☴34〕─1─ドイツと慰安婦問題。シュレーダー前ドイツ首相。 ~No.182No.183No.184 @ ⑭ 

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   ・   ・   {東山道美濃国・百姓の次男・栗山正博}・  
 ヨーロッパ諸国に拡大する日本ネガティブ運動。
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 2016年9月3日 産経ニュース「【歴史戦】米カリフォルニア州教育指針に慰安婦問題「日韓合意」追加 「性奴隷」表現で「合意」したとの誤解生む?
 【「慰安婦」日韓合意】
 【ロサンゼルス=中村将】旧日本軍の慰安婦が「性奴隷」として明記される米カリフォルニア州の公立高校の歴史・社会科学カリキュラム指針に、慰安婦問題の最終的かつ不可逆的な解決をうたった「日韓合意」の記述が加えられたことが分かった。日本政府からの10億円の振り込みが完了し、元慰安婦への支援事業が進めば、教育現場を通じて米国の生徒にも日韓合意が浸透していく可能性がある。
 州教育局によると、カリキュラム指針は教育内容の骨子を示すもので、教科書の内容を決める際などに参考にされる。慰安婦については来年から10年生(日本の高1〜高2相当)の教育課程に盛り込まれる。
 日韓合意については「2015年12月28日、日韓両政府は慰安婦問題に関する合意に達した」と説明。日本の外務省のホームページ内の日韓外相による共同記者会見の内容が掲載されたページのアドレスが記され、そこには、日韓両政府が元慰安婦の名誉と尊厳の回復、心の傷の癒やしのための措置を着実に実施する前提のもとに、問題は最終的かつ不可逆的に解決されることを確認したことなどが載っている。
 指針をめぐっては、日韓合意に反対している韓国系団体などが数年前から慰安婦問題を盛り込むよう州教育局に働きかけてきた。     
 昨年12月以降、教育委員会での議論や公聴会を重ね、今年7月に「慰安婦は戦前、戦中に領土を占領した日本軍によって性的サービスを強制された女性を指す間接表現」「慰安婦は制度化された性奴隷の例として教えることができる」と記述されることが正式に決まった。日韓合意のくだりはその後、加筆された。
 一方で、安倍晋三首相は日韓合意後の国会答弁でも「『性奴隷』といった事実はない」と明言しているにもかかわらず、指針には「性奴隷」の表記が残っており、日韓合意の記述が追加されたことで、日本政府が「性奴隷」を認めたとの誤解が広がる懸念もある。外務省には州当局へのさらなる説明と適切な情報発信が求められそうだ。」
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 9月7日 産経ニュース「【歴史戦】慰安婦像、今度は独フライブルク市に年内設置へ、欧州で初 姉妹都市・韓国水原市長が働きかけ
 ソウルの日本大使館の前で開いた「水曜集会」に参加した元慰安婦の女性と少女像=7日(共同)
 【ソウル=名村隆寛】韓国だけでなく米国やオーストラリアなどに設置されている慰安婦像が、年内に欧州では初めて、ドイツにも設置されることになった。
 設置されるのは独南西部のフライブルク市。複数の韓国メディアによると、同市と姉妹関係にある韓国京畿道・水原(スウォン)市の廉泰英(ヨムテヨン)市長が今年5月、フライブルク市長に像の共同設置を呼びかけ、像設置を受け入れるとの返事があったという。
 8月末に市長間で最終合意済みで、慰安婦像は国連の世界人権宣言の記念日に当たる12月10日にフライブルク市中心部に両市共同で設置され、記念式典も行われる予定としている。
 韓国メディアは「日本のように戦犯国だが、ドイツは“謝罪の模範国”」とたたえる一方、「戦争被害国への謝罪と反省を渋る日本が昨年末の韓日合意を機にソウルの(日本大使館前の)少女像(慰安婦像)撤去へ圧力をかけるのとは対照的」(SBSニュース)と日本を非難している。
