☲3〕─1─日本統治下の平壌は「東洋のエルサレム」だった。〜No.4 ①  

  ・   ・   ・   
 関連ブログを6つ立ち上げる。プロフィールに情報。  
   ・   ・   {東山道美濃国・百姓の次男・栗山正博}・    
 北朝鮮の主体(チュチェ)思想が近いのは、マルクス主義社会主義共産主義ではなく、儒教道教ではなく、キリスト教である。
 金王朝が憧れ、存続の為に手本としているのが、日本の皇室であった。
   ・   ・   ・   
 2020年6月4日号 週刊新潮佐藤優の頂上対決 我々はどう生き残るか
 李相哲
 佐藤 日本でなら私と李先生は同じ学生になりますが、先生は中国でお生まれになった朝鮮族の2世だとうかがいました。
 李 黒竜江省三江平原北部の村が故郷です。1930年代に韓国南部の慶尚道から集団で移住してできたところです。
 佐藤 日本統治時代の満州ですね。
 李 当時はやっぱり満州という場所にロマンがあって、両親はそれを追いかけて移り住んだそうです。
 佐藤 その地を開拓された。
 李 ええ、稲作です。それまで人の手が及ぶことのない土地でしたが、日本人が山の反対側にある松花江の水を、トンネルを掘って引っ張ってきた。もともと肥沃な土壌でしたから、欲しいだけ米が収穫できました。ただ寒いところで、稲が実るまで100日以上かかる。そのタネは北海道産です。だから幼い頃から北海道という地名は知っていました。
 佐藤 李先生が10代の頃、中国は文化大革命の真っ最中です。当時は北朝鮮が憧れの対象だったそうですね。
 李 1976年くらいまでは、もう全中国の若者が北朝鮮に憧れていました。だから中国東北部から10万人を超える朝鮮族の知識人が北朝鮮に渡っていきましたね。北朝鮮は先進国だったんです。私たちには北朝鮮の映画の影響が非常に大きい。映画の登場人物が非常に魅力的でした。
 佐藤 私も学生時代に北朝鮮の映画をかなり見たのですが、朝鮮戦争を扱った『崔鶴信(チェハクシン)の一家』は牧師が主人公で、北朝鮮におけるキリスト教がどういう位置づけだったかよくわかって、興味深かったです。
 李 もう50年以上前の映画ですね。私もよく覚えています。牧師はリチャードというアメリカ人で、実はCIA局員でした。朝鮮戦争が勃発して、二人の青年が韓国のある村にやってくるというシーンから始まる。
 佐藤 はい、そうです。最後はB-29による空襲で教会が燃え落ちるところで終わります。
 李 懐かしいですね。
 佐藤 それから、私はもともとチェコスロバキア共産党政権下の教会と国家の関係が専門だったのですが、現地で北朝鮮の教会に関して、面白い話を聞いたことがあります。平壌で世界青年学生平和友好祭をやったことがありましたね。
 李 1989年です。平和友好祭は、いわば社会主義国ユニバーシアードで、北朝鮮ソウル五輪に対抗する形で開催しました。
 佐藤 その時に各国からクリスチャンがたくさん来るので、カトリックプロテスタントの教会を一つずつ作ることになった。ところが神父も牧師もいないわけです。そこで朝鮮労働党は、カトリック東ドイツに、プロテスタントチェコに留学生を派遣して学ばせることにしたのですが、彼らが言うには、内容はいいから儀式だけ教えて欲しいと。
 李 北朝鮮らしいですね。
 佐藤 工作員を受け入れるようなものですから、チェコスロバキアがスイスの世界教会協議会に相談すると、是非受け入れなさい、形だけでもいつかその器の中に人が入ってくる可能性があるから、と言われたそうです。それで留学生を3年ほど受け入れた。
 李 日本統治下の平壌は『東洋のエルサレム』と呼ばれていました。
 佐藤 そうですね。布教が盛んで、神学校も教会もあった。
 李 金日成の父・金亨稷(キムヒョンジク)の通った祟実中学は朝鮮半島でもっとも優秀な学校でしたが、ミッションスクールです。また母・康盤石(ホンバンソク)の『バンソク』という名前は聖書から採っている。
 佐藤 岩の意味を持つ『ペテロ』ですね。
 李 金日成の母方の祖父は教育者で、有名なキリスト教信者でした。だから金王朝の家系はキリスト教と関係が深い。
