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２０２１年４月２６日11:25 ＭｉｃｒｏｓｏｆｔＮｅｗｓ 新華社通信「中日韓3カ国協力の見通しについて語る 中国人民対外友好協会会長
© 新華社 中日韓３カ国協力の見通しについて語る 中国人民対外友好協会会長
25日、「中日韓マッチング協力開発山東対話会」の記者会見に臨む中国人民対外友好協会の林松添会長。（済南＝新華社記者/張明然）
【新華社済南4月26日】中国山東省済南市で25日、「中日韓マッチング協力開発山東対話会」が開催された。同日午後に開かれた記者会見では、主催側の中国人民対外友好協会の林松添（りん・しょうてん）会長が、中日韓3カ国間協力の現状と展望について国内外の記者の質問に答えた。林氏の発言要旨は次の通り。
中日韓3カ国で現在、相手国への好感度が低迷しているのは、歴史的な問題だけでなく現実的な問題もある。一つ目には3カ国の民衆に相互理解が足りず、二つ目には一部の国で民意が政治化されており、三つ目には互いの認識に深さと角度が足りていない。世界発展の大勢に対する理性的認識と正確な把握に欠けている。
われわれは歴史的に敏感な問題を適切に処理し、世界の大勢を見定める必要がある。相互尊重、平等と相互信頼、互恵とウィンウィンの原則を持ち、歴史のジレンマから抜け出すべきであり、人民の友好を増進し、各分野の友好交流と協力を持続的に深化させ、3カ国の人民が一層の成果と安心、幸福を得られるようにしなければならない。
世界では現在、政治・経済の中心の西から東へ移動が加速している。昨年の中日韓3カ国の国内総生産（GDP）の合計額は、欧州連合（EU）と米国を上回り、21兆4千億ドル（1ドル＝約108円）に達した。東アジアは現在、経済的に世界で最も活力があり、最も実力を持つ地域となっている。中日間と中韓間の貿易額は昨年、それぞれ3100億ドル余り、3千億ドル近くに上り、人的往来は新型コロナウイルス感染症の発生前の時点でいずれも年間延べ1千万人を突破している。
世界は変わりつつあるが、中日韓3カ国が互いに引っ越すことのできない永遠の隣人であるという現実は変わらない。われわれにとっての唯一の選択肢は、高みに登って遠くを見渡し、世界の発展の大勢を認識、把握することであり、チャンスを捉え、アジアの平和と安定を共に守り、発展を促進していくことである。（記者/馬悦、張明然）
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