☵70〕─1─韓国は文在寅政権の反日反米親北朝鮮親中国政策で共産化が加速した。~No.503No.504No.505 

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 2022年5月15日 MicrosoftNews JBpress「文在寅政権で加速した韓国の共産化、新大統領の双肩にかかる重すぎる後始末
 大統領就任式で来賓席の最前列に招かれた朴槿恵元大統領(写真:代表撮影/ロイター/アフロ)
 © JBpress 提供 大統領就任式で来賓席の最前列に招かれた朴槿恵元大統領(写真:代表撮影/ロイター/アフロ)
 (立花 志音:在韓ライター)
 大韓民国に新しい大統領が誕生した。保守派の尹錫悦(ユン・ソンニョル)大統領である。暗黒のような5年間の文在寅政権が終わり、この国にもまた光が差し込めるのかと思うと感慨深い……と手放しで喜べればいいのだが、この国はそんなに甘くない。
 筆者は、大統領就任式を朝からテレビで見ていた。
 韓国保守のネットユーザーたちは、就任演説がどれほど素晴らしかったかという話で盛り上がっていた。これから韓国は自由民主主義を取り戻せると、飲めや歌えやの勢いだった。ちょうど韓国のコロナ制限が事実上解除され、飲食店の夜間営業が可能になった。マスクをしながらも新政権誕生と共に、繁華街は明るさを取り戻しつつある。
 しかし、テレビ中継で筆者の目を引いたのは、主役の大統領よりも、来賓席の最前列のど真ん中にいた朴槿恵元大統領の姿だった。就任式が終わると大統領夫妻がそろって朴槿恵元大統領にうやうやしく頭を下げ、朴槿恵元大統領が車で会場を後にするまで、金建希大統領夫人が守るように半歩後ろに付いていた。
 なかなか感動的であった。韓国ポピュリズムによって失職した朴槿恵大統領は、新大統領夫妻の計らいにより、世界の貴賓が見守る中、名誉を回復したと言えるだろう。
 尹大統領は2016年の検事時代に、朴槿恵元大統領を逮捕した張本人だ。その後、文在寅前大統領によって検察総長に指名されており、異例の出世を果たしたが、曹国前法相の起訴をきっかけに文政権と対立して、検察総長を辞任することになる。
 尹大統領は文政権に翻弄されながらも、文政権の悪行ゆえに政治の世界に入ることを決意し、大統領にまでなった人物である。
 就任式のちょうど1カ月前に、尹大統領は朴槿恵前大統領を直接訪問して自身の就任式への出席を要請している。
 大統領夫人のファンもうなぎ登り
 メディアでは、既存の保守層の支持を目的に和解をアピールしたなどと報道されていたが、個人的には朴槿恵元大統領への罪滅ぼしではないかとみている。良心から出た行動ではないか、と。
 ファーストレディになった金建希氏は、学歴詐称、整形疑惑、記者との会話音声の流出など様々なスキャンダルがある。ただ、元々彼女はかなりの敏腕実業家で、独身時代からかなりの財を築いている。筆者が見る限り賢明な女性のように思う。
 韓国でその程度のスキャンダルはかわいいものだ。韓国の権力闘争世界の中では時には腹黒く小賢しくなければ、生き残れない。
 就任式の直前に国立顕忠院に参拝した時は、黒のワンピース、就任式の場では真っ白なコートワンピースの衣装を選んだことで、初日からファッションも好評を得ていた。
 選挙前から増え続けているファンサイトの会員数は、9万人に上った。
 一般メディアでは、大統領就任時の支持率が41%で低いことばかりが報道されているが、筆者の中ではかなりポイントが高い。
 ネットユーザーが絶賛していた就任演説では、自由民主主義を強調し、韓国社会の二極化と対立が発展の足かせになっていると述べた。
 正直あまり期待しないで見ていたのだが、見ていて気持ちのいい就任式だった。一国の大統領としての品格は持ち合わせているようだ。
 しかし!!この国で問題なのはいつも国民である。
 保守、右派、親日を自称する韓国人をたくさん知っているが、ほとんどはやはり韓国人だなと思わされることが多い。
 文在寅政権がいい仕事をしたと感じるワケ(皮肉)
 「<ファクト>この先5年間、この国に起きるすべての悪い事はすべて過去の政府のせいだ」
 こんなネットの書き込みを見た。
 確かにもっともな意見である。筆者も、文政府が5年間で10年分くらいの仕事をしたと思っている。大韓民国は、この5年で10年分共産化が進んだということである。
 もし今回の選挙で、文在寅の後を引き継ぐ李在明候補が大統領になったとしたら、この国は滅びると、うちの息子でさえも本気で思っていた。それを5年で引き戻すには、どれほどの労力が必要だろうか。
 他にも、「新しい大統領は韓日友好のために努力してください。お願いします」という書き込みもたくさん見た。
 非常に違和感を持った。いや、違和感というよりも憤りに近い感情である。誰もかれもが他人任せ。誰かが上手にやってくれれば良い。自分は早く日本に遊びに行きたいだけなのだろう。
 就任式に出席した林芳正外相は「日韓関係の改善は待ったなし」と伝えたそうだ。そして韓国側の次期外相候補と「認識一致」したそうだ。
 ちょっと待ってくれ。一致したのは「待ったなし」というほど緊迫した現状認識のようだが、そうなった原因はどこにあるのか、その外務大臣と候補は議論したのだろうか……。これ以上はやめておこう。
 筆者が解説するならば、その「待ったなし」の主語は「韓国人国民一人一人の意識改革」であるべきだろう。反日左翼の民衆が騒ぐのはまだ目をつぶるが、自由だ、民主主義だ、我こそは愛国者だと言っている保守層の考えがこの程度の国家とは対等には、付き合えない。
 論理的に説明すれば中学生でも理解できる話だと思うのだが、韓国人には無理な話なのだろうか。
 日韓友好に必要な本当のこと
 日本政府も状況が「待ったなし」だからといって、そして韓国経済が危ないからと言って、間違っても日韓スワップ再開などという愚かなことはしないでほしい。
 日韓スワップ協定は2015年に韓国側の意向により、終了している。その終了の仕方も「日本側が頼まないのならば、韓国は必要ない」という話だった。韓国政府の虚勢だったのだろうが、もしかしたら本気でそう考えていたのかは、筆者の知るところではない。
 日本側の立場としては、2020年に当時の麻生太郎財務大臣の発言を引用しておく。
 「(2020年から)6~7年前に(スワップを終了して)本当にいいのかと聞いたら、韓国は『借りてくださいと(日本が)言うなら、借りることもやぶさかではない』と答えた。頭を下げて『借りてほしい』などという話は聞いたことがない」
 こういうことなのだ。
 筆者に言わせるならば、日本側には何が「待ったなし」なのか、説明してほしいし、韓国側には今までの発言に対しての責任を果たしてほしい。日韓関係が悪いのは関係の問題なのではなく、お互いの国内問題なのである。
 本当の意味での日韓友好には、保守派の右派も左派も反日派も必要ない。韓国に必要なのは責任感のあるリアリストだけである。
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