 佐藤 金日成回顧録『世紀とともに』の第1巻には、子供の頃、母と一緒に教会へ行った話や、愛の教えと主体(チュチェ)思想は非常に近いということが書いてあります。
 李 実際、近いですよ。しかも金日成の著作は聖書のように扱われ、統治システムも金日成イエス・キリスト労働党の何々細胞委員長が教会長老の役目を果たしている。キリスト教がカルト化した感じです。
 佐藤 おっしゃる通りで、昨年、同志社大学神学部の授業で北朝鮮の映画『月尾島』を見せて、キリスト教的要素がどこにあるのか、と質問してみました。学生たちは、教会が朝鮮労働党でイエス金日成だ、と答えました。個人の命は有限でも、教会に属しイエスのために死んでいくのが救済、という構造を映画からきちんと読み取っていました。」
   ・   ・   ・   
 戦前の日本は、国費(税金)を投じて朝鮮北部や満州など寒冷地を開発・開拓し、そこに住む人びとの生活を改善し豊かにしていた。
 アメリカ・キリスト教会の牧師達は、東アジア全体で布教活動を行い、日本では失敗したが朝鮮では成功し朝鮮北部で多くの改宗者を得た。
 朝鮮北部は、キリスト教徒にとって「神の王国」であった。
   ・   ・   ・   
 朝鮮キリスト教会は反天皇反日本であった。
    ・   ・   ・   
 皇室は、民族独自の宮中祭祀を守る為にローマ教皇との友好関係を繫ぎ止めるべく腐心していた。
 カトリック教会は、日本人キリシタンの信仰を守る為に日本天皇の神聖を認めていた。
 バチカンと軍国日本との関係は良好であった。
 ただし、プロテスタント及びアメリカ・キリスト教会は反天皇反日本意識が強かった。  
   ・   ・   ・   
 反天皇反日朝鮮人独立派・過激派朝鮮人は敬虔なキリスト教徒であった。
 キリスト教朝鮮人テロリストは、日本人共産主義テロリストと同様に昭和天皇や皇族を惨殺する為に付け狙っていた。
   ・   ・   ・   
 共産主義者は、キリスト教会に浸透し、キリスト教関係者を洗脳して、数多くの赤い宣教師・赤い牧師・赤い神父を生み出し反天皇反日を活発化させていた。
   ・   ・   ・   
 KiriShin
 NCC 在日大韓基督教会と平壌へ訪朝団 対韓輸出規制でもメッセージ 2019年8月11日
 在日大韓基督教会(KCCJ)訪朝団(4人)と日本キリスト教協議会(NCCJ)訪朝団(4人)が北朝鮮の朝鮮基督教連盟との交流事業を目的に、7月27日から8月1日に平壌を訪問したことが明らかになった。朝鮮総連の機関紙『朝鮮新報』が「平壌発」として報じた。「鳳岫教会で行われた礼拝のようす」と説明のある写真も掲載されている。日時は明らかにされていないが、訪問期間内の礼拝とすれば、平壌の鳳岫(ポンス)教会で7月28日に行われたと見られる。
 今回の訪問は、東京オリンピックが開かれる2020年に、南北のキリスト教会の代表たちを日本に招致し、祖国の平和統一のための礼拝をささげる計画を協議するため、と同紙。在日朝鮮人平和統一協会の李栄勲副会長が同行したとも報じている。
 また、日本政府による輸出規制問題をめぐり、NCCJは7月17日、韓国プレスセンターで韓国NCC(韓国基督教教会協議会、NCCK)と共同記者会見を行った。NCCKは韓国キリスト者の立場からこの問題に関する声明を発表し、それに応答する形でNCCJが声明を発表した。全文は以下の通り。
 「日本の対韓輸出規制に対するキリスト者の立場」への応答メッセージ
 私たち日本キリスト教協議会は、東アジアの国々、ことに韓国・朝鮮の方々に対する日本の侵略戦争による植民地支配の歴史に対する罪を告白し、心からの謝罪と平和構築に向けた努力を怠らないことを誓うものであります。そして、日韓両国の市民社会とともに、互いを尊重し合い、東アジアの平和を希求する働きを共に担うものでありたいと願い、「日本の対韓輸出規制に対する韓国キリスト者の立場」に対して、連帯の意を表明いたします。
