歴史の教訓として記憶されるよう後世に教育していく」などと語った。
 また、ソウルの日本大使館前では、慰安婦問題で日本に抗議する1400回目の集会が開かれた。
 一方、ソウル市中心部の南山(ナムサン)では、同市などが主催する慰安婦像(記念碑)の除幕式が行われた。式典は日本の朝鮮半島統治時代に「朝鮮神宮」があった場所の付近で、朴(パク)元淳(ウォンスン)市長や陳氏、慰安婦問題で韓国の主張に賛同する日系米国人のマイク・ホンダ元米下院議員らが出席。元慰安婦の女性があいさつで安倍晋三首相を「嘘つきだ」と強く批判するなど、除幕式は安倍政権を糾弾する色合いが濃かった。
 この日の集会は韓国の13都市で開かれ、ソウル市内では南山以外でも、慰安婦像が設置された。また、日本や米国、オーストラリア、台湾など12カ国・地域の37都市でも慰安婦問題に抗議する集会が開催されたという。集会の海外への拡散について韓国メディアは「一層意味の大きいものとなった」(聯合ニュース)と評価している。」
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 8月14日19:59 産経新聞「大使館前の“無法デモ”常態化、1400回目の慰安婦抗議集会
 ソウルの日本大使館前で開催された1400回目の慰安婦集会=14日、ソウル(ソウル支局撮影)
 【ソウル=桜井紀雄】1992年から毎週水曜日に開かれ、14日に1400回目を迎えた慰安婦問題の抗議集会が開かれたソウルの日本大使館前は、中高生や市民団体で埋め尽くされた。本来、デモが禁じられるべき外国公館前での抗議活動が韓国では常態化している現実を象徴している。
 「おばあさん、愛しています」「おばあさん、頑張って」。猛暑の中、参加した90代の元慰安婦女性が紹介されると、拍手と歓声が沸き上がった。元慰安婦は「最後まで闘い、勝ってこそ勝利だ」と呼びかけた。
 主催者は「加害国、日本の政府は被害者の名誉、人権を傷つける一切の行為をやめ、戦争犯罪を認めるべきだ」との声明を発表。参加者とともに「日本政府は謝罪しろ、賠償しろ」とシュプレヒコールを上げた。
 主催者は推計約2万人が参加したとしている。実数はより少ないとみられるが、夏休みのこともあって中高生や大学生の姿が目立った。加えて目についたのが労働組合など特定団体が動員した人々で、「NO ボイコット・ジャパン」と書いたそろいのTシャツを着た一団もいた。日本の労組関係者の姿も見られた。
 慰安婦問題をめぐる2015年の日韓合意を文(ムン)在寅(ジェイン)政権が一方的に実質ほごにしたのに、韓国では日本が人権問題に取り組もうとしないとの主張がこうした集会を通じて拡散されてきた。子供2人を連れて参加した40代の男性は「人権問題を次の世代に伝えようと来ました」と話した。」
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