☷37〕─1─韓国「抗日の英雄」胸像移転めぐり大論争。ソ連共産党加入歴を問題視。~No.93No.94 

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   ・   ・   {東山道美濃国・百姓の次男・栗山正博}・   
 日本のリベラル左派は、反天皇反民族反日的日本人として韓国・朝鮮の抗日の英雄を崇拝している。
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 キリスト教朝鮮人テロリストは、日本人の共産主義者無政府主義者テロリスト同様に昭和天皇と皇族を惨殺すべく付け狙っていた。
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 2023年9月6日 中日新聞「抗日の英雄か共産主義者か 韓国の洪範図、政権交代が評価を翻弄   
 韓国で、日本統治期に抗日闘争を率いた英雄とされる独立運動家洪範図(ホンボムド)(1868~1943年)を巡り、論争が起きている。ソウルの陸軍士官学校が、ソ連共産党に加入していた洪の経歴を問題視し、校内にある胸像の移転を決定。独立運動の顕彰団体や歴史学者が強く反発している。北朝鮮への強硬姿勢を強調する尹錫悦(ユンソンニョル)政権の「反共」路線と、文在寅(ムンジェイン)前政権の南北融和路線のあつれきが、歴史認識の争いに発展している。
 (ソウル・木下大資、写真も)
 移転が検討されている洪範図の胸像(手前)=韓国国防省前で
 韓国国防省は8月28日、「北朝鮮共産主義の脅威に立ち向かってきた陸軍士官学校アイデンティティーを考慮すると、共産主義の活動歴がある...
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 9月7日 MicrosoftStartニュース 東京新聞「韓国「抗日の英雄」胸像移転めぐり大論争 反共姿勢強める尹政権、ソ連共産党加入歴を問題視
 韓国で、日本統治期に抗日闘争を率いた英雄とされる独立運動家洪範図(ホンボムド)(1868~1943年)を巡り、国論を二分する論争が起きている。ソウルの陸軍士官学校が、ソ連共産党に加入していた洪の経歴を問題視し、校内にある胸像の移転を決定。独立運動の顕彰団体や歴史学者が強く反発している。北朝鮮への強硬姿勢を強調する尹錫悦(ユンソンニョル)政権の「反共」路線と、文在寅(ムンジェイン)前政権の南北融和路線のあつれきが、歴史認識の争いに発展している。(ソウルで、木下大資、写真も)
 洪範図 現在の北朝鮮に生まれ、抗日闘争に参加。1910年の日韓併合後は沿海州(現ロシア)を拠点に、旧日本軍との戦闘を指揮した。27年ソ連共産党に入党したが、37年にスターリンによる高麗人の強制移住カザフスタンへ。労働者として働き、祖国の解放を迎える前に亡くなった。文政権期の2021年に遺骨が韓国へ返還された。
 韓国国防省は8月28日、「北朝鮮共産主義の脅威に立ち向かってきた陸軍士官学校アイデンティティーを考慮すると、共産主義者の経歴がある洪将軍の胸像を校内に設置して記念することは適切ではない」との立場を表明。独立運動の業績は否定しないとしながら、像は中部天安(チョナン)市の独立記念館に移すのが適当だとした。
反日強調のため? 文在寅前大統領が設置
 胸像は文在寅前大統領が2017年の就任後、洪をはじめとする独立軍を「韓国軍の出発点として教育するように」と指示し、翌18年に設置された。当時から一部の保守層が「反日を強調し、北朝鮮への敵視を薄める狙いではないか」(軍関係者)などと反発していた。国防省も8月末の声明で、像の設置が「十分な共感形成なしに強行された」と指摘した。
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 8月29日、韓国国防省前で、移転が検討されている洪範図の胸像(手前)
 © 東京新聞 提供
 国防省の方針を受け、陸軍士官学校は8月31日に像の移転を正式決定した。さらに国防省の庁舎前にある別の胸像も移転が検討され、朴槿恵(パククネ)政権時代に命名された海軍の潜水艦「洪範図」の名称変更まで取り沙汰されている。
 こうした動きに対し、独立運動家の子孫らでつくる「光復会」の会長が「民族的良心を失った」と国防相の辞任を要求するなど反発が広がった。
 洪は1927年にソ連共産党に入党したが、独立運動史に詳しい潘炳律(パンビョンリュル)韓国外国語大名誉教授は「当時、旧日本軍の攻勢からソ連地域へ逃れた状況で、部下らの生計を確保する手段として入党した」と解説。現在の北朝鮮と関連した共産主義者とみるのは無理があると指摘する。
 一方、尹大統領は「共産全体主義勢力が反日感情を扇動している」などと国内の左派批判を強めており、こうした姿勢が国防省の方針に影響したとみられる。
 洪は37年、日本のスパイを警戒したソ連の最高指導者スターリンの命令による高麗人(朝鮮系住民)の強制移住カザフスタンへ移住させられた経緯がある。洪をシンボル的な存在と考える高麗人の子孫からは、胸像移転に強制移住の歴史を重ね、「また強制的に移されるのか」と嘆く声も上がっている。