 3・1独立運動から100年を迎えた今年5月末に東京で開催された、第10 回日韓NCC 協議会共同声明の中で、「正義と平和、いのちの価値を実現する宣教の使命を担う者として、北東アジアの安全と平和の実現を阻む様々な現実を直視しつつ、発展的な⽇韓関係の形成と、北東アジアの平和の定着のための教会間協⼒の重要性を改めて認識し、さらに前向きな発想の転換によって両国政府が相互に協⼒することを期待する。北東アジアの市⺠社会の連帯を通して朝鮮半島における平和体制を確⽴し、平和憲法 9条を守り、さらに恒久的な平和のための“北東アジア共同の家”を建てることができるよう、⽇韓両国の教会が協⼒する。」と提言しました。
 しかしながら、日本政府が7月1日に、韓国の半導体とディスプレー関連素材3種類の輸出を規制すると明らかにしたことやその背後にある思惑によって、両国の信頼関係が大きく揺るがされようとしています。私たちは、政治・民間・宗教者という、あらゆるレベルにおける信頼構築のために、真摯に努力しつづけなければならず、ことに、日韓のキリスト者はその橋渡しの役割を担う者であると自覚をしています。それゆえに輸出規制措置が解かれ、今年6月に大阪で開かれたG20首脳会談で採択された「自由、公平、無差別で透明性があり、予測可能な安定した貿易および投資環境を実現し、われわれの市場を開放的に保つよう努力する」とした声明文のように、良好で配慮を怠らない日韓関係の回復を祈り求めます。
 そして、「平和を実現する人々は幸いである」というイエスの教えに従い、その使命を広く市民社会と共有し、国家主義民族主義の限界をこえた、あらゆる生命が尊ばれる世界へと導かれるよう、北東アジア地域の和解と平和、正義と公正のために最善を尽くす者でありたい願っています。
 2019年7月17日
 日本キリスト教協議会
   ・   ・   ・   
 ウィキペディア
 朝鮮民主主義人民共和国北朝鮮)のカトリックは、世界でも最悪の信教の自由に対する抑圧を受けている。差別、嫌がらせ、逮捕、拷問、収容所、そして死刑の可能性もある。 カトリック教会の信者数は正確には不明であるが、2002年の国際連合人権理事会の報告では800人ほどと推定されている一方で、大韓民国や国際的なキリスト教の団体はそれよりもずっと多い筈だと考えている。
 カトリック信者は出身成分上、最下層である敵対階層に分類される。
 承認されていない一切の宗教活動は厳しく制限されている。国家によって設立された朝鮮カトリック教協会 (Korean Catholic Association)が存在するがバチカンとのつながりは無い。また朝鮮民主主義人民共和国には常駐する(本来の)カトリックの聖職者はいない。 首都平壌には国が管理する長忠大聖堂があるが、平壌以外からの脱北者は誰も知らないという。教会では外国から食糧支援団体が来ている時や、外国人の訪問者が来る時には集まりが行われる。教会を訪れた人の証言では、北朝鮮の出席者は外国人と会話する事を認められておらず、子供は誰もおらず、ツアーバスで集会に行き来する[2][3]。
 大司教区と司教区
 バチカン朝鮮民主主義人民共和国を国家承認しておらず、大韓民国(韓国)の領土の一部であるとしている(以北五道を参照)。そのため北朝鮮実効支配地域にも、名目上韓国カトリック教会の大司教区・司教区が設置されている。しかし、現地ではいかなる宗教活動も行えていない状態にある。
 「大韓民国カトリック#大司教区と司教区」を参照
   ・   ・   ・   
 CHRIS✝IAN PRESS
 国際
 北朝鮮の宗教迫害10の真実
 投稿日:2019年7月23日 -吉田暁(よしだ・さとし)チャペル・こひつじ客員
 北朝鮮は、金正恩キム・ジョンウン)による独裁体制の中にある。それは、彼の父である金正日キム・ジョンイル)の時代から続いている。
 宣教団体オープン・ドアーズの宗教迫害ランキングでは、2002年以降第1位であり、世界で最も激しい宗教迫害国家とされている。
 独裁政権は、思想の自由、信教の自由、表現の自由、そして情報へのアクセスを国民に認めていない。
 以下は、北朝鮮における宗教的な迫害に関する10の真実だ。
 1、世界で最も閉ざされた国
