☴51〕─1─韓国は、減少した中国人観光客の穴埋めに日本観光客を呼び込もうとする嫌らしさ。~No.247No.248No.249 @ ⑳ 

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 2016年12月23日 産経WEST「【メガプレミアム】中国人の韓国離れ…「埋め合わせは日本人客」の楽観論 反日行動は相変わらずなのに
 米軍の最新鋭地上配備型迎撃システム「高高度防衛ミサイル(THAAD)」の韓国配備決定で、中国人観光客が減るとの懸念が広がる韓国で、日本人客で埋め合わせできるとの期待が高まっているようだ。今年6月の訪韓日本人は約18万人と前年同月を78%も上回り、10月から来年3月にかけてすでに1万人以上の団体客予約が入っているという。韓国メディアは、韓日関係悪化で2012年以降減り続けていた日本人客が増加に転じたとするが、韓国の国会議員団は、日本の朝鮮半島統治の終結を記念する「光復節」の8月15日に竹島島根県隠岐の島町)に上陸するなど、日本人の心を逆なでする。
“脱中国”依存で目をつけられた日本
 韓国観光公社のまとめによると、今年1月から7月までに訪韓した外国人観光客は980万人で、前年同期に比べて34%増えた。中央日報など複数の韓国メディアが伝えており、なかでも中国人客が目立ち、7月の1カ月間に訪韓した外国人客169万人のうち中国人客は54%(91万人)を占めた。1カ月間に訪韓した中国人客が80万人を上回ったのは今回が初めてだという。
 しかし中国が米軍のTHAADの韓国配備決定に反発していることから、中国人観光客の訪韓が減るかもしれないと懸念する声がにわかに高まり、“中国依存”からの脱却が急務になっている。
 そこで目を付けられたのが日本人というわけだ。
 韓国紙、朝鮮日報(電子版)によれば、今年6月に韓国を訪れた日本人は18万100人で、前年同月を78%も上回った。韓国の李明博(イ・ミョンバク)大統領(当時)が竹島に上陸した2012年8月の翌月から今年1月まで41カ月連続で前年同月を下回った訪韓日本人客は今年2月に1・3%の増加に転じ、上半期の日本人観光客は前年同期比10%増の103万9500人だったという。
 折に触れ慰安婦竹島の領有権に絡む問題を蒸し返してくる韓国に対し、日本人が親しみを抱き続けられるかどうか疑問は残る。ただ、同紙は「最近になって韓日の外交関係が改善し、円高が進んだことで日本人客は増加に転じた。円高が進めば、日本人にとっては旅行費用が安くて済む」と指摘するなど楽観的だ。
 『韓国は被害者』という雰囲気が消えた?
 これほどまで韓国を強気にさせているのは、今年10月から来年3月にかけて日本から韓国を訪れる1万1千人という過去最大規模の団体観光客の存在なのかもしれない。
 中央日報朝鮮日報によれば、韓国観光公社が釜山観光公社ととともに、「全日本冠婚葬祭互助協会(全互協)」の会員1万1千人を韓国に呼び込むことに成功したという。全互協は日本全国で結婚式場、葬儀場を経営する229の互助会で構成。半年で20回に分けて、2泊3日、3泊4日の日程で韓国を訪れる。ソウルのほか、釜山では広安大橋の夜景を楽しみ、国際市場やチャガルチ市場も訪れる。慶州や巨済島へのオプショナルツアーもある。
 これまで全互協は、ハワイやグアム、東南アジアなどを行き先とする従業員インセンティブ旅行を企画してきた。韓国が今回選ばれたのは、円高で旅行費用が安くなったことが最大の理由とみられるが、韓国観光公社の東京支社長は朝鮮日報の取材に対し「独島(日本名・竹島)の領有権問題と慰安婦など歴史問題での対立で急速に冷え込んだ韓日関係が最近回復し、『韓国は被害者』という雰囲気が消えたことの影響が大きい」と指摘する。
 日本人の間で「『韓国は被害者』という雰囲気が消えた」と言いたいのだろうが、それは韓国人ならではの解釈と言えなくもない。
 いずれにせよ、日本の通販業者シャディも9〜11月に報奨旅行を行い、約1500人が済州島を訪れる。来年は女性用下着などの通販業者シャルレの従業員4千人が神戸からクルーズ船で済州島を訪れる。朝鮮日報によれば、韓国観光公社はこうした流れを維持するため、今年10月に東京で企業、旅行会社、メディア関係者約200人を招いたインセンティブ旅行説明会を開く計画だ。
突発事態がなければ…
 李明博大統領(当時)の竹島上陸以来、韓国を訪れる日本人観光客は減少が続いていた。2012年には351万人を数えたが、両国の関係悪化と円安進行で昨年は187万人まで減少した。しかし、韓国メディアが言うところの「最近になって韓日の外交関係が改善し、円高が進んだ」ことで、訪韓日本人客は増加に転じているようだ。
 韓国観光公社は今年韓国を訪れる日本人観光客が230万人を超えると予想している。前年比で22%の増加だ。朝鮮日報の取材に対し、同公社のイム・ヨンムク日本チーム長は「突発事態がなければ、回復はさらに早まりそうだ」と期待を込めている。
 日本チーム長の言葉には「突発事態がなければ…」とただし書きがある。すでに日本の朝鮮半島統治の終結を記念する「光復節」の8月15日、韓国の超党派の国会議員団が竹島に上陸し、日韓関係に波風を立てた。こうした動きは今後も続くに違いない。エスカレートしていけば、突発事態に至るかもしれない。(2016年9月8日掲載)
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