👪33〕34〕─1─最新科学でわかった「不安に強くなる方法」に世界が注目。~No.96No,97No.98No.99No.100No.101 

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 9月10日 MicrosoftNews ダイヤモンド・オンライン「最新科学でわかった「不安に強くなる方法」に世界が注目
 © ダイヤモンド・オンライン 提供 photo:Adobe Stock
 「運動」の驚くべき”癒し効果”にスポットを当てた研究が、今、世界的に注目を集めている。運動すると……「ストレスから守られる」「抗うつ薬に匹敵する”うつ改善効果”が得られる」「レジリエンス因子が増え、不安に強くなる」「遺伝と同レベルの認知症リスクを解消できる」「自然界で2番目に強い”睡眠導入剤”が体内で作られる」など、その驚きの研究結果をまとめたのが”運動×神経科学”の第一人者であるジェニファー・ハイズ博士だ。彼女の研究は、ニューヨーク・タイムズBBC、CNN、ハフポストなど、多数の国際的メディアに取り上げられて話題を呼んでいる。その内容を一般向けにわかりやすくまとめた初の著書の邦訳版『うつは運動で消える 神経科学が解き明かした「心の不調」のリセット法』が9月7日に発売となった。今回は、本書の発売を記念して、その内容の一部を特別に公開する。
 「不安に強い人」と「弱い人」その決定的な差とは?
 恐怖を経験した人すべてが不安障害になるわけでもありません。何が彼らを守っているのでしょう?
 それは、神経ペプチドY(NPY)と呼ばれるレジリエンス(回復力)因子です。これを多く作ることができる脳と、そうでない脳があります。
 たとえば、ニックとポールは一緒に戦闘に参加しました。そのうち、ポールはPTSDを発症し、ニックは発症しませんでした。NPYを多く持っていたニックは、脳をトラウマから守れたのです。
 「だったらNPYを増やしたい」と、あなたは思うかもしれません。私もそうです。賛成します。
 ここで、朗報です。NPYは、運動で増やすことができるのです。では、その運動法とはどんなものでしょう。
 不安を和らげるためには、どれくらいの運動が必要? 
 私の研究室では、最も少ない労力でNPY増加を実現する道を探したいと考えました。
 そして実験から、週に3回、30分程度の軽度から中程度の強度の運動をするだけで、不安な気持ちを和らげるのに十分であることを突き止めたのです。
 さらに、最も効果があった被験者は、最も不安を抱えていた人たちでした。うれしいことに、彼らの不安は運動後に軽減され、運動で得られる安心感はトレーニングを積むことでさらに増していきました。
 実際、運動は不安を和らげる効果が高いことがわかっています。また、不安障害に悩む人の不安症状を軽減するだけでなく、誰もが時折経験する不安感も軽減してくれます。
 (本原稿は、ジェニファー・ハイズ著、鹿田昌美訳『うつは運動で消える ~神経科学が解き明かした「心の不調」のリセット法』の内容を抜粋・編集したものです)
 ジェニファー・ハイズ
 世界トップのキネシオロジー(運動科学)学科を擁するカナダ・マクマスター大学のニューロフィットラボのディレクターであり、運動と神経科学研究の第一人者。主に、身体運動がメンタルヘルスや認知能力にもたらす影響について研究し、受賞多数。その研究は、ニューヨーク・タイムズでの特集をはじめ、CNN、NBCBBC、ハフポスト、CBSなど、国際的メディアの注目を集めている。初の著書の邦訳版『うつは運動で消える』が2022年9月7日に発売。
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