 金正恩体制にとって、キリスト教は西洋の敵性宗教だ。そのため、クリスチャンは信仰を隠さなければならない。見つかった時には、さまざまな迫害に苦しむことになる。投獄、強制労働、死刑に処せられる場合もある。
 2、30万人に及ぶ迫害を受けるクリスチャン
 迫害にもかかわらず、北朝鮮では宣教師が活動している。宣教団体オープン・ドアーズによると、迫害下にあるクリスチャンが少なくとも30万人も存在する。正確な人数は判明していないが、そのうちの多くが極秘のうちに教会に通っており、政府による脅迫の中を生活している。
 3、金ファミリー
 初代の金日成(キム・イルソン)は、幼少期に家族と共に教会に通っていたが、政権の座に就くと、クリスチャンからの支持を受けることができなかったため、クリスチャンに対して反発を始めた。金日成支持派と反共グループの間の闘争によって多数の死傷者を生み出した。反共グループのリーダーの多くがクリスチャンだったため、1948年までにクリスチャンは投獄された。
 4、共産主義キリスト教
 共産主義者側が戦いに勝利し、クリスチャンは信仰を捨てるか、共産主義者になるか、韓国へ逃げるか、殉教者になって死ぬか、投獄されるかの選択を迫られた。1946~53年までの間、150万人以上の北朝鮮人が韓国へ逃亡し、その多くがクリスチャンだった。
 5、70年に及ぶ迫害
 この70年の間に、北朝鮮人クリスチャンの生活は危険にさらされ続けた。キリスト教慈善団体インターナショナル・クリスチャン・コンサーン(ICC)によると、少なくとも5万人のクリスチャンが信仰によって投獄され、その他多数の人々が強制労働を課せられている。
 6、秘密裡(り)の信仰
何が起こるか分からない恐怖の中、北朝鮮クリスチャンは、極秘に信仰を守らなければならない。近隣住民が当局に密告するので、祈りや大きな声での賛美ができない。
 大多数の教会は、捕らえられないように口を閉ざし、民家や地下に潜んだものの、それでも当局によって発見され、教会に通うクリスチャンは厳しく処罰されている。
 7、投獄と拷問
 捕らえられた場合、クリスチャンは投獄され、拷問を受ける。信仰のために捕らえられ、後に拷問や暴力を受けた女性の告発をICCは次のように公表した。
 「彼女は髪の毛を剃(そ)られ、中国に出国したことについて、中国で誰と知り合ったのか、どこの教会に通っていたのか、聖書を持っていたかどうかなどについて、警察官からの暴力的な尋問を繰り返し受けた」
8、人権侵害
投獄だけではなく、拷問、強姦、処刑、さらには棄教しない者は十字架刑に処せられたというクリスチャンによる報告もある。
イギリスのNGO団体CSWは報告書の中で、共産主義独裁政権による残虐行為について、「クリスチャンはきわめて激しい迫害を受けており、朝鮮労働党は彼らを反革命分子や帝国主義者と決めつけている」と公表した。
 9、国際団体による信教の自由の保護
 さまざまなNGOが、共産主義政権に対して、思想や信教の自由を保障するように圧力をかけている。今年になって、北朝鮮問題を提起することを目的とした「北朝鮮の信教の自由のための国際同盟」が発足した。
 10、教会数は増えている
政府によるキリスト教排斥の企てにもかかわらず、多くの宣教師が極秘に活動するとともに、獄中でも宣教活動を行うなど、宗教的活動は引き続き行われている。
 本記事は、ブラジルのキリスト教メディア「ゴスペル・プライム」に掲載された記事より翻訳し、編集しました。翻訳にあたって、多少の省略をしています。
 出典URL:https://www.gospelprime.com.br/fatos-perseguicao-religiosa-coreia-do-norte/
   ・   ・   ・   
 On-Line
世界キリスト教情報
 世界キリスト教情報 第1489信(2019.08.05)
 在日大韓基督教会と日本キリスト教協議会平壌へ訪朝団
 「安倍政権糾弾」...ソウルで大規模集会
 ひつぎの中は生きた人...無病息災祈るスペインの奇祭
 宗教や宗派違い超え、滋賀・延暦寺で世界平和祈る
 《メディア展望》
◎在日大韓基督教会と日本キリスト教協議会平壌へ訪朝団