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 世界大百科事典 第2版 「洪範図」の意味・わかりやすい解説
 こうはんと【洪範図 Hong Pŏm‐do】
 1868‐1943
 朝鮮の義兵将,独立運動家。平壌(一説に慈城,陽徳)の雇農の生れ。兵士,ついで咸鏡道甲山の鉱山労働者,猟師として暮らした。1907年義兵闘争が全国的に拡大し,同年9月の銃砲火薬取締法により猟師の生業が圧迫されると,11月に車道善らと義兵を起こし,咸鏡道の山岳地帯で活躍した。10年には根拠地を中国間島地方へ移し,独立軍運動への転換を遂げた。19年,三・一独立運動に際しては大韓独立軍総司令として朝鮮国内に進撃して日本軍を破り,翌20年には間島に進攻した日本軍を撃破した。
出典 株式会社平凡社世界大百科事典 第2版について 情報
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 2023年9月5日 YAHOO!JAPANニュース ハンギョレ新聞「「洪範図排除」めぐり首相と国防部が異なる立場表明…乱脈ぶり露呈した韓国政府
 韓国の陸軍士官学校における洪範図(ホン・ボムド)将軍胸像の移転推進で浮き彫りになった尹錫悦(ユン・ソクヨル)政権の「洪範図排除」に、野党と学界などの反発が続いている。こうした中、「洪範図排除」を巡り首相と国防部が互いに異なる立場を表明する一方、同じ独立戦争の英雄である洪将軍の胸像なのに、陸軍士官学校からは撤去し、国防部庁舎には存置することにするなど、矛盾が露呈している。名目と論理に欠けた尹錫悦政権の無理な「歴史・理念戦争」を現場で遂行する過程で、乱脈ぶりが際立っている。
 韓国政府の一貫性のない動きは、まず朴槿恵(パク・クネ)政権時代に進水した海軍の1800トン級潜水艦「洪範図」の改名問題をめぐり露呈した。ハン・ドクス首相は先月31日、国会予算決算特別委員会全体会議で、野党「共に民主党」のキ・ドンミン議員が潜水艦「洪範図」の艦名変更について尋ねると、「我々の主敵と戦わなければならない軍艦を象徴する名前が(ソ連の)共産党員だった人のものなのは適切ではないと思う」とし、「修正を検討すべきだ」と述べた。しかし翌日の1日、国防部関係者は記者団に「首相が議員の質疑に答弁したものだが、その必要性について語ったと思う」とし、「海軍で艦名の変更は検討していないと聞いている」と答えた。歴史・理念の議論にさらに油を注ぐ「洪範図」の改名問題を巡り、政府内で調整されていない立場の衝突が公になり、混乱を招いている。
 世界的に、国が滅んだか独裁の統治者が勝手に変えた場合を除き、軍艦の名前が変更されることはほとんどない。韓国では1999年「裡里(イリ)」を「益山(イクサン)」に変えるなど地方自治体の名称変更に伴う艦名の変更があったケースのみ。
 陸軍士官学校の校庭内の忠武館(総合講義棟)前の独立英雄5体の胸像のうち、洪範図将軍の胸像は校外に移し、池青天(チ・チョンチョン)、李範奭(イ・ボムソク)、金佐鎮(キム・ジャジン)将軍と李会栄(イ・フェヨン)先生など残りの胸像は校庭内の他の場所に移すという決定についても、「小細工」という批判の声があがっている。当初、独立英雄5人の胸像を外部に移そうとしたが、反発が激しくなると、洪将軍だけをソ連共産党の経歴を問題視して撤去することにしたのだ。さらに国防部は、洪将軍の胸像を陸軍士官学校から撤去する一方、ソウル龍山区(ヨンサング)の国防部庁舎前の洪将軍の胸像はそのままにしておく方向に傾いているという。先月28日、「陸軍士官学校の洪範図将軍胸像に関する国防部の立場」で、洪将軍のソ連共産党活動経歴▽スヴォボードヌイ(自由市)惨事への関連疑惑▽鳳梧洞(ポンオドン)戦闘にパルチザンとして参加したという疑惑を挙げ、洪将軍の胸像が陸軍士官学校に不適切だと説明したのに、国防部庁舎前の胸像は存置するというのは矛盾と言わざるを得ない。
 独立軍歴史研究の権威者であるパン・ビョンリュル韓国外国語大学名誉教授(史学科)は3日、ハンギョレとの電話インタビューで「正常な議論過程も経ずに少数の人々が密室で決定したため、このような乱脈ぶりが露呈している」と指摘した。パン教授は「国軍が作られた時と比べいくつもの世代が過ぎ、国家構成員の価値観と基準も大きく変わった」とし、「なのに軍はこれを無視して1970年以前に戻そうとしている」と述べた。
 文在寅ムン・ジェイン)前大統領も先月27日に続き、同日にもフェイスブックを通じて、「胸像の撤去は歴史を歪曲し国軍と陸軍士官学校の正統性とアイデンティティを自ら損ねる処置」だとし、大統領室に胸像撤去計画の撤回を求めた。文前大統領は「我々は(洪将軍の)その愛国心と献身の足元にも及ばない」とし、「陸軍士官学校レベルで議論されたことだとしても、ここまで波紋が広がったら、大統領室が乗り出して収拾を図るのが望ましいだろう」と指摘した。野党「共に民主党」のカン・ソヌ報道担当も同日のブリーフィングで、「時代遅れの理念戦争論にはまった尹錫悦大統領の言動が日増しに深刻化している。『反共マッカーシズム』ではなく、『親尹マッカーシズム』の絶頂」だと批判した。
 シン・ヒョンチョル記者 (お問い合わせ japan@hani.co.kr )
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