 慰安婦像は現在、韓国国内30カ所に、海外では米国、カナダ、豪州の計4カ所に設置されている。日韓両政府は、慰安婦問題の最終的かつ不可逆的な解決を確認しているが、韓国では市民団体や自治体、野党などが問題の蒸し返しを続けている。今後、水原市に倣い、他の自治体でも海外で慰安婦像を設置する動きが出てくる可能性がある。
 水原市は北海道旭川市と、フライブルク市愛媛県松山市とそれぞれ姉妹都市関係にある。」
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 2017年9月19日 産経WEST「親中派の独前首相「日本は謝罪を」 元慰安婦訪問、韓国に“利用”され…引退後に露国営企業天下り、母国で大ブーイング
 韓国・京畿道の「ナヌムの家」を訪れ、施設を見学する鄭鉉栢女性家族相=7月10日(共同)
 韓国を訪問していたドイツのシュレーダー前首相(在任1998年〜2005年)が慰安婦問題について「日本政府が慰安婦に謝罪する勇気を持てないでいることはきわめて残念だ」などと日本を批判する発言を行った。韓国側の主張をうのみにしたともいえる発言の真意は不明だが、2005年の政界引退後、シュレーダー氏はロシアや中国と接近。自由主義国のリーダーだったとは思えない言動でたびたび批判を浴びている。先月には欧米の制裁対象となっている露国営企業の取締役就任が明らかになり、物議をかもしたばかりだ。
 元慰安婦に「ノーベル賞の資格」
 複数の韓国メディアによると、シュレーダー氏は11日、元慰安婦の女性が暮らすソウル郊外の「ナヌムの家」を訪問。
 日本政府が慰安婦問題で謝罪していないとの認識を示し、「ホロコーストユダヤ人大量虐殺)と同じとはみなせないが、みなさんが戦争犯罪によって受けた苦痛は、決して(ホロコーストの被害者よりも)軽いものではない」と発言した。
 さらに元慰安婦の女性には「ノーベル平和賞を受賞する資格が十分にある」とも語った。
 これらの発言を韓国メディアが好意をもって取り上げたのは言うまでもない。
 中央日報(日本語電子版)は「シュレーダー元首相が得たもの、安倍首相が失ったもの」と題した記事を掲載。外国の元・現国家元首級による「ナヌムの家」への訪問は初めてとしたうえで、「少なくとも『ナヌムの家』においては独日両国の公共外交の面で日本は完敗した」と記述した。
 シュレーダー氏は12日には文在寅ムン・ジェイン)大統領と会談。文氏が「ドイツの歴史問題に対する真摯(しんし)な謝罪や周辺国との和解は、東アジアに示唆するものが大きい」と持ち上げると、シュレーダー氏は「過去を直視することが関係国との協力の基盤になる」と返した。
お手盛り天下り」露独間ガスパイプライン推進→引退後ガスプロム子会社役員に
 1998年、「統一宰相」と呼ばれたコール元首相のキリスト教民主同盟(CDU)から16年ぶりに政権を奪還、ドイツ社民党(SPD)の顔として一時は高い支持を得たシュレーダー氏だが、政界引退後の言動には大きな疑問が突きつけられている。
 ロシアのプーチン大統領とは昵懇(じっこん)の仲で、政界引退後の2006年3月には同国国営天然ガス会社「ガスプロム」子会社の役員に就き、1億4千万円(当時)とされる年俸を得るようになった。首相在任中のシュレーダー氏が、ロシアとドイツを結ぶガスパイプライン建設というガスプロムのプロジェクトを推進していたことから、ドイツメディアや政界から、お手盛り天下りと批判を受けた。
 また、14年のロシアのクリミア併合から間もない時期にサンクトペテルブルクで開かれたプーチン大統領の誕生パーティーに参加、プーチン氏と抱擁する姿が非難を浴びた。
 中国とも親密だ。07年5月には中国の外務省顧問に任命され、メルケル首相がチベット仏教最高指導者、ダライ・ラマ14世を首相官邸に招いた際には、「中国国民の感情を傷つけた」と批判した。 
 今年8月末にはロシアの国営石油企業ロスネフチの社外取締役に就任することが明らかになったが、ロスネフチはクリミア併合による欧米の対ロシア制裁の対象だ。
 メルケル首相は「私は政界から退いた後に民間企業の職に就くことは考えていない」と述べ、シュレーダー氏を批判した。
 ロスネフチ取締役への就任が総選挙を控えたSPDに不利になるとの予測も出ており、すっかり敬遠される存在になっている。
韓国左派おなじみの手法に乗せられた?
