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・ ・ {東山道・美濃国・百姓の次男・栗山正博}・
日本民族の直系祖先は、数万年前のヤポネシア人(旧石器人)と縄文人(日本土人)であって黄河流域の漢族系中国人や半島系朝鮮人とは違う。
現代日本には、そうした歴史的科学的宗教的文化的事実が分からない、理解できない日本人が増えてきている。
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2022年11月5日 YAHOO!JAPANニュース RBC琉球放送「『空白の1万年』の歴史の真実は… 世界最古の釣り針、旧石器時代の人骨などが眠る地層がここに
日本で沖縄にしかない、沖縄でしか掘れない貴重な地層。それが南城市のサキタリ洞とよばれる遺跡です。1970年に発見され、これまで人類のルーツを探す発掘調査が行われています。
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発掘調査チーム 山崎真治さん
「こちらが約2万年前の発掘調査をやっている、サキタリ洞遺跡の発掘現場になります。港川人の時代は当時の人もおそらく、雨露を凌ぐことができるこういう場所をいろいろと利用していたんじゃないかと思うんです」
サキタリ洞遺跡で発見された港川人。縄文時代よりもっと前、2万年前の旧石器時代の沖縄で生活していたとみられています。その暮らしぶりやルーツはわかっていません。山崎さんたち調査チームは、港川人がどのような暮らしをしていたのか、その謎を解くカギがサキタリ洞の地層に眠っているとみて発掘を続けています。
Qどうしてここに謎を解くカギがあると思うのか?
山崎さん
「港川人の時代の地層が見つかって、貝を道具に使っていることがこの場所ではわかっていて本土の旧石器人とは違う沖縄独特のライフスタイルがあったんじゃないかと考えているところです」
1970年。旧具志頭村港川の石灰岩のわれ目=港川フィッシャーから、のちに港川人と名付けられる4体の人骨が見つかりました。旧石器時代の人骨がほぼ完全な状態で見つかったのは、アジアで初めて、まさに歴史上の大発見でした。
発見者 大山盛保さん
「ここからいい状態の1体が出た。穴の割れ目、そこにありまして。マッチを擦りながらやったら一番いい状態のやつが出たんです」
その4か月後には、東京大学の人類学者や考古学者たちからなる学術調査団がやってきて、本格的な発掘が何年も続けられましたが、暮らしぶりを裏付けるようなものは何も見つからなかったのです。
小田静夫 東大講師(当時)
「考古学的に港川人はどこの人たちか、港川人が使った道具が見つかればすぐ判定できます。
出ないんですよ、いくら掘っても」
沖縄ではおよそ2万年前の港川人から7000年前まで、1万年以上の期間についての史料が乏しく、歴史の空白期となっています。
その空白期を埋める発見が期待される理由のひとつに、港川人の発見場所と、サキタリ洞との位置関係があるといいます。
雄樋川(ゆうひがわ)の河口に位置する港川フィッシャー(港川人が見つかった場所)から1.5キロ上流、水源に接し豊かな亜熱帯の森の中で、雨露がしのげる洞窟のようになっていたサキタリ洞は、港川人の生活拠点に適した場所だったのではないかとみられているのです。
山崎真治さん
「例えばここに黒いのがありますよね、これ木炭の欠片ですね。だいたい2万年前のものだと思いますけど。ここに白いものがありますけど、おそらくカタツムリですね。こういう土は土のう袋に詰めて持って帰ってふるい掛けをして、細かい遺物を回収している」
例えばモズクガニの爪など原型をとどめている遺物なども見つかり、この遺跡から2万年前の人の食事なども紐解かれていく可能性があります。
山崎真治さん
「日本でも2万年前のカニが出てくるのはここしかないですからね」
13年前にサキタリ洞の調査を始めた山崎さんたちは、仮説を裏付ける数々の発見をしてきました。1万4000年前の人骨や石器、9000年以上前の人骨、9000年前の土器、2万3000年前の世界最古の釣り針や、装飾品とみられる貝。
こうして見つかった営みの痕跡や、人骨の数々が、いずれ空白の歴史を埋めるのかもしれません。それはまた、さらなる研究が進んだあとの話…
山崎真治さん
「こういうのって(文献など)に書かれたものは当然無くて、ここから出てきたもので初めてわかる世界。だから自分たちが発掘をして、歴史に新しい1ページを加えることができる素晴らしい遺跡だと思っている」
沖縄本島南部、南城市のサキタリ洞を訪ねると、人類のルーツと、ロマンが眠る大昔の地層との静かで親密な対話に出会いました。」
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