 在日大韓基督教会(KCCJ)訪朝団(4人)と日本キリスト教協議会(NCCJ)訪朝団(4人)が北朝鮮の朝鮮基督教連盟との交流事業を目的に、7月27日から8月1日に平壌を訪問したことが明らかになった。朝鮮総連の機関紙『朝鮮新報』が「平壌発」として報じた。「鳳岫教会で行われた礼拝のようす」と説明のある写真も掲載されている。日時は明らかにされていないが、訪問期間内の礼拝とすれば、平壌の鳳岫(ポンス)教会で7月28日に行われたと見られる。
 今回の訪問は、東京オリンピックが開かれる2020年に、南北のキリスト教会の代表たちを日本に招致し、祖国の平和統一のための礼拝を捧げる計画を協議するため、と同紙。在日朝鮮人平和統一協会の李栄勲副会長が同行したとも報じている。
(CJC)
◎「安倍政権糾弾」...ソウルで大規模集会
 【CJC】民主労総、韓国進歩連帯、韓国YMCAなど韓国の680以上の市民社会団体が8月3日午後7時ごろ、ソウルの旧日本大使館近くで「歴史歪曲、経済侵略、平和威嚇安倍糾弾3次ろうそく文化祭」を開いた。
 韓国紙『中央日報』(日本語電子版)によると、主催者側推定1万5000人の参加者は、「安倍政権を糾弾する、強制労働謝罪せよ」などと書かれたプラカードを持ち、集会場所を埋め尽くした。
この日の行事では日本の市民社会団体活動家の『強制動員問題解決と過去清算のための共同行動』が送ってきた連帯メッセージが公開された。
 連帯メッセージは「(日本政府の措置は)強制動員問題に対して韓国に加える報復で、韓日間の緊張を高めさせ両国民間の対立感情を起こす。これは本人が追及されている強制動員問題から視線をそらすために貿易問題を持ち出したもの」とし、「日本企業が大法院判決を受け入れるようにし、被害者が権利を回復することがわれわれの要求。韓日市民は対立するのではなく安倍政権に対して手を取り合い連帯してともに戦おう」と主張している。
 市民行動は10日午後7時にも日本大使館前で安倍政権糾弾ろうそく文化祭を開催する予定。また15日の光復節解放記念日)にはソウルの光化門(クァンファムン)広場で大規模ろうそく行事を実施する。

 ◎ひつぎの中は生きた人...無病息災祈るスペインの奇祭
 【CJC】ふたが開いたままのひつぎを担いだ人々が、教会と墓地を練り歩く。周りでは人々が聖歌を歌っている――だが、ひつぎに入っているのは死人ではなく生きた人という、スペイン北西部ガリシア州ラスニエベスの村で毎年7月29日に行われている奇妙な儀式的行事を仏AFP通信(日本語電子版)が写真入りで紹介している。
 この行事は、現地で最も重要な聖人とされるマルタの兄弟ラザロを、イエス・キリストが、死からよみがえらせたとされる聖書の物語に由来している。
 人々は、自分や愛する人が病気になったり事故に遭わなかったりしたことを聖人マルタに感謝し、これからの無病息災を祈るという。

◎宗教や宗派違い超え、滋賀・延暦寺で世界平和祈る
 宗教や宗派の違いを超えて国内外の宗教者が集う「世界平和祈りの集い」が8月4日、滋賀県大津市天台宗総本山・延暦寺であった。京都新聞などによると、仏教や神道キリスト教イスラム教などの代表者ら約900人が参列、紛争や迫害のない世界の実現を祈った。
 会場となった延暦寺「祈りの広場」の舞台には地球を見立てた球体が設置され、全国の青少年や参拝者が折った折り鶴が奉納された。森川宏映天台座主は「武力による威嚇や衝突が絶えない今こそ、恒久平和実現のために世界の宗教者が努力し、その使命を全うすることを誓う」と述べた。
 各宗教の代表者11人が登壇し、境内にある「平和の鐘」が打ち鳴らされる中、参列者と共に黙とうした。日本キリスト教連合会を代表して大塚喜直カトリック京都司教、世界連邦日本宗教委員会を代表して野下千年カトリック長崎大司教区司祭ら、その後、バチカンローマ教皇庁)諸宗教対話評議会や世界仏教徒連盟からのメッセージも紹介され、参列者が諸宗教間の対話や協調を通じた平和構築への思いを新たにした。
 世界平和祈りの集いは、1987年に開かれた「比叡山宗教サミット」の精神を受け継ぐため、天台宗国際平和宗教協力協会が毎夏、開催している。(CJC)
   ・   ・   ・