 シュレーダー氏の訪韓はドイツメディアの注目をほとんど集めなかったが、ドイツの国外向け公共放送、ドイチェ・ヴェレ(電子版)は「シュレーダー独前首相の慰安婦訪問に日本の保守派が怒った」との見出しでこの訪問を報じた。
 ドイチェ・ヴェレ福井県立大の島田洋一教授の談話を掲載。このなかで島田教授は「韓国の左派は自分たちの主張を宣伝し、慰安婦に関する偽りのストーリーを広めるために外国の(首脳経験者ら)お歴々を利用するのに駆け回ってきた」と評した。
 そのうえで島田教授は「これは彼らの戦術の一例であり新しいことでもない」とし、欧州の政治家の世界規模での影響力はほとんどない、との冷めた見方を披露した。
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 9月21日 産経ニュース「慰安婦問題で日本批判した独シュレーダー前首相、韓国の既婚女性と交際と独紙報道
 韓国人既婚女性との交際が報道されたドイツのシュレーダー前首相
 ドイツ大衆紙ビルト電子版は20日、同国のシュレーダー前首相が韓国人女性(48)と交際していると報じた。
 シュレーダー氏は今月、元慰安婦の女性が共同生活するソウル郊外の施設「ナヌムの家」を訪れ、慰安婦問題で謝罪していないと日本を批判。韓国の文在寅大統領と会談し「過去を直視することが関係国との協力の基盤になる」と発言していた。
 ビルトによると、シュレーダー氏は昨年、ドイツ人の妻との離婚届を提出しており、近く離婚が成立する見通しという。女性は既婚だが夫と別居中。シュレーダー氏は女性と連絡を取るため、人生初のスマートフォンまで購入したという。(共同)」
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 11月29日 産経ニュース「【「慰安婦」日韓合意】【慰安婦問題いまだ終わらず】シュレーダー前首相と「慰安婦トラップ」 ドイツを利用したくてしようがない韓国団体
 2002年に来日したドイツのシュレーダー前首相
 韓国の市民団体が、慰安婦像設置を狙っているのは米国だけでない。カナダ、オーストラリア、そして欧州への進出を狙っている。欧州は特にドイツだ。なぜなら、「日本軍慰安婦制度はアジアのホロコーストユダヤ人大量虐殺)」が彼らのキャッチフレーズ。「ホロコーストに謝罪したドイツを見習って日本は慰安婦に謝罪しろ」というのだ。(夕刊フジ
 悲劇を誇張するために「ホロコースト」を利用することは、ユダヤ人自身が反対している。それに戦時中、日本はユダヤ人を救ったのだ。そういった事実は無視し、韓国団体はドイツを利用したくてしようがない。
 ドイツ南西部のフライブルク市に昨年、姉妹都市である韓国の水原(スウォン)市から慰安婦像が寄贈されそうになったが中止となった。フライブルク市長はメディアのインタビューに「像設置の目的が、日本への外交圧力であることを知ったとき、私は悪用されたと感じた」と答えている。
 さて、ドイツに運んでしまった像は行き場がなくなった。韓国団体が次に狙ったのは南部のウィーゼント市にある民間のネパール・ヒマラヤ・パビリオン園だ。オーナーを説得して今年3月に設置した。いつものように、元慰安婦と称するおばあさんも参加して派手な除幕式も行った。
 ところが、オーナーは慰安婦像が日韓問題になっていることを知り、4月に「慰安婦は性奴隷」と刻まれている碑文だけを撤去した。
 9月には、ドイツのシュレーダー前首相が突然韓国を訪問し、元慰安婦が共同生活している「ナヌムの家」で彼女らと面会した。大歓迎を受けたシュレーダー氏は元慰安婦を抱擁し、「あなたたちをノーベル賞候補に推薦したい」「日本の次世代は過去の出来事の責任を取るべきだ」と語り、韓国メディアは大喜びでこれを報じた。
 「なでしこアクション」はすぐ、ドイツ語でシュレーダー氏に以下のような抗議の手紙を送った。
 「あなたの発言は私たち全ての日本人に対する侮辱です。貴方が慰安婦問題を全く知らないのは明らかです」「あなたの訪問したナヌムの家は北朝鮮と関係がある団体が運営しています」
 慰安婦についての誤解も関係資料を提示して説明し、返事を求めたが返ってこない。
 なぜ、シュレーダー氏が韓国の元慰安婦を訪問したのか。すぐに謎が解けた。ドイツ語通訳の韓国女性の恋人がいたのだ。73歳のシュレーダー氏にとっては4度目の結婚相手になるかもしれない、25歳年下の美しい女性だ。
 そのうち、シュレーダー氏が「ドイツに慰安婦像を建てる」と言い出すのではないかと心配だ。彼は「慰安婦トラップ」から目を覚ますことができるだろうか。
 ■山本優美子(やまもと・ゆみこ) 「なでしこアクション」代表。上智大卒。保守系活動にボランティアで関わるうちに慰安婦問題は女性が取り組むべきと考え、2011年に「正しい歴史を次世代に繋ぐネットワーク〜なでしこアクション」を立ち上げ、代表となる。海外の邦人女性とも連携し、対外発信、国連対策にも取り組む。著書に『女性が守る日本の誇り−「慰安婦問題」の真実を訴えるなでしこ活動録』(青林堂)、共著に『国連が世界に広めた「慰安婦=性奴隷」の嘘−ジュネーブ国連派遣団報告』(自由社)